熟練職人さんによる手作りランドセルで知られる中村鞄(ニティランドセル)。今回は、中村鞄(なかむらかばん)のランドセルを使っている小学2年生の早川りなちゃん(仮名)のお宅にお邪魔して、中村鞄のランドセルの使い心地や中村鞄のランドセルを選んだ理由などをりなちゃんのママにインタビューしてきました。
中村鞄のランドセルを選んだ理由
りなちゃんのお宅は東京都足立区。中村鞄の工房(東京都足立区江北)へは車で10分ほどの距離なので、ママも何度か中村鞄の前を自転車で通ったことがあって、ランドセルを買うなら中村鞄にしようかなと思っていたそうです。りなちゃんが買った中村鞄のランドセルは、総牛革ボルサ・パステルクラシック。色は茶色(背あてと内装部分がセピア色)。総牛革のランドセルにした理由をママにうかがったところ、りなちゃんはとにかく元気がよくて、幼稚園のときに、お道具箱や通園バッグを何回か壊したことがあったので、ランドセルを買うときは、丈夫で型崩れしにくいしっかりした作りのものを選ぼうと決めていたそうです。
中村鞄のランドセルの使い心地
中村鞄のランドセルは縫合がしっかりしていて、総牛革はクラリーノより丈夫で型崩れしにくいので、元気いっぱいのりなちゃんにはピッタリのランドセルだったようです。ランドセルに目立ったキズもついていませんし、型崩れしている様子もありません。素材は総牛革(本革)だけあって色つやがとても美しいですね。背あての部分のキズもなく、肩ベルトの縫合部分も糸のほつれはありません。りなちゃん(小2)の現在の身長は122センチですが、ランドセルを背負ったときに、窮屈な感じもなく、肩ベルトが肩に食い込むこともないそうです。肩ベルトの下の部分に防犯ブザーが取り付けられる金具も付いているので、万が一のときにも防犯ブザーをすぐに押せるので安心感があると、りなちゃんのママが話してくれました。
ランドセルでいちばん痛みやすいのは、肩ベルトと背カンをつなぐ部分ですが、糸のほつれや、革がめくれたり、すり減っている様子もありません。さすが中村鞄。いい仕事してますねぇ(笑)それもそのはず。中村鞄のランドセルには随所に職人さんのこだわりが散りばめられているんです。
肩ベルトの下の部分を見てみると、ベルトの穴はまだ原型を保ってしっかりしています。肩ベルトのひび割れなどもまだ見られません。
元気な子が使っているランドセルの肩ベルトの穴は、6年生になるとだいたいこんな感じに劣化するのが普通です。りなちゃんのランドセルは6年生になったときはこんな感じになるのかな(笑)
ランドセルの前ポケット・前締め・内張り・かぶせ裏の部分もキズや糸のほつれ、型崩れは見られません。りなちゃんのママの話では、とくにこれといってお手入れはしていないそうです。
りなちゃんのママが、ランドセルに教科書・ノート・連絡帳ケース・筆箱・タオルなどを入れて見せてくれました。中村鞄のランドセルは、A4クリアファイル対応なので横幅も余裕がありますね。
中村鞄のランドセルはワイドサイズなので、教科書やノート・連絡帳ファイルのほかにも体育着や水筒なども入るそうです。といってもりなちゃんは水筒はランドセルの中には入れないで首からぶらさげていくそうです。
ランドセルの錠前部分と肩ベルト・ベロ(錠前とかぶせをつなぐ部分)は、ほぼ新品同様です。りなちゃんのママにうかがったところ錠前の開閉はとてもラクにできるそうです。ランドセルによっては錠前の開け閉めが硬くて、1年生のときに、りなちゃんと同じクラスで苦労していたお友だちがいたそうです。
中村鞄のランドセルを使ってみた感想
りなちゃん自身も 中村鞄のランドセル はとても気に入っていて、ママも「総牛革はクラリーノ(合成皮革)のランドセルと比べると色つやが美しく、高級感があるので、いいランドセルに出合ったな」と感じているそうです。元気すぎて、幼稚園のときは、道具箱や通園バッグを壊したこともあった りなちゃんですが、「(りなちゃんは)中村鞄のランドセルにはかなり愛着を感じているようで、意外と大切に使っているので驚いているんですよ(笑)」と、ママが笑って話をしてくれました。
なお中村鞄のランドセルを使ってい男の子(小学1年生)のママにインタビューした様子は下記の記事でお伝えしています。