昆虫採集のおすすめスポットをご紹介します。場所は埼玉県越谷市にある県民健康福祉村。夏休みの時期に見つかる昆虫は、◇アブラゼミ◇ツクツクボウシ◇ミンミンゼミ◇ヒグラシ◇カブトムシ◇クワガタ◇タマムシ◇カナブン◇シオカラトンボ◇オニヤンマ◇アゲハ◇アオスジアゲハ……など。カブトムシやクワガタがよく見つかる場所も写真でお教えします。
セミのいる場所
県民健康福祉村には1周1,850メートルのジョギングコースがあり、ジョギングコース沿いには桜やケヤキなど多くの種類の樹木が植えられています。林や森のようになっている箇所も点在していて、夏の時期は、ニイニイゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシが大合唱しています。夕方はヒグラシの鳴き声も聞こえます。上の画像は県民健康福祉村で撮影したアブラゼミです。ニイニイゼミとアブラゼミは木の低いところにも止まっているので小学校の低学年のお子様でも捕まえることができます。ツクツクボウシは比較的高いところにいますが大人でしたら捕まえることも可能です。ミンミンゼミはさらに高い場所にいますので運がよければ捕まえることができるといった程度です。ヒグラシはさらに高いところにいますので捕まえるのは難しいです。鳴き声を動画に収めることは可能です。
カブトムシやクワガタのいる場所
県民健康福祉村にはカブトムシやクワガタもいます。といってもなかなか見つけるのは難しいですけど。上の写真は私が県民健康福祉村で見つけたオスのカブトムシです。見つけたのは8月3日の午前10時ごろ。カブトムシやクワガタは夜行性なので夕方から夜にかけて活動しますので昼間に見つけるのはなかなか難しいです。県民健康福祉村でカブトムシやクワガタがいる場所は二箇所あります。ひとつは万葉公園(まんようこうん)。4番トイレのうしろにある森になっているところです(上記写真参照)。ミンミンゼミ・アブラゼミ・ツクツクボウシもたくさんいます。万葉公園には蚊(か)がたくさんいるので、虫除け対策は必ず行なってください。すぐに蚊がやってきますので。
県民健康福祉村でカブトムシやクワガタがいる二つ目の場所は、野鳥の池と北駐車場の間にある林のようなエリア(上の写真)。狙い目の時間帯は夜ですが、この箇所は夜はかなりぶっそうになるので、お子様だけで行くのは危険ですので絶対にやめてください。ここにも蚊がたくさんいるので虫除け対策は必須です。
野鳥の池と北駐車場の間にある林にはカナブンやタマムシもいます。カナブンやタマムシは昼間でも見つけることができます。
この林にはセミもたくさんいます。セミの抜け殻の数も半端じゃありません。木の幹や枝だけではなく葉っぱの裏側もセミの抜け殻だらけです(上の写真は葉っぱの裏側にかたまってついているアブラゼミの抜け殻です)
トンボのいる場所
県民健康福祉村には大きな池が二つあります。野鳥の池と修景池(しゅうけいいけ)。水生植物で覆い尽くされているのが野鳥の池。噴水があって整備されているのが修景池。トンボは修景池の回りで見つけることができます。夏休みの時期はシオカラトンボが飛んでいます。なかなか出合えませんがオニヤンマもいます。夏休みの後半からは赤トンボも見ることがてきます。修景池の回りには立入禁止と落下防止のために杭が打ち付けられていますが、トンボはこの杭によく止まっています(上の写真で鳩が止まっているところです)。トンボはとてもすばやいので、虫取り網を上からぶせて捕ろうとしてもダメ。横からすくい上げるようして捕るのがコツです。
注意…修景池は落下防止用に杭とチェーンで囲ってありますが、小さなお子様ひとりでトンボ捕りに夢中になっていると池に落ちてしまう危険性もあります。必ず保護者のかたがいっしょについていてください。