見ごろを迎えた彼岸花を写真に撮って、ハガキ作成ソフト(筆王)で画像を取り込んで季節のポストカードを作成しました。快気祝いのお知らせはがきと、梨をいただいたお礼はがきの2種類。文面も載せてあります。そのほか、実際に撮影した彼岸花の写真や動画をはじめ彼岸花の見頃時期・名前の由来・別名などのほか、彼岸花を季語に使った俳句も紹介。彼岸花の豆知識としてもお役立ていただけます。
彼岸花の開花時期と名前の由来
![彼岸花(県民健康福祉村の修景池)](https://i0.wp.com/phuye.xsrv.jp/cazag/743-1.jpg?w=700&ssl=1)
ヒガンバナは、葉が出る前に(まず)茎を伸ばして開花することから「まず咲く」との呼び名があって、それが仏教の「マンジュシャゲ」という言葉と結びついた、というのが曼珠沙華の語源だとする説もあります。
上の彼岸花の画像は、2017年9月14日、埼玉県越谷市にある県民健康福祉村の修景池に咲いていた彼岸花をデジカメ(Nikon COOLPIX P340)で撮ったものです。なお本ブログの記事で使用しているヒガンバナの画像はすべて私が撮影したものですので、無断コピーや転用などはいっさい禁じます。
彼岸花の別名
![死人花](https://i0.wp.com/phuye.xsrv.jp/cazag/743-2.jpg?w=700&ssl=1)
昭和初期に活躍した俳人・日野草城(ひのそうじょう)は、「死人花」を季語に使った「しびとばな生けて花買ふこともなし」という俳句を詠んでいます。
そのほか、彼岸花の別名として、天涯花(てんがいばな)捨子花(すてごばな)狐花(きつねばな)仏花(ほとけばな)などがあります。
見ごろを迎えた彼岸花の動画|撮影場所…県民健康福祉村
彼岸花を季語にした俳句
![彼岸花](https://i0.wp.com/phuye.xsrv.jp/cazag/743-3.jpg?w=700&ssl=1)
●むらがりていよいよ寂しひがんばな(日野草城)/●彼岸花光あかるき橋のうら(赤岡淑江)/●旅の日のいつまで暑き彼岸花(臼田亜浪)/●奈良に入る夕日の畦の彼岸花(千手和子)/●天上に父母再会の彼岸花(うまきいつこ)/●蒼天や百万本の彼岸花(稲谷妙子)/●子遍路の足かるがると彼岸花(河野友子)/●彼岸花紅を連ねて古街道(野田ゆたか)/●彼岸花湖西の果ての無人駅(杉橋てつ)/●黄金ます棚田縁取る彼岸花(林雄次郎)
彼岸花の写真を取り込んだポストカード|快気祝いのお知らせはがき
![快気祝いのお知らせはがき](https://i0.wp.com/phuye.xsrv.jp/cazag/743-4.jpg?w=700&ssl=1)
むらがりていよいよ寂しひがんばな(日野草城)/彼岸花が咲いています。いかがお過ごしでしょうか?/さて、このたび咲きの場所と日程で、今月九日に退院された手嶋先生の快気祝いを行なうことになりました。/メンバーは弥生の会・一期生/場所は新越谷駅から徒歩約五分の喫茶店ピエロ/日程…十月六日(金)/時間…午後二時から午後四時(貸切)/参加費は四千円/手嶋先生に贈る花束代を含みます。/ぜひご出席ください。/出席の有無は十月三日(火)までに小林までご一報ください。〇九〇―〇〇〇〇―〇〇〇〇/まずはご案内まで
曼珠沙華を季語にした俳句
![曼珠沙華](https://i0.wp.com/phuye.xsrv.jp/cazag/743-5.jpg?w=700&ssl=1)
●つきぬけて天井の紺曼珠沙華(山口誓子)/●曼珠沙華消えたる茎のならびける(後藤夜半)/●こんこんと水も土より曼珠沙華(百合山羽公)/●土手刈つて二日目の曼珠沙華(飴山実)/●曼珠沙華落暉(らっき)も蘂(しべ)をひろげけり(中村草田男)/●善と悪いづれも一字曼珠沙華(河野南畦)/●曼珠沙華いっせいに立ち滅びの血(田川飛旅子)/●尻を尾で蓋し牛ゆく曼珠沙華(孝治燕居)/●かたまりて哀れさかりや曼珠沙華(田中王城)/●曼珠沙華日はじりじりと襟を灼く(橋本多佳子)
曼珠沙華の画像を取り込んだポストカード|梨をいただいたお礼はがき
![梨をいただいたお礼はがき](https://i0.wp.com/phuye.xsrv.jp/cazag/743-6.jpg?w=700&ssl=1)
つきぬけて天井の紺曼珠沙華(山口誓子)/河住さん、このたびは、梨を贈っていただきありがとうございました。/彩玉(さいぎょく)――埼玉県産の梨もあるんですね。大きくて、ずっしりと重く、とても甘い梨でした。幸水や豊水よりも甘いのではないでしょうか?/数年前に、テレビ番組で、彩玉を食べたマツコデラックスさんが絶賛したという話を家内が教えてくれました。母も「この梨は甘くてとても美味しい」と言っていました。/お心にかけていただき恐縮です。/朝晩は冷え込むようになってきました。くれぐれもご自愛ください。/取り急ぎお礼まで