毎年、ゴールデンウィークを過ぎると、来年度のランドセルの展示会や新作ランドセルのカタログなどの情報が目立ちはじめます。人気ブランドの土屋鞄では、来年度のランドセルカタログの請求受付が始まり、中村鞄(なかむらかばん)では、全国各地で開催される展示会の準備も着々と進んでいきます。
昨年の4月に、中村鞄(東京都足立区)本社工房に、取材でおじゃましたとき「毎年、ランドセルの予約時期が早まってきています。数年前は秋から冬休みにかけての成約が多かったのですが、ここ1~2年は、春から夏にかけての成約が増え、人気モデルは6月に予約完売してしまうこともあります」と、スタッフの方がおっしゃっていました。
6月に予約完売とはまたずいぶん早いですね。ランドセル業界は、8月のお盆休みにランドセル商戦のピークを定めており、なんとか、お盆休み中にランドセルの成約にこぎつかせたいと、あの手この手で仕掛けてきていますので、あまりそうしたランドセル業界の戦略に惑わされない姿勢も必要です。さらに、ここ1~2年は、ゴールデンウィーク期間中にランドセルの展示会や先行予約会などを行なうメーカーも増えています。

ランドセルの機能やどんな色があるのか、値段やアフターサービスは? ということはカタログやホームページで事前に調べておいて、そこでいきなり購入しないで、必ず、ランドセル売り場や展示会にお子さまといっしょに出向いて、実際の色や見た目、重さ、背負い心地などを確認すること。
カタログではいい感じだったけど、実際に背負ってみたら、うちの子にはちょっとこのランドセルは重たいみたい、背中に食い込む感じがする、など、実際に背負ってみて分かることもあります。

おじいちゃんやおばあちゃの好みでランドセルを選んで贈ってもらったら、お孫さんの体に合わなかったり、色が嫌だといってお孫さんが大泣きしたという話も聞いていますので。


そのうえで、通販やメーカーのホームページから予約や注文をするぶんには、なんら問題はありません。