3月の俳句と季語|初桜折しも今日はよい日なり(松尾芭蕉)ほか30句

3月の俳句と季語を選りすぐりました。全30句。3月の手紙にも使えるように、上旬・中旬・下旬ごとに分け、手紙を受け取った相手に、より季節感が伝わるような俳句を選んであります。たとえば3月の中旬に出す手紙やはがきに俳句を入れるなら「初桜折しも今日はよい日なり」(松尾芭蕉)。そしてこの句を使って送別会のお知らせはがきを書くとしたらこんな感じになります――

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3月の俳句を挨拶文に入れた送別会のお知らせはがき文面

「初桜折しも今日はよい日なり」(松尾芭蕉)「はつざくら おりしもきょうは よいひなり」(まつおばしょう)という俳句を入れた送別会のお知らせはがきの文面を作ってみました。お知らせはがきの一例としてお読みください。なお文中の斜線( / )は改行の目安です。

初桜折しも今日はよい日なり(松尾芭蕉)

お変わりなくお過ごしのことと思います。さて、橋本智香子さんが三月末で保木間センターを退職されます。つきましては、内輪(一期生)で橋本さんを囲んで送別会を行ないたいと思います。/場所は、谷塚駅から徒歩八分の田舎料理・うちだや/日程…三月三十日(金曜日)/時間…午後七時から午後九時まで/参加費は五千円〈記念品代を含みます〉/出席の有無は三月二十七日〈火曜日〉までに千葉までご一報ください。〇九〇―〇〇〇〇―〇〇〇〇/まずはお知らせまで

3月の俳句と季語|3月上旬に出す手紙やはがきの挨拶文に

雛人形

●弥生(やよい)…碧天や雪煙たつ弥生富士(水原秋桜子)●春めく(はるめく)…春めきてもの果てなる空の色(飯田蛇笏)
●白酒(しろざけ)…白酒や玉の杯一つづつ(村上鬼城)●雛祭(ひなまつり)…雛祭る都はづれや桃の月(与謝蕪村)●啓蟄(けいちつ)…啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる(山口青邨)

●暖か(あたたか)…暖かや飴の中から桃太郎(川端茅舎)●春雨(はるさめ)…東山低し春雨傘のうち(高浜虚子)●木の芽(このめ)…今掃きし土に苞ぬぐ木の芽かな(杉田久女)●初蝶(はつちょう)…初蝶のぎくしやくよぎる竹林(岡ともこ)●鶯(うぐいす)…鶯や障子あくれば東山(夏目漱石)

3月の俳句と季語|3月中旬に出す手紙やはがきの挨拶文に

桃の花

●春の雷(はるのらい)…下町は雨になりけり春の雷(まさおかしき)●雪柳(ゆきやなぎ)…雪柳さらりと女盛り過ぐ(高橋淡路女)●燕(つばめ)…田のくろにねこのつめとぐつばめかな(村上鬼城)●嫁菜飯(よめなめし)…炊き上げてうすき緑や嫁菜飯(杉田久女)●彼岸桜(ひがんざくら)…まづ青む彼岸桜のつぼみかな(正岡子規)

●涅槃像(ねはんぞう)…神垣や思ひもかけず涅槃像(松尾芭蕉)●彼岸(ひがん)…藁屋根のあをぞらかぶる彼岸かな(久保田万太郎)●桃の花(もものはな)…故郷はいとこの多し桃の花(与謝蕪村)●初桜(はつざくら)…初桜折しも今日はよい日なり(松尾芭蕉)●涅槃西風(ねはんにし)…空曲げて旗をひろげる涅槃西風(秋元不死男)●春の空(はるのそら)…閑かさは何の心や春のそら(加賀千代女)

3月の俳句と季語|3月下旬に出す手紙やはがきの挨拶文に

蒲公英

●薇(ぜんまい)…ぜんまいや松風ただに聴くばかり(木津柳芽)●蒲公英(たんぽぽ)…蒲公英のかたさや海の日も一輪(中村草田男)●卒業(そつぎょう)…波ふえて卒業の日の沖見えず(藤田湘子)●菫(すみれ)…山路来てなにやらゆかしすみれ草(松尾芭蕉)●春の山(はるのやま)…草籠の蔭に雉子や春の山(飯田蛇笏)

●春の海(はるのうみ)…春の海終日のたりのたり哉(与謝蕪村)●椿(つばき)…咲き満ちてほのかに幽し夕椿(日野草城)●桜(さくら)…夕ざくらけふも昔に成にけり(小林一茶)●菜の花(なのはな)…菜の花や月は東に日は西に(与謝蕪村)●木蓮(もくれん)…木蓮のつぼみのひかり立ちそろふ(長谷川素逝)

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