便失禁の原因を個別に見極めて治療してくれる専門外来のある病院

ちょっとした拍子に便が漏れてしまう「便失禁」(べんしっきん)。『日本大腸肛門病院誌2011』(便失禁の評価と治療総論)によると、便失禁に悩む人は全国でなんと約500万人近くいるんです。誰にも言えずに悩んでいる方も多いことから、その数字も氷山の一角に過ぎないとも考えられています。そこで、人に相談しづらい便トラブルの悩みを解消するための解決策として、なかなか治らない便失禁を改善できる専門外来のある病院をご紹介します。

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便失禁の原因は十人十色

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ひとくちに便失禁といっても症状の出方や原因は十人十色。もっとも多いといわれているのは、加齢により肛門の筋肉がゆるんでしまうことで便が漏れてしまう便失禁。いわゆる便漏れ。さらに過度のアルコール摂取などで便が軟らかくなりすぎて漏れてしまう便失禁や直腸がんをはじめとする病が原因の便失禁など、さまざまです。

そのため消化器内科・泌尿器科・肛門科・産婦人科など従来の病院の診療科では対応しきれず、便失禁の原因を特定することは難しいとされてきました。

あらゆる便の悩みを専門的に扱う外来のある病院

そこで、2013年6月に、埼玉県さいたま市にある指扇病院(さしおうぎびょういん)に設立されたのが、排便機能外来(はいべんきのうがいらい)。さまざまな診療科の垣根を越えた便トラブルに特化した診察・治療を実現させました。なかなか治らない便失禁を改善できるとして便トラブルに悩む患者さんに一条の光を与えている専門外来です。

排便機能外来の診察内容

指扇病院の排便機能外来で、まず最初に行なわれるのが「便失禁問診票」。病院が独自に開発した便失禁に関する問診票で、◇漏らした便は固いのか軟らかいのか。◇便意を感じず知らない間に下着を汚してしまったことがあるか。◇それとも便意を感じはしたがトイレに間に合わなかったのか――など、42項目に及ぶ質問から便失禁の原因と治療法を患者さんごとに探り出します。

便失禁の種類は大別すると二種類

便失禁のタイプは大きく二つに分けられます。ひとつ目は、便意を感じることなく、知らず知らずのうちに便を漏らしてしまう「漏出性便失禁」(ろうしゅつせいべんしっきん)。二つ目には、便意を感じるもののトイレまでがまんできずに漏らしてしまう「切迫性便失禁」(せっぱくせいべんしっきん)

二種類の便失禁に共通する主な原因

この二つの便失禁に共通する主な原因は肛門の筋肉。肛門の周囲には意識していなくても肛門を締めてくれる内肛門括約筋(ないこうもんかつやくきん)と、意識して肛門を締める外肛門括約筋(がいこうもんかつやくきん)という二種類の筋肉があります。

便失禁の治療法

現在、指扇病院の排便機能外来では、内肛門括約筋が弱った患者さんには主に投薬治療が行なわれ、外肛門括約筋が弱った患者さんには筋肉を鍛えるバイオフィードバック療法と呼ばれる治療が行なわれています。

さらに新たな便失禁の治療法として「仙骨神経刺激療法」も導入されました。仙骨神経刺激療法とは、排便を司る仙骨神経に電気刺激を与え、排便の機能を回復させる最新の治療法です。

埼玉県さいたま市西区宝来1295-1

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ちなみに排便機能外来のある指扇病院(さしおうぎびょういん)の住所は、埼玉県さいたま市西区宝来1295-1。正確な場所は上記の地図(Googleマップ)で確認できます。排便機能外来の詳細や診療日・診療時間などについては 指扇病院のホームーページ で確認してください。診察には予約が必要です。
 

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