塩きのこの作り方を写真とともに解説します。材料は◇きのこ(シイタケ・エリンギ・シメジ・マイタケ・エノキ)◇酒◇塩。用意するものはフライパン・鍋蓋・密封容器。作り方は簡単。下ごしらえしたきのこをフライパンに入れる→酒と塩を加える→全体をよく混ぜる→フライパンに鍋蓋をかぶせて火にかける→煮立ったら加熱する→粗熱をとったらできあがり――。塩きのこの保存期間やアレンジレシピも載せてあります。
塩きのこの材料と用意するもの

塩きのこの材料は◇きのこ5種類(シイタケ・エリンギ・シメジ・マイタケ・エノキ)…各100グラム◇酒…50ml◇塩…小さじ1杯◇そのほかにフライパン・鍋蓋・密封容器を用意します。※きのこは5種類ではなく3種類から4種類でもかまいませんが、たくさんのきのこを使ったほうが、より美味しくなります。なおナメコなどのぬるぬるしたキノコは塩きのこにはむいていません。※塩きのこは電子レンジを使っても作れますが、今回は、フライパンを使った塩きのこの作り方をご紹介します。
塩きのこの下ごしらえ

最初にきのこの下ごしらえをします。きのこは水洗いすると香りが損なわれてしまいます。スーパーや八百屋で売られているものであれば土などは付いていませんので水洗いする必要はありません。

椎茸(しいたけ)…傘(かさ)と柄(え)の部分を手でちぎるか包丁で食べやすい大きさに切ります。上の写真は包丁で切ったシイタケの傘の部分です。

エリンギ…包丁で切り分けるか、手でちぎるかして、食べやすい大きさにします。私は手でちぎってから包丁で切り分けました(上の写真)

しめじ…1本ずつ手で分けます。長いものは食べやすい大きさにカットします。

舞茸(まいたけ)…手で裂くか、食べやすい大きさに包丁で切り分けます。

エノキ…食べやすい大きさに包丁で切り分けます(上の画像)。根元の部分はよくほぐしておきます。
塩きのこの作り方

下ごしらえをしたキノコをフライパンに入れます。

酒と塩を加えて全体がなじむようによく混ぜ合わせます。調味料の分量は、酒は50ミリリットル、塩は小さじ1杯としてありますが、お好みで加減してかまいません。

フライパンに鍋蓋をして火にかけます。煮立ったら中火で5分ほど加熱して火を止めます。火を止めたら鍋蓋をしたまま粗熱(あらねつ)をとります。

粗熱がとれると上の写真のような感じになります。

粗熱がとれたら密封容器に移して塩きのこのできあがりです。
電子レンジを使った塩きのこの作り方
塩きのこはフライパンではなく電子レンジでも作れます。電子レンジで作る場合は、下ごしらえしたキノコを耐熱ボウルに入れる→酒と塩を加える→全体をよく混ぜる→ボウルにラップをして電子レンジで5分ほど加熱する→ラップをしたまま粗熱をとる→粗熱がとれたら密封容器に移してできあがりです。
塩きのこの保存方法と保存期間

塩きのこの保存方法は、密封容器に入れて冷蔵庫で保存してください。塩きのこの保存期間は5日から1週間です。冷凍保存もできますが、冷凍と解凍を繰り返すと、きのこの細胞壁(さいぼうへき)が壊れて、旨みが損なわれてしまうので、冷蔵庫で保存して、1週間を目安に食べきってしまったほうが美味しくいただけます。
塩きのこのアレンジレシピ

塩きのこは、そのまま食べてもおいしいですが、いろいろな料理と合わせても美味しく食べられます。塩きのこのアレンジレシピをいくつかご紹介します。
塩きのこ納豆

仕置きのこと納豆を和えて器に盛ります。納豆のタレは使わずにエゴマ油をかけるとまろやかな味になって旨みが増します。エゴマ油ではなくアマニ油でもいけます。ゴマ油とオリーブオイルとも合わせてみましたが、おいしくありませんでした。塩きのこ納豆にはエゴマ油かアマニ油をかけると美味しくなります。
塩きのこキムチ

塩きのことキムチを和えて器に盛ります。塩きのこキムチは、そのままおかずとして食べてもおいしいですが、ご飯に載せて食べても美味しくいただけます。
塩きのことツナ和え

塩きのことツナを和えて器に盛るだけ。ツナはツナ缶を使用。そのまま食べてもご飯に載せて食べても美味しくいただけます。お好みで、粒マスタードを加えていっしょに和えたり、ピンクペッパーを散らしすと、より香味が増します。