端午の節句の行事食といえば柏餅。蒸し器を使わずに電子レンジで簡単にできる柏餅の作り方を画像とともに分かりやすく説明します。材料は上新粉・白玉粉・こしあん・柏の葉・砂糖。30分程度で作れます。うんちくとして柏餅の由来についても解説します。
柏餅の材料(用意するもの)5個分
柏餅を作る道具としては、上記の材料のほかに、ボウル・計量カップ・秤(はかり)・へら・食用品ラップフィルム・キッチンペーパーなどを用意します。
柏餅の作り方(電子レンジを使った簡単レシピ)
今回ご紹介する柏餅の作り方は蒸し器を使わずに電子レンジを使って作る簡単レシピです。◇生地(きじ)を作る◇生地をこねる◇あんこの準備をする◇餡(あん)を生地に包む◇柏の葉で餅を包む――という手順で解説していきます。まずは柏餅の生地を作ります。
ボウルに、上新粉・白玉粉・砂糖を入れて、水(150cc)を少しずつ加えながら、へらでよくかき混ぜます。よくかき混ぜると、このように滑らかな感じになります(上の写真)
食用品ラップをボウルにふんわりとかけて電子レンジ(750W)で3分ほど加熱します。500Wの電子レンジの場合の加熱時間は4分~5分を目安にしてください。
電子レンジで加熱したら、ラップをはずして、へらで生地をよくかき混ぜながら二等分にします。
生地を二等分にしたら、もう一度ボウルにラップをふんわりとかけて、電子レンジで2分ほど加熱します。500Wの電子レンジの場合は約3分ほど加熱してください。
あんこの準備をします。
生地を電子レンジで加熱している間、柏餅に入れる「あんこ」の準備をします。市販の小豆あん(こしあん)を5個分丸めてお皿に載せておきます。1個分のあんこの分量は約20グラム。あんこの分量はお好みで自由に加減してください。次に生地をこねます。
電子レンジで加熱し終わったら、生地の上にラップをかけて、手で生地をつぶしていきます。お餅のように滑からになるまで何度も繰り返しながらしっかりこねてください。透明感が出て、弾力が出てきたら生地のできあがりです。続いて餡を生地に包みます。
生地をつまんで五等分して冷まします。手を水で濡らし、生地を手のひらで丸く(楕円形に)伸ばしていきます。手を塗らさないと生地が手のひらにくっついてしまうので、手を水で塗らしてから伸ばす作業を行なってください。
生地を楕円形に伸ばしたら丸めた餡(あん=こしあん)を生地の上に載せます。
生地に丸めた餡(餡玉=あんだま)を載せたら、二つ折りにするよう包んで、縁(合わせ目)をしっかりくっつけます。
柏の葉で包んで柏餅の完成
キッチンペーパーやふきんなどで柏の葉の水気(みずけ)をとっておきます。あまり強くこすると柏の葉がちぎれてしまうのでやさしく水気をとってください。柏の葉の裏が表になるように包んで出来上がり。なるべく早めに食べたほうがおいしくいただけます。すぐに食べない場合は表面が乾かないようにラップをかけておきます。冷蔵庫には入れません。硬くなってしまったら電子レンジで温めてください。柔らかくなって美味しく食べられます。
柏の葉が手に入らない場合は
柏の葉を使わなくてもかまいませんが、白い草餅のような見た目になってしまうので、柏餅という感じは出ませんが、味は同じです。柏の葉は楽天市場やAmazonなどでも手に入ります。
ちなみにこの記事で使っている柏の葉は楽天市場で購入しました(5枚で119円)
ちなみにこの記事で使っている柏の葉は楽天市場で購入しました(5枚で119円)
柏餅の食べ方(柏餅の葉っぱは食べません)
柏餅の食べ方ですが、柏餅の葉っぱは食べません。というより青臭くて苦くてとても食べられたものではありません(笑)葉っぱの香りを楽しみながら葉っぱごと食べる桜餅とは違います。せっかく作った柏餅。おいしく食べるためにも柏の葉っぱは食べないこと。子供の日(端午の節句)の直前は八十八夜(2018年は5月2日)。八十八夜に摘まれた新茶を思いながら日本茶(煎茶)といっしょにいただくのが柏餅のいちばん美味しい食べ方です。