鬼は内、福は外!の掛け声で節分の豆まきをする福知山市の大原神社

「鬼は内、福は外」の掛け声で節分の豆まきを行なっている京都市福知山市にある大原神社の節分祭を動画とともに紹介しています。そのほか「福は内、鬼も内」「鬼は内、福も内」など「鬼は外」を禁句にしている地方や神社・寺なども節分のうんちく雑学としてまとめました。

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鬼は内、福は外!追い出された鬼をかくまってあげようとした

節分

春の節分のときに「鬼は内、福は外」と言いながら豆をまく神社が京都にあるという話を聞いて、53年前、幼稚園児(6歳)だったとき「鬼は外」と追い出される鬼がかわいそうで「鬼は内!福は外!」と大声で豆をまき、祖母と母親にこっぴどく叱られたことを思い出しました(笑)

近所中で豆をぶつけられて逃げ回っているかわいそうな鬼さんたちを自分の家にかくまってあげようと本気で思って「鬼は内、福は外」と叫んじゃったんですね。でもそんな心やさしい男の子に鬼さんたちもきっと喜んでくれたのではないでしょうか。

それはさておき――

「鬼は内、福は外」の掛け声で節分祭を行なう大原神社(京都府福知山市)

「鬼は内、福は外」との掛け声で節分の豆まきを行なうのが京都府福知山市三和町大原にある大原神社。YouTubeに「鬼は内、福は外」と豆まをまいている大原神社・節分祭の動画がアップされていましたので、ご紹介します。なにはともあれご覧ください。下の動画がそれです。

YouTubeの動画を見ると、大原神社の宮司さんと地元町内会の自治会長さんが「鬼は内、福は外」の掛け声とともに本殿前で豆をまいています。これは、鬼=厄を神社に迎えて、氏子の家庭に福を授けるための風習と言われています。

江戸時代・この地を治めていた綾部藩の藩主が九鬼氏(くきし)だったので、藩主の名前に「鬼」が付いていることから、「鬼は外」と言うのは「藩主の九鬼氏は出て行け」ということになるので、それはまずいだろうということで、「鬼は外、福は内」ではなく「鬼は内、福は外」と言うようになった、との説もあります。

「鬼は内、福は外」との掛け声で始まる大原神社の節分祭。宮司さんたちが本殿からまいた豆を境内で待ち構えていた参拝者たちが受け取り、赤鬼と青鬼に扮した鬼役(鬼の格好をした地元メンバー)に豆をぶつけて本殿へ追い込み、鬼を改心させて福の神にする。

そして最後は、本殿から福の神(福の神の格好をした地元メンバー)が出てきて、境内の参拝者たちにお菓子などを振る舞う、という節分の行事(追儺式=ついなしき)です。

「鬼は外」は禁句。節分の豆まきの掛け声あれこれ

福豆

節分の豆まきや行事で「鬼は外」が禁句になっている地方や神社仏閣も全国にけっこうあるんです。節分のうんちく雑学として、いくつかご紹介します。

入谷鬼子母神(いりやきしもじん)で知られる東京都台東区にある真源寺(しんげんじ)の御祭神(ごさいじん)は「鬼子母神」。文字通り仏教に帰依して守り神になった鬼が祀られているので「鬼は外」は禁句。なので入谷鬼子母神の節分の掛け声は「福は内、悪魔外」(ふくはうち、あくまそと)

全国から「鬼は外」と追いやられた鬼たちをすべて迎え入れて仏教の力で改心させるので「福は内、鬼も内」と言うのが、奈良県吉野町にある金峯山寺(きんぷせんじ)。同様に、神奈川県川崎市にある千蔵寺(せんぞうじ)では、神様が鬼を堂内に呼び込んで、説教して改心させるということで「福は外、鬼は内」

茨城県つくば市鬼ケ窪(おにがくぼ)地区では、あちらこちらで追いやられて逃げ込んできた鬼たちがかわいそうで追い払えず「あっちはあっち、こっちはこっち」「よそはよそ、うちはうち」などの掛け声で節分の豆まきを行ないます。

今年のわが家の豆まきも50年ぶりに「福は外、鬼は内」を復活させよう(笑)
 

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