款冬華・水沢腹堅・ 鶏始乳|大寒の期間と時候の挨拶文

冬の二十四節気・大寒(だいかん)の時期(1月20日頃から2月3日頃)に手紙やはがきに使える季節の挨拶を七十二候◇第70候・款冬華(1月20日頃から1月24日頃)◇第71候・水沢腹堅(1月25日頃から1月29日頃)◇第72候・鶏始乳(1月30日頃から2月3日頃)――ごとに、季語をまじえて解説していきます。

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二十四節気<大寒>七十二候(1月20日ごろ~2月3日ごろ)

丹頂鶴

大寒。読み方は「だいかん」。一年で寒さがもっとも厳しいころのこと。夏の大暑(たいしょ)を裏返したような日々が続きます。寒の入り(小寒)から数えて15日後にあたり、小寒から大寒までと、大寒から立春までの15日間、通算30日間を寒の内といいます。暦の上で大寒というと、1月20日ごろから次の二十四節気(にじゅうしせっき)の立春(りっしゅん)前日まで、1月20日頃から2月3日頃までの期間をいいます。

大寒の時期を三つに分けた七十二候(しちじゅうにこう)では、初候(1月20日頃から1月24日頃)は款冬華(ふきのはなさく)。次候(1月25日頃から1月29日頃)は水沢腹堅(さわみずこおりつめる)。末候(1月30日頃から2月3日頃)は鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)と読みます。

二十四節気の大寒の時期(1月20日頃から2月3日頃)、手紙やはがきの時候の挨拶に七十二候を入れると季節感のある書き出しになります。以下、1月下旬から2月上旬の手紙やはがきに使える季節の挨拶文例を紹介します。

大寒・初候(款冬華)1月20日ごろ~1月24日ごろの時候の挨拶

蕗の薹

款そ。読み方は「ふきのはなさく」。「ふきのとうはなさく」「かんとうはなさく」とも読みます。蕗(ふき)の花が咲き始めるころという意味。「款冬」(かんとう)とは蕗(ふき)の別名。厳寒の地の下では春の準備が着々と進んでいます。二十四節気の大寒・初候、七十二候の第70候にあたります。新暦では、1月20日ごろから1月24日ごろまで。

この時期(大寒・初候)に使える季語は、三寒四温(さんかんしおん)・二十日正月(はつかしょうがつ)・赤貝(あかがい)・小松菜(こまつな)・南天(なんてん)・アオジ(青鵐)・初地蔵(はつじぞう)など。

1月20日頃から1月24日頃に使える時候の挨拶文例…款冬華の候、/冬空の下、南天の実が赤く色づいています。/大寒の折、寒さが身に染み入ります。/冬の野原にアオジの声が響き渡る今日この頃、/凍てつく地の下から蕗の薹が顔を出し始める季節、/三寒四温の名のとおり久しぶりに暖かい日となりました。

大寒・次候(水沢腹堅)1月24日ごろ~1月29日ごろの時候の挨拶

福寿草

水沢腹堅。読み方は「さわみずこおりつめる」。「みずさわあつくかたし」とも読みます。沢を流れている水も(寒さで氷となって)厚く張り詰めるころという意味。一年でもっとも寒い時期を迎えます。「水沢腹堅」は、二十四節気の大寒・次候、七十二候の第71候にあたります。新暦では、1月24日ごろから1月29日ごろまで。

この時期(大寒・次候)の季語は、春隣(はるとなり)・ワカサギ(若鷺・公魚・鰙)・水菜(みずな)・ジョウビタキ(尉鶲・常鶲)・福寿草(ふくじゅそう)・樹氷(じゅひょう)など。

1月24日頃から1月29日頃に使える季節の挨拶文例…水沢腹堅の候、/春隣とは申すものの底冷えの毎日が続きます。/冬空にジョウビタキの鳴き声が響いております。/寒中お見舞い申し上げます。/福寿草が花を開く季節になりました。/大寒を迎え冬将軍の到来。風邪などひかれていませんか。/記録的な大雪のニュースが続いています。

大寒・末候( 鶏始乳)1月30日ごろ~2月3日ごろの時候の挨拶

節分草

鶏始乳。読み方は「にわとりはじめてとやにつく」。「にわとりはじめてにゅうす」とも読みます。ニワトリ(鶏)が卵を産み始めるころという意味。今は鶏卵は養鶏場で生産されますが、放し飼いや平飼いが行なわれていた昔は、春から夏にかけてが鶏の産卵期でした。「鶏始乳」は二十四節気の大寒・末候、七十二候の第72候にあたります。新暦では、1月30日ごろから2月3日ごろまで。

この時期(大寒・末候)に使える季語は、節分草(せつぶんそう)・カワラヒワ(河原鶸)・節分(せつぶん)・金柑(きんかん)・晦日正月(みそかしょうがつ=1月31日)・恵方巻(えほうまき)・豆まき(まめまき)・メヒカリ(目光)・ズワイガニ(楚蟹)・イイダコ(飯蛸)など。

1月30日頃から2月3日頃に使える時候の挨拶文例…鶏始乳の候、/立春も間近ですが、まだまだ寒い日が続いております。/ズワイガニの美味しい季節になりました。/節分草の可憐な花に春の訪れをかすかに感じる今日この頃、/晦日正月が過ぎ、寒明けも間近。/寒気なかなか衰えぬ今日この頃、/早咲きの梅がちらほらと目につく時節になりました。

年賀状を出しそびれた人に送る寒中見舞いはがきの文例

寒中見舞い文面

>年賀状を出しそびれた人に送る寒中見舞いはがきを作りました。寒中見舞いを出す期間は松の内が明けて立春まで(1月7日~2月4日ごろ)。立春以降(2月末日ごろまで)は「余寒見舞い」(よかんみまい)になります。なお喪中はがきをもらった人に出す寒中見舞いの文例は「 小寒の期間と時候の挨拶文 」(記事下)に載せてあります。

寒中見舞いの文面は以下のとおり。印刷は縦書きです(上記写真)

寒中お見舞い申しあげます。年賀状をいただきながら、お礼のごあいさつが遅れてしまい、申しわけありませんでした。飯島さんは良き新年をお迎えしたご様子。心からお喜び申しあげます。大寒の折、厳しい寒さが続きます。くれぐれもご自愛ください。今年もよろしくお願い申しあげます。平成○年一月○日

小寒の挨拶文(大寒の前)|(大寒の次)立春の挨拶文

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