キッズアミランドセルを製作しているナース鞄工(ほうこう)に新作ランドセルの取材に行ってきました。ナース鞄工・本社ショールームの場所は、東京都足立区梅島。最寄駅は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)西新井駅または梅島駅。今回は西新井駅で下りてナース鞄工に向かいました。駅から工房までは徒歩約10分。ランドセルのショールームは 1階にあります。
ナース鞄工は昭和23年創業の鞄工房
ナース鞄工ではランドセル工房の見学もできます(要予約)。今回は予約をしなったのでランドセル工場の見学はできませんでした。キッズアミランドセルを製作しているナース鞄工は、昭和23年(1948年)から鞄(かばん)やランドセルを製作。ランドセル全国初の文部大臣賞を受賞するなど、数々のコンクールで受賞・表彰されている歴史のある鞄工場です。
ナース鞄工で製作された歴代のランドセル
ナース鞄工・本社ショールームには、昭和36年(1961年)に製作された豚革のランドセルが展示されていました。今から54年前のランドセルです。革の色はさすがにあせていますが型崩れはほとんどみられません。職人さんのたしかな技術がうかがえます。こちらは昭和36年(1961年)に製作された女の子用の赤いランドセル。当時は教科書のサイズがB5サイズだったので、ランドセルの大きさも今よりはかなり小ぶりにできています。
こちらはナース鞄工の創設当時に実際に使われていたミシンです。このミシンでランドセルがひとつひとつ職人さんの手で作られました。
こちらは昭和36年(1961年)に製作された豚革ランドセルです。
ナース鞄工(キッズアミ)新作ランドセル
こちらはキッズアミ新作ランドセルです。53年間の間に、ランドセルの大きさやデザインなどは、時代とともに変化して多様化してきましたが、ランドセルに込められた職人さんたちの思いは昔も今も変わりません。今から53年後のランドセルはどんな形になっているのでしょうか。さて、こちらは、キッズアミ新作ランドセルコーナーです。女の子のランドセルは、赤やピンクのほかにバープル、キャメル、サックスなど色も豊富。一方、男の子は、黒・紺・ブルーが定番。女の子は「色」を重視し、男の子は「丈夫さ」を重視する傾向にあります。
キッズアミランドセルは一見シンプルに見えますが、カブセ下の角に丸みをもたせることによって、A4サイズ対応でありながら、背負ったときにランドセルが大きく見えすぎないなど、他社のランドセルとはひと味、違ったフォルムが特徴です。熟練の職人さんがひとつひとつ手作りするので、背負い心地や使いやすさ、耐久性などには定評があります。
キッズアミといえば横型ランドセル
こちらはキッズアミランドセルの人気シリーズ横型ランドセルです。従来の縦型のランドセルと比べると個性的なデザインですが、A4サイズ対応、軽量、衝撃吸収クッションなど使い心地もすぐれています。お店の方にうかがったところ、ネット注文(通販)ではかなり人気があるそうです。こちらは女の子に人気のキッズアミ横型ランドセル(キャメル)。ショールームで実際に手にしてみましたが、軽くて作りもしっかりしていて、おしゃれな女の子にはピッタリですね。
こちらはキッズアミ横型ランドセル サックス×ピンク。サックスブルーの素材にピンクの縁取りが入ったかわいいランドセルです。
キッズアミ横型ランドセルの大人っぽいデザインは高学年からも人気の的。
素材とデザインにも職人のこだわりが
キッズアミランドセルは、牛革・コードバン(馬のお尻の部分の革)・クラリーノ(合成皮革)など、それぞれの革の特徴を生かして製品化されています。女の子用のランドセルの側面にはネコのかわいい刺繍も施されています。
ナース鞄工で製作されている「ドッグデプト」(DOG DEPT)ランドセルの前段ポケット(名刺窓)は大きく犬型にくり抜かれています。
キッズアミのランドセルは、シンプルなデザインの中にも、カブセ下の角に丸みをもたせることによって(上の画像の黄色い○印の部分)ランドセル全体がかわいいフォルムになり、他のメーカーのランドセルに比べるとおしゃれな感じがします。
背負い心地と機能もすぐれています。
キッズアミのランドセルは、熟練の職人さんがひとつひとつ手作りするので、背負い心地、機能、耐久性なども高い評価を得ています。背あての部分は衝撃吸収と耐久性にすぐれ、女の子のランドセルは背あての真ん中にハートの装飾。
キッズアミランドセルは、マチの上部に特殊プレートを取り付け、6年間使っても型崩れしにくいのも特徴です。
錠前はワンタッチ錠なので新1年生でも簡単に開け閉めができます。
キッズアミランドセルは縦型・横型ともに A4サイズ対応。特殊縫製で従来のランドセルの大きさで内寸の横幅が広くなっています。
キッズアミランドセルのCM動画
実際にショールームで背負ってみることをおすすめします。
キッズアミランドセルの値段や機能については、カタログやホームページにも詳しく載っていますが、お近くにお住まいの方は、ショールーム(東京都足立区梅島)に足を運んで、実際にランドセルを手に取ってみることをおすすめします。とくに横型ランドセルは実際にお子さまが背負ってみて、縦型ランドセルとの違いを確認されたほうがいいかもしれません。ナース鞄工 本社ルームへのアクセス方法と地図
東京都足立区梅島3-12-20
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ナース鞄工(ほうこう)本社ショールームの住所は、〒121-0816 東京都足立区梅島3-12-20。最寄駅は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)西新井駅(にしあらいえき)東口(改札口を出て左)から徒歩約10分。梅島駅からだと徒歩約8分。正確な場所は上記の地図(Googleマップ)をご覧ください。電話番号は 03-3887-8377 。営業時間は 10時から17時30分まで。休業日や取扱店舗などについてはナース鞄工( キッズアミのホームページ )でご確認ください。ホームページからカタログ請求もできます。