小物入れ<貝の口>の作り方を写真で解説|小学生でも簡単に作れます。

貝の口の名で親しまれている小物入れの作り方を写真とともに分かりやすく解説します。作り方は簡単。裁縫が苦手なかたでもきれいに仕上がります。小学生でも作れますので夏休みの家庭科の宿題にもおすすめです。材料は◇布◇キルト芯◇厚紙(型紙用)◇プラスチック板……。以下、手順を追って説明していきます。

 

材料と用意するもの

材料 材料は◇布◇キルト芯◇厚紙(型紙用)◇プラスチック板。そのほかに、糸・針・コンパス・定規を用意します。布はできれば違う柄のものを二種類用意してください。プラスチック板はクリアホルダーや下敷きなどを代用してもかまいません。

型紙の作り方

型紙 最初に貝の口の外側用と内側用の型紙をそれぞれ1枚ずつ作ります。まず外側用の型紙から。型紙に5センチの長さの直線を引きます。直線の始点をA、終点をBとします。コンパスを5センチ幅にして、Aを支点に半円を描きます。続いてBを支点に半円を描きます。そうするとリーフ型の線になりますので、線に沿って切れば外側用の型紙の完成です。

続いて内側用の型紙を作ります。内側用は外側用よりひと回り小さめにしますので、4.8センチ(4センチ8ミリ)の直線を引いたら外側用と同様の手順で作ります。外側用の型紙を1枚、内側用の型紙を1枚作ったら次の工程に進みます。

貝の口の作り方

まず外側用の材料を作ります。型紙に合わせてプラスチック板・キルト芯・布を3枚ずつ切ります。次に内側用の材料を作ります。型紙に合せてキルト芯・布を3枚ずつ切ります(上記写真参照)。プラスチック板は内側には使いません。

外側部分の作り方

ぐし縫い 外側用の布の端(縫い代=ぬいしろ)をぐし縫いします。ちなみに、ぐし縫いとは、2ミリ程度の幅で均等に細かく塗っていく縫い方のことを言います。





ぐし縫いがイメージできないかたは上のYouTube動画をご覧ください。ぐし縫いのやり方が解説されています。

キルト芯とプラスチック板 ぐし縫いをしたら、キルト芯を重ねて、その上にプラスチック板を重ねます(上記画像参照)

糸を引っ張って縫い縮める そうしましたら糸を引っ張って縫い縮めます。糸はきつめに引いてください。プラスチック板が軽く曲がる程度を目安に。

貝の口の外側 これで貝の口の外側の部分の完成です(上記画像)

内側部分の作り方

貝の口の内側 外側の部分を3枚作ったら次に内側の部分を作ります。内側用の布の端(縫い代=ぬいしろ)をぐし縫いする→キルト芯を重ねる→型紙を乗せる→糸を引っ張って縫い縮めます。

型紙を抜く 糸を引っ張って縫い縮めたら型紙を抜きます(上記画像)。できればここでアイロンをかけると折り目がしっかり付きます。

内側の部分はキルト芯や布は使わずにフェルトで代用することもできます。

外側と内側を縫い合わせる

貝の口の準備完成 貝の口の外側の部分と内側の部分はそれぞれ3枚ずつ作ります(上記写真参照)。手前の3枚が外側の部分、奥の3枚が内側の部分です。

コの字閉じ 外側の部分と内側の部分を縫い合わせます。縫い方はコの字閉じやまつり縫いなど。ここではコの字閉じで縫い合わせました。





コの字閉じの縫い方が分からないかたは上のYouTube動画をご参照ください。コの字閉じのやり方が解説されています。

外側の部分と内側の部分を縫い合わせる 外側の部分と内側の部分を縫い合わせたものを3組作ります。

外側の部分と内側の部分 外側の部分と内側の部分を3枚ずつ作ったら、外側の部分が表にくるように合せていきます。

縫い合わせる まず3辺のうち1箇所を角から角まで縫い合わせます。このときに頂点(角)をぴちっ合せてから縫い始めてください。縫い合わせるのは3辺のうち2箇所です。1箇所は開け口として使うので縫い合わせません。

完成

2箇所縫い合わせたら貝の口の完成です。三辺の頂点(角)をぴちっと合わせてしっかり縫い合わせること。三辺の角がずれていたり、縫い合わせが甘いと、きれいに仕上がりません。

縁を内側に押すと貝の口が開きます(上記画像)。開いた感じがハマグリなどの貝の口に似ていますね。まそにその名のとおり「貝の口」です。

アクセサリーやちょっとした小物を入れるのに便利です。裁縫の苦手なかたでも手順どおりに進めればきれいに仕上がります。貝の口は小学生でも簡単に作れますので、5年生や6年生の夏休みの家庭科の宿題にも向いています。お母さんが手伝うときにもラクですよ(笑)

夏休み読書感想文の例文|小学生高学年

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