閉寒成冬・熊蟄穴・鱖魚群|大雪の期間と時候の挨拶文

冬の二十四節気・大雪(だいせつ)の時期(12月7日頃から12月20日頃)に手紙やはがきに使える季節の挨拶を七十二候◇第61候・閉寒成冬(12月7日頃から12月11日頃)◇第62候・熊蟄穴(12月12日頃から12月15日頃)◇第63候・鱖魚群(12月16日頃から12月20日頃)――ごとに、季語をまじえて解説していきます。

スポンサーリンク


二十四節気<大雪>七十二候(12月7日ごろ~12月20日ごろ)

猿

大雪。読み方は「だいせつ」。いよいよ本格的に雪が降り出すころのこと。寒さが厳しさを増し雪の降る量が大きくなる=ひどくなる、という意味です。暦の上で大雪というと、12月7日ごろから次の二十四節気(にじゅうしせっき)の冬至(とうじ)前日まで、12月7日頃から12月20日頃までの期間をいいます。

大雪の時期を三つに分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、初候(12月7日頃から12月11日頃)は閉寒成冬(そらさむくふゆとなる)。次候(12月12日頃から12月15日頃)は熊蟄穴(くまあなにこもる)。末候(12月16日頃から12月20日頃)は鱖魚群(さけのうおむらがる)と読みます。

二十四節気の大雪の時期(12月7日頃から12月20日頃)、手紙やはがきの時候の挨拶に七十二候を入れると季節感のある書き出しになります。以下、12月上旬から12月中旬の手紙やはがきに使える季節の挨拶文例を紹介します。

大雪・初候(閉寒成冬)12月7日ごろ~12月11日ごろの時候の挨拶

雪山

閉寒成冬。読み方は「そらさむくふゆとなる」。天地の気が寒さで塞(ふさ)がって、本格的な冬が訪れるころという意味。この時期、灰色の雲に覆われた空のことを「雪曇」といいます。二十四節気の大雪・初候、七十二候の第61候にあたります。新暦では、12月7日ごろから12月11日ごろまで。

この時期(大雪・初候)に使える季語は、歳末助け合い運動・救世軍・風呂吹き大根・鰤(ぶり)・大鷺(だいさぎ)・雪吊り(ゆきつり)・針供養(はりくよう)など。

12月7頃から12月11日頃に使える時候の挨拶文例…閉寒成冬の候、/歳末助け合い運動の季節となりました。/風呂吹き大根の美味しい季節になりました。/木枯らしの冷たさが身にしみる季節になりました。/寒ブリの美味しい季節、/雪吊りの光景が本格的な冬の到来を告げています。

大雪・次候(熊蟄穴)12月12日ごろ~12月15日ごろの時候の挨拶

熊

熊蟄穴。読み方は「くまあなにこもる」。熊が穴に入って冬ごもりをするころという意味です。二十四節気の大雪・次候、七十二候の第62候にあたります。新暦では、12月12日ごろから12月15日ごろまで。

この時期(大雪・次候)の季語は、正月の事始め・牡蠣(かき)・葱(ねぎ)・藪椿(やぶつばき)・世田谷ボロ市・忠臣蔵の討ち入り(12月14日)など。

12月12日頃から12月15日頃に使える季節の挨拶文例…熊蟄穴の候、/今年も正月の事始めの季節になりました。/牡蠣のおいしい季節になりました。/サザンカに雪片の舞う時節となりました。/世田谷ボロ市が本格的な冬の訪れを告げる今日この頃/本格的な冬がやってきました。/正月の準備を始める季節になりました。

大雪・末候(鱖魚群)12月16日ごろ~12月20日ごろの時候の挨拶

鮭

鱖魚群。読み方は「さけのうおむらがる」。「さけむらがる」とも読みます。鮭が群れをなして川を遡(さかのぼる)るころという意味。海で育った鮭が生まれ故郷の川に戻ってくることを「鮭の遡上」(さけのそじょう)といい、冬の風物詩のひとつです。「鱖魚群」は二十四節気の大雪・末候、七十二候の第63候にあたります。新暦では、12月16日ごろから12月20日ごろまで。

この時期(大雪・末候)に使える季語は、鮭(さけ)・韮(にら)・ムラサキシジミ(紫小灰蝶)・羽子板市・念仏の口止めなど。念仏の口止めとは、正月の神様(年神様=としがみさま)は念仏を嫌がることから暮れの12月16日から年明けの1月16日「念仏の口明け」まで念仏を唱えてはいけないという風習のこと。

12月16日頃から12月20日頃に使える時候の挨拶文例…鱖魚群の候、/ムラサキシジミが枯れ葉の下でひっそりと羽をたたんでいます。/タラの美味しい季節になりました。/浅草寺の羽子板市が年の暮れを告げる季節となりました。/今年ももう数えるほどになりました。/年の瀬も迫ってまいりました。/今年は例年になく暖かい師走になっています。

大雪の時候の挨拶を入れたお歳暮のお礼はがき文例

お歳暮のお礼はがき文例

お歳暮に珈琲豆の詰め合わせをいただいたお礼のはがきを作りました。はがきを出すのは12月上旬(12月10日ごろ)。二十四節気は大雪。七十二候では大雪の初候・閉寒成冬(らさむくふゆとなる)にあたります。

お歳暮のお礼はがきの文面は以下のとおり。印刷は縦書きです(上記写真)

寒さが身にしみる季節になりました。このたびはお心づくしのお歳暮の品をお贈りいただきありがとうございました。毎年お心にかけていただき恐縮です。コスタリカのブラックハニーをさっそく挽いていただきました。甘みがあって、温度が下がるとほのかに酸味も感じられ、優雅なコーヒータイムを過ごせました。次はエメラルドマウンテンをいただいてみます。今年は例年になく冬が駆け足でやってくるとか。くれぐれもご自愛ください。とり急ぎお礼まで。

小雪の挨拶文(大雪の前)|(大雪の次)冬至の挨拶文

スポンサーリンク