埼玉県春日部市にある牛島の藤(藤花園)の2024年の見ごろ時期と駐車場の場所などを実際に訪れたときの写真をまじえて紹介しています。2024年の見ごろ時期は4月20日(土)から4月27日(土)ごろとなる見込みです。
牛島の藤(2024年)見ごろと現在の開花状況
牛島の藤(うしじまのふじ)の例年の見ごろは、4月下旬から5月上旬。その年の気温や気象状況によって開花が早まったり遅れたりすることもありますが、ゴールデンウィーク期間中がいちばんの見頃時期になります。藤の開花予想や開花情報は、藤花園(とうかえん)のホームページで公開されます。牛島の藤(藤花園)の開園期間・入園料・時間
2024年度の藤花園(牛島の藤)の開園期間は4月13日(土)から5月5日(日)。開園時間は午前8時から午後5時まで。開園期間中の定休日はありません。雨天でも営業は行なっていますが、藤棚の下では傘をさして見学することはできません。入園料は、大人(中学生以上)1,200円。子供(4歳から小学生まで)600円。団体割引は30人以上1割引。犬や猫などペットを連れての入園はできません。
牛島の藤へのアクセス方法と地図
牛島の藤への電車でのアクセスは東武野田線・藤の牛島駅から徒歩約10分。車の場合は、東北自動車道・岩槻ICから約10分。常磐自動車道・柏ICからだと約30分。住所は埼玉県春日部市牛島786( 地図を表示 )。ちなみに牛島の藤というのは藤の名称で、藤花園(とうかえん)というのが場所の名前になります。駐車場の場所と地図
駐車場は約200台。駐車料金は無料。駐車場の場所は藤花園(牛島の藤)から約200メートルほど離れたところにあります。駐車場は専用ではなく、パチンコ店(ゴープラ春日部店。旧パーラーさくらんぼ春日部店)との共同駐車場になります。ゴープラ春日部店(旧パーラーサクランボ)の住所は埼玉県春日部市829-2。カーナビに住所をセットするときは、藤花園の住所(埼玉県春日部市牛島786)ではなく、ゴープラ春日部店の住所(埼玉県春日部市牛島829-2)をセットしたほうが、スムーズに駐車場に入れます。
駐車場は、平日は駐められることも多いですが、土日祭日とゴールデンウィーク期間中は、ほとんど満車状態です。道路は一車線なので路上駐車はできません。満車の場合は、近隣のコインパーキングを利用することになります。
園内の施設|休憩スペース・食堂・自販機・トイレ
牛島の藤(藤花園)には食べ物や飲み物を持ち込んでも大丈夫です。園内にはベンチやイスが設置されている休憩スペースもありますので、お弁当を広げて食べることも可能です。ただし藤の見頃時期(とくにゴールデンウィーク期間中)は、たいへん混雑するので、ベンチやイスは、ほぼ埋まってしまいます。ブルーシートを敷いてお弁当を食べることもできます。園内には飲み物(お茶・ミネラルウォーター・清涼飲料水・炭酸飲料など)の自動販売機や飲食のできる食堂もあります。
水洗トイレ(男女別)も完備。きれいなトイレなので安心して使えます。車椅子用のトイレも設置されています。牛島の藤(藤花園)は車椅子での入園も可能です。ただ園内は藤や樹木の保護のために舗装はされていません。車椅子での移動は若干しづらいかもしれません。
お土産|藤うどん・和菓子・地酒焼酎(藤乃彩)
園内には、飲み物の自動販売機や飲食のできる食堂のほかお土産を売っている販売所もあります。名物は藤うどん。藤うどんといっても藤の花が使われているのではありません。紫芋(むらさきいも)の粉が練り込まれている藤色をしたうどんです。そのほか、和菓子(千年藤・藤むらさき・)や地酒焼酎(かすかべ藤乃彩=米焼酎・麦焼酎・芋焼酎)なども人気のお土産です。
地元農家のタケノコ路上販売
藤花園(牛島の藤)入口から駐車場にかけての路上では、地元農家の方々が、その日に獲れた新鮮な野菜やタケノコなどを販売しています。とくにタケノコは大きくてスーパーなどでは手に入らないような立派なものが並んでいます。牛島の藤の歴史と見所
牛島の藤の見所は、なんと言っても推定樹齢1.200年と言われる国の天然記念物にも指定されている藤の巨木です。花房は長いものは二メートルを超えます。1,200年前、弘法大師お手植えの伝説も残っている歴史のある古木です。満開時、薄紫色に咲き誇る姿は神々しく、神が宿っているような気配が漂います。特別天然記念物の藤のほかにも野田長藤(のだながふじ)や早咲きのダルマ藤をはじめアメヤやツツジなども楽しめます。日本庭園を見守るようにそびえ立つ樹齢五百余年の老末も見応えがあります。
牛島の藤のガイド(案内所)
園内には、牛島の藤について詳しく案内をしてくれるボランティアのガイドさんたちもいらっしゃいます。案内所で声をかけると牛島の藤の歴史や見所などを親切に教えてくださいます。パンフレットなどももらえます。ガイドさんに地元・春日部(かすかべ)の漢字表記の変遷についての解説をしていただきました。「春日部」という地名の表記は、南北朝時代は「春日部」→戦国時代は「糟ヶ邉」「糟壁」、江戸時代中期以降は「粕壁」、昭和19年に粕壁町と内牧村が合併されて、以降、現在の「春日部」と表記されるようになったそうです。