高齢者と子供の脱水症状を防ぐ方法

熱中症で救急搬送される半数近くが65歳以上の高齢者。子供も14パーセントと少なくありません。熱中症で救急搬送される人が急増する6月から8月にかけて熱中症を起こしやすい高齢者と幼児の脱水症状を防ぐための注意点と対策をまとめました。簡単にできる脱水状態のチェックの方法も紹介しています。

 

熱中症を起こしやすいのは高齢者と子供

ジョギング 熱中症というと夏の炎天下の出来事と思ってしまいがちですが、近年は梅雨時から熱中症にかかる人が多いんです。地球温暖化の影響で、近年は季候が上昇。6月7月の梅雨時から熱中症にかかる人が増えています。

梅雨の時期は湿度が高いので汗をかいても気化しにくいんです。その結果、体に熱がこもってしまって、体温が上昇して、熱中症を引き起こしやすくなります。

だからこそ気をつけてほしい人たちがいます。

それは高齢者。過去5年間で、熱中症で救急搬送された人数はおよそ24万7千人にのぼります(平成22年~26年・消防庁調べ)。そのう65歳以上の高齢者の割合は、なんと46.1パーセント。5割近くが高齢者なんです。

高齢になると、暑さや寒さに鈍感になり、喉の渇きを感じなくなります。そしてトイレを気にして水分をとならなかったり、すでに持病がある人も多いため脱水になりやすいと考えられています。

高齢者の脱水を防ぐ方法

そこで、自覚しにくい高齢者の脱水を防ぐ方法をご紹介します。
 

寝る前に体重を量ること!
 
それは寝る前に体重を量ること。脱水状態かどうかチェックするには毎晩、寝る前に体重を量りましょう。もの日ごろの体重より500グラムから1キロ体重が減っていれば脱水のサイン。コップ1杯から2杯の水分補給を行なってください。
 

手の皮膚の張りを見ること!
 
そして手の皮膚の張りを見ること。これも脱水のチェックの有効な方法です。普段から手の甲の皮膚をつまんで離してみる。つまんだときに皮膚がななかなか元に戻らないときは脱水の兆候が出ていると考えて水分補給を行なってください。

子供はこまめな水分補給が必要

帽子をかぶった姉妹 熱中症にかかりやすいのは高齢者だけではありません。子どもたちも熱中症にかかりやすいんです。子供の体は大人の体とは違うということを知っておく必要があります。子どもは代謝が活発なので汗をかくことによって体温調節を大人以上に行なっています。

子供は体温が高めで汗っかき。さらに夏は地面からの照り返しの影響を小さな子供は大人以上に強く受けてしまいます。
 
子供の脱水を防ぐには
大人以上にこまめな水分補給が必要!

しかも子供は一日にとれる水分量は大人より少なめ。そこでよりこまめな水分補給をしてあげることが子供の熱中症予防には大切です。

熱中症予防のポイント

 

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