蝋梅の種類を写真で解説|福寿蝋梅・満月蝋梅・素心蝋梅・実生蝋梅

見ごろを迎えた約40本の蝋梅(ロウバイ)が咲く埼玉県さいたま市見沼区にある石井実生園(いしいみしょうえん)で撮影した蝋梅の花を種類ごとに写真とともに実際に見比べた感想を交えて解説します。蝋梅の種類は◇福寿蝋梅(フクジュロウバイ)◇満月蝋梅(マンゲツロウバイ)◇素心蝋梅(ソシンロウバイ)◇実生蝋梅(ミショウロウバイ)――の4品種です。

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フクジュロウバイ|福寿蝋梅の花の写真

フクジュロウバイ(福寿蝋梅)

福寿蝋梅(フクジュロウバイ)。「福寿」といえば福寿草(フクジュソウ)を思い浮かべますが、福寿草のような鮮やかな黄色の花をした蝋梅です。

福寿蝋梅の花

福寿蝋梅の花の写真です。内側の花の芯は輪切りにしたレンコンのような形をしています。匂いはそれほど強くはありませんが蘭に似た感じの香りがしました。なんといっても福寿蝋梅は名前が素敵ですね。「福」と「寿」。幸せをもたらしてくれそうなお花です。

マンゲツロウバイ|満月蝋梅の花の写真

マンゲツロウバイ(満月蝋梅)

満月蝋梅(マンゲツロウバイ)。「満月」とは名前が素敵ですね。お花屋さんでも満月蝋梅は人気の品種で、苗木を買って自宅の庭に植えている人も多いそうです。

満月蝋梅の花

満月蝋梅の花の写真です。満月蝋梅の名前の由来は、つぼみが満月みたいに丸いからではありません。花の中心に赤褐色の丸い輪が見えますね(上の写真)。この形が満月のように見えるから満月蝋梅と名告げられたそうです(石井実生園のご主人談)


福寿蝋梅と満月蝋梅の見分け方

福寿蝋梅と満月蝋梅

石井実生園のご主人が、福寿蝋梅(ふくじゅろうばい)と満月蝋梅(まんげつろうばい)の花の見分け方を教えてくれました。花の色ではなく花の芯の色で見分けるそうです。上の写真で、左側が満月蝋梅、右側が福寿蝋梅。福寿蝋梅は花びらと花の芯が同じ色をしているのが分かります。左側の満月蝋梅は(ちょっと見にくいですが)花びらは黄色ですが、花芯に赤茶色の縁ができています。

ソシンロウバイ|素心蝋梅の花の写真

ソシンロウバイ(素心蝋梅)

素心蝋梅。読み方は「ソシンロウバイ」。満月蝋梅と並んで蝋梅の品種では代表格。満月蝋梅は花の中(花芯)に赤褐色の輪が入っていますが、素心蝋梅は、花弁も花芯も同じ色(黄色)をしていることから「素心=混ざり物のない純粋な」という意味で「素心」の名が付けられました(諸説あるようです)

素心蝋梅の花

素心蝋梅の花の写真です。福寿蝋梅や満月蝋梅などに比べると、少し薄い黄色というか、透明感のある黄色というか、淡い黄色という感じです。少しうつ向き加減に咲く、けなげな咲き方も蝋梅の魅力ですね。

ミショウロウバイ(実生蝋梅)の花の写真

ミショウロウバイ(実生蝋梅)

こちら(上の写真)は実生蝋梅。読み方は「ミショウロウバイ」。「実生」の読み方と意味を石井実生園のご主人にうかがったところ「実生」は、「みせい」と読まれることもありますが、正しくは「みしょう」と読みます。意味は、種をまいて育てる繁殖法のこと。接ぎ木や挿し木などで育てることは「実生」とは呼ばないそうです。

実生蝋梅の花

ミショウロウバイ(実生蝋梅)の花の写真です。色は透明感のある黄色。福寿蝋梅よりも素心蝋梅に近い黄色です。花の芯は花びらと同じ色をしているので、満月蝋梅ではなく素心蝋梅に似ています。

蝋梅の花の香り

蝋梅の花

蝋梅の花は、種類によって花びらの色の濃淡や花芯(かしん)の色が微妙に違いますが(ほとんど同じのもありますが)、蝋梅の花の香りは種類によってかぎ分けることはかなり難しいですね。実際に私は匂いの違いは分かりませんでした。どの品種も蘭に近い香りがするかなぁ…という程度でした。もう少し臭覚が敏感だと品種ごとに香りの区別がつくのかもしれません。

蝋梅と梅は品種が違います。

蝋梅の生け花

ちなみに蝋梅は、名前に「梅」が付いていますが、バラ科の梅(白梅とか紅梅とか)とは品種が違います。いわゆる梅の仲間ではありません。ロウバイ科に属する落葉低木です。黄色い梅と書いて「黄梅」(オウバイ)と読む品種もありますが、こちらも梅の仲間ではありません。黄梅はジャスミンの仲間になります。

石井実生園のロウバイまつりと場所や地図

石井実生園のロウバイまつり

石井実生園(いしいしょうみえん)のロウバイまつり(ロウバイ観賞・ミニまつり)の様子や石井実生園の場所や地図・駐車場などについては下記記事で詳しくレポートしています。
 
 蝋梅の名所<埼玉県さいたま市>石井実生園に行ってきました。
 

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