夏の紫外線対策|日焼け止め・衣服・サングラス・帽子・日傘…

夏の紫外線対策に欠かせない三つのポイントについて解説します。◇自分の皮膚のタイプを知っておくこと。◇日々の紫外線の強さを知っておくこと。◇具体的な五つの対策を行なうこと(日焼け止め・衣服・サングラス・帽子・日傘)――とくに一気に紫外線が強くなる5月から8月の紫外線対策は重要です。

 

夏の紫外線対策|ポイント1…自分の皮膚のタイプを知る

青空 夏の紫外線対策、一つ目のポイントは、自分の皮膚のタイプを知っておくこと。紫外線の影響の受け方は、皮膚のタイプによって異なりますので、自分の皮膚のタイプはどれに該当するのか、知っておくことが大切です。

皮膚のタイプは1型・2型・3型の三種類。紫外線を浴びると、すぐに皮膚が赤くなるけど色がつきにくい人は「1型」。赤くなったあとに色がつく人は「2型」。赤くならずに肌がすぐに黒くなる人は「3型」です。

皮膚のタイプは、紫外線をブロックするメラニン色素の量によって分けられます。メラニン色素が少ない1型の人は、メラニン色素が多い3型の人よりも紫外線によるダメージを受けやすく、紫外線を浴び続けると皮膚がんを起こす危険性も高くなりますので、しっかりと紫外線対策を行なう必要があります。

そのためにも自分の皮膚はどのタイプなのかを知っておくことが紫外線対策の一つ目のポイントになります。ちなみに、日本人は、18パーセントが1型、70パーセントが2型、12パーセントが3型といわれています。
 
あなたの皮膚のタイプは?
・1型…すぐに赤くなって色がつきにくい。
・2型…赤くなったあとに色がつく。
・3型…赤くならずにすぐに黒くなる。

夏の紫外線対策|ポイント2…日々の紫外線の強さを知っておく

日傘 夏の紫外線対策、二つ目のポイントは、日々の紫外線の強さを知っておくこと。一年の中で、紫外線が特に強くなる時期は、5月・6月・7月・8月にかけての4か月間。次は4月と9月。もっとも強くなるのは7月です。

紫外線の量は緯度が低いほど多くなります。日本の場合でいうと、沖縄の紫外線量は東京の約1.5倍。また、天気によっても紫外線の量は変わります。快晴時の紫外線量を100とした場合、薄曇りは80から90パーセント、曇りの日は60パーセント、雨の日は30パーセントぐらいの紫外線量になります。

夏の時期は曇りの日でも紫外線の量が多いので、外出やレジャーなどで出かけるときは、日本気象協会の「 全国各地の紫外線指数 」が役立ちます。各地の紫外線指数では、都道府県別(観測所別)に紫外線指数が毎日、公開されています。紫外線指数は5段階。弱い・やや強い・強い・非常に強い・きわめて強い。

夏場に出かけるときは、出先の紫外線指数(紫外線の強さ)を知っておくことも紫外線対策には欠かせません。
 

夏の紫外線対策|ポイント3…五つの具体的な対策

サングラス 夏の紫外線対策、三つ目のポイントは、紫外線の量と自分の皮膚のタイプを踏まえたうえで具体的な対策を行なうこと。具体的な紫外線対策は次の五つです。◇日焼け止めを使う。◇UV加工された洋服やしっかりした生地の衣服を着る。◇サングラスをかける。◇帽子をかぶる。◇日傘をさす――
 
夏の紫外線対策
・日焼け止めを使う。
・しっかりした生地の衣服を着る。
・サングラスをかける。
・帽子をかぶる。
・日傘をさす。

 
紫外線のダメージを防ぐには日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切。日焼け止めには、皮膚に日焼けを起こすUVBに対する効果を示す「SPF」と、しみやしわの原因となるUVAへの効果を示す「PA」の二つの種類があります。SPF値やPA値の高いものは効果もありますが、肌の弱い方は、逆に肌を傷めてしまうこともありますので、自分の皮膚に合った日焼け止めを選ぶことも必要です。

UV加工が施された衣服やしっかりした生地の洋服を着ることも紫外線対策としては効果があります。紫外線は目にもダメージを与えます。紫外線を浴び続けると白内障の原因にもなりますので、サングラスも欠かせません。帽子も有効。帽子をかぶるだけで目に入る紫外線を4割近くカットするとことができます。日傘も肌や目を紫外線から守ります。最近は男性用の日傘も増えてきています。

熱中症の症状と応急処置

 

コメントは受け付けていません。