11月の礼状はがき例文|書き出しは晩秋の候・菊花の候・向寒の候…

11月に書くはがき礼状の例文(ビジネス・プライベート)をご紹介します。◇書き出し(晩秋の候・菊花の候・向寒の候)◇主文(お礼の言葉)◇末文(日に日に寒さがつのってまいります。くれぐれもご自愛ください。)◇結びの挨拶(まずはお礼まで。)……など、そのまま使える文章にまとめてあります。仕事関係は「行事に協力してもらったお礼はがき」。個人のほうは「七五三のお祝いをいただいたお礼はがき」のひな型を作ってあります。

 

10月の礼状はがき例文|前文の書き方(ビジネス・個人)

11月のはがき礼状(七五三のお祝いをいただいたお礼) 11月に、はがき礼状を書く場合、ビジネス関係でしたら、前文の書き出しは、◇晩秋の候◇菊花の候◇向寒の候◇深秋の候◇夜寒の候◇暮秋の候……などを使って「貴社ますますご繁栄のこととお喜び申し上げます」といった挨拶の言葉を続けます。

個人的なはがき礼状でしたら、11月は「日増しに秋が深まってきました」「うららかな小春日和が続いています」「立冬も過ぎ暦の上ではもう冬」などの時候の挨拶から始めて「お変わりありませんか」といった言葉を添えます。

書き出しを俳句から始めるのもひとつの方法

書き出しを俳句から始めるというのもひとつの方法です。たとえば11月でしたら正岡子規(まさおきしき)の「山茶花(さざんか)のここを書斎と定めたり」という俳句を使って、「山茶花のここを書斎と定めたり(正岡子規)このたびは、ごていねいにお祝いをいただきまして、まことにありがとうございました。」などの書き出しにすると、品のいい文章になります。ただし使う俳句はその季節にふさわしいものを選んでください。

11月の礼状はがき例文|主文の書き方とポイント

はがき礼状の主文のポイントは「具体的に書くこと」。たとえばお花を贈っていただいた場合は、「このたびは素敵な品をいただき…」と書くのではなく、「このたびは見事な胡蝶蘭をお贈りいただき…」というように、具体的な言葉を使ってお礼の気持ちを伝えます。

そしてお礼はがきはすぐに書いて投函すること。できればその日のうちに。遅くても翌日には書いて出すようにします。お礼はがきはすぐに出すというのが鉄則です。

11月の礼状はがき文例|末文の書き方と結びの挨拶

結びの挨拶は、ビジネス関係のお礼はがきでしたら、季節の挨拶は入れずに「今度とも一層のお引き立てを賜りますようよろしくお願いいたします。」などと書いて、「まずはお礼まで。」と締めくくります。

個人的なお礼はがきの場合、11月でしたら、文末は「日を追うごとに寒さが厳しくなってきます。風邪など召しませんように。」といった季節の挨拶を入れて、「取り急ぎお礼まで。」と結べば、うまくまとまります。

11月の結びの言葉…向寒のおりから、どうぞご自愛専一に。/日を追うごとに寒さがつのってまいります。お風邪など召しませんように。/朝の霜、日ごとに深まりゆく今日この頃、お体を大切に。/冬めく風も吹きはじめました。くれぐれもご自愛ください。/暮秋の候、ご家族皆様のご健康とご活躍をお祈り申しあげます。/そろそろ初雪のニュースも聞こえてくる季節。体調管理も万全に。/今年は冬の訪れが早いとか。お体を大切になさってください。/師走に向けて忙しさも増してまいります。体調を崩されませんように。
 

11月の礼状はがき文例|ビジネス・プライベート

11月のはがき礼状(イベントに協力してもらったお礼) 11月のはがき礼状の例文を作りました。ビジネスとプライベートの2種類。文面は下記のとおり。仕事関係は、行事に協力してもらったお礼(上の印刷画像)。個人的なほうは、伯母から娘の七五三のお祝いをいただいたハガキ礼状(記事上部の写真)ほか。原稿は横書きですが、縦書きを想定しています。「/」は改行の目安。

11月のお礼はがき文面|仕事関係…行事に協力してもらった

拝啓 晩秋の候、ますますご清勝のこととお喜び申しあげます。平素は何かとお力添えをいただきましてまことにありがとうございます。/さて、このたびは当地域学習センターの文化祭に多大なご協力をいただき心からお礼申しあげます。おかげさまで例年を上回るにぎわいとなりました。これも福田様をはじめ下間久里婦人会の皆様のご尽力の賜と、スタッフ一同、嬉しい思いでいっぱいです。/これからも地域の皆様の憩とふれあいの場となるべく、務めてまいります。今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申しあげます。/まずは取り急ぎお礼まで。敬具

11月のお礼はがき文面|個人…七五三のお祝いをいただいた

七五三の飴も袂もひきずりぬ(原田種芽)/このたびは、亜也加の七五三にあたり、ごていねいなお祝いをいただきまして、まことにありがとうございました。/七五三当日は晴天に恵まれ、家族全員で、氏神の久伊豆神社にお参りにいってまいりました。/おかげさまで亜也加もいたって健康で、親としてはたいへんうれしく思っております。/日を追うごとに寒さがつのってまいります。お風邪など召しませんように。/まずはお礼まで

個人…米寿のお祝いをいただいたお礼

宏一さん/母の米寿のお祝いの羽毛布団が届きました。/母もたいへんな喜びようで「せっかく暖かそうな布団をいただいたのだからもう少し長生きしてみようかしら」などと言っています。ほんとうにありがとうございました。/正月には母を連れてぜひ調布にうかがいたいと思います。お目にかかれるのを楽しみにしています。理恵子さんにもよろしくお伝えください。/今年は冬の訪れが早いとか。くれぐれもご自愛ください。/麗子
10月の礼状はがき文例12月の礼状はがき文例

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