埼玉県越谷市で毎年11月下旬もしくは12月の第1土曜日・日曜日の二日間にわたって行なわれる「こしがや産業フェスタ」。会場は越谷市立総合体育館および周辺。今年(2019年)で第18回を迎えた「こしがや産業フェスタ2019」初日(11月30日)と二日目(12月1日)の様子を写真と動画でお伝えします。名物イベントの直径2メートルの大鍋でつくる5,000人分の鴨ねぎ鍋をはじめ越谷の特産品の展示販売や模擬店・ステージイベント・路上ライブなど、さまざまな催しが行なわれ、会場は多くの人でにぎわいました。
こしがや鴨ネギ鍋|こしがや産業フェスタ名物
こしがや産業フェスタ名物といえば「こしがや鴨ネギ鍋」。直径2メートルの大鍋で5,000人分の鴨ねぎ鍋が作られます。1杯200円。10時から販売開始ですが「こしがや鴨ネギ鍋」を求めて長蛇の列。行列の最後尾は総合体育館の裏まで続いていました。大鍋の鴨ねぎ鍋をスタップの男性二人が大しゃもじでかきまわしながら煮込んでいきます。鍋の大きさは直径2メートル。かなりの力仕事です。
こしがや鴨ネギ鍋は、越谷市内にある宮内庁鴨場と越谷特産・越谷ねぎにちなんで考案された越谷オリジナルのご当地グルメ。鴨肉と越谷ねぎのほかに地場野菜も入っています。海苔には越谷のご当地キャラ・ガーヤちゃんが印刷されています。
室内イベント会場|総合体育館
室内イベント会場(越谷市立総合体育館)入口では、越谷市のゆるキャラ・ガーヤちゃんがお出迎え。ガーヤちゃんの前で記念撮影をするお子様も目立ちました。ガーヤちゃん、ゆるキャラグランプリ(全国大会)での人気はイマイチですが、越谷市民には大人気(笑)ガーヤちゃんの蔵屋敷
越谷市観光協会のブースでは、越谷市の観光物産拠点施設「ガーヤちゃんの蔵屋敷」が出張出店。越谷愛されグルメや近隣市町の名産品などが売られていました。消費生活クイズとアンケート
越谷市立消費生活センターのブースでは消費生活クイズとアンケートを実施。アンケート回答者にはクリーム色のエコバックがプレゼントされました。
農産物品評会|農業ゾーン
農業ゾーンでは、越谷ふるさと米の紹介や越谷で作られたさまざまな農産物が展示され、品評会が行なわれていました。山東菜・白菜・葉果菜類・洋菜類・根菜類・鶏卵・花類・玄米・果実……他野菜の宝船
こちらは増森新田出荷組合のみなさんが作った大作・野菜の宝船。白菜・ネギ・大根・ニンジン・ブロッコリー・カブ・サツマイモ・キャベツ・ほうれん草…。地元で獲れた野菜を使った見事な宝船。これは力作です。扇ねぎ
こしがや産業フェスタ農業ゾーンの目玉のひとつ「扇ねぎ」。製作者は越谷市内のねぎ生産者・鈴木清貴氏。扇ねぎの製作に使われたねぎは約200本。扇ねぎは、市場で正月の初荷(はつに)のときに縁起物のとして飾られていたそうです。バンド演奏|越谷市消防音楽隊
体育館内のイベントステージ会場で行なわれていたのが、越谷市消防音楽隊によるバンド演奏。米津玄師の楽曲『LEMON』では会場のお客さんも振り付けに合わせて飛び入り参加。越谷葱音頭|坂本りえ
民謡・演歌歌手の坂本りえさんによる越谷葱音頭(こしがやねぎおんど)も披露されました。「あ~青い空に白い雲 元荒川も眩しいよ/久伊豆神社に花田苑/歴史と文化が溢れてる夢も大きく膨らむよ♪」(『越谷葱音頭』作詞・作曲:玄庵)。飛び入り参加者には越谷ねぎがプレゼントされました。バンド演奏|パイナップル
ビジネスゾーン
ビジネスゾーンでは、越谷市内の工業者・建築業者などによる製品・サービスの紹介やPR・産業用ドローンの展示・トイドローン操縦体験・VR映像体験などが行なわれました。こしがやエフエム&越谷まるこWAON
こちらは、こしがやエフエムと、まることWAONがダブルでたまるお得な地域ポイントカード・越谷まるこWAONのコラボ企画ブース。思い出の楽曲が収録されているCD5枚を持参して、アンケートに答えると、楽曲が FMこしがやでオンエアーされて、越谷まるこWAONカードで50ポイントプレゼントされる「持ってきてCD」という企画が行なわれていました。
「越谷まるこWAONカードと、こしがやエフエム(FM86.8MHz)もよろしくお願いします」と、笑顔がはじける こしがやエフエムのパーソナリティー sako さん
坂上たかお|オレンジアーティスト
こしがやエフエム&越谷まるこWAON共同ブースの隣に、オレンジ色を基調としたアイテムが並べられているブースがありました。オレンジ色というのが異色な雰囲気。ちょっとのぞいてみることに。オレンジの世界を創り出しているのはオレンジアーティストの坂上たかおさん。坂上さんは、こしがやエフエムで「サカガミタカオのオレンジの世界」(金曜日19時~)という番組も担当されています。
ある時はオレンジ写真家、ある時はオレンジ色の研究家、またある時はオレンジオリジナルグッズの企画・制作家、しかしてその実体は……オレンジ色の使徒・坂上たかおだ!
こども向けものづくり体験
ビジネスゾーンの一画では「こども向けものづくり体験コーナー」が設けられていました。シール貼り(エフ工芸)・ビーズアクセサリー&ミニハーバリウムづくり(HAND MADE工房)・だんぽーる貯金箱の組み立て(松崎紙工)商工ゾーン
越谷の伝統的手工芸品をはじめ地元の店舗やサービス業などが出店している商工ゾーンは大賑わい。市内の商業者やサービス業者による展示・販売・PRのほか、越谷市に古くから伝わる伝統的手工芸品の展示や販売などが行なわれました。越谷市郷土研究会
越谷市郷土研究会(NPO法人)のブースでは越谷市内の伝統的手工芸品や特産品などに関する「こしがやクイズ」が行なわれていました。たとえば、越谷市内の特産品として知られるクワイの市内の栽培地域は出羽地区と○○地区……こしがやエフエム
こしがやエフエムのブースでは、週間番組表(タイムテーブル)の配布とアンケートが行なわれていたので、アンケートに回答しました。だるま顔描き
商工ゾーンでは伝統的地場産業体験コーナーも設けられていて、ちょうど、越谷市だるま組合による、だるまの顔描きが行なわれていました(ひとり200円)屋外イベント会場|道路イベント
総合体育館前の道路を車両通行止めにして設けられた道路イベント会場では、ダンスショー・路上ライブ・南越谷阿波踊り・よさこいソーランのほか、プロバスケットボールチーム・越谷アルファーズによるフリースローチャレンジなどが行なわれました。荒牧リョウ|路上ライブ
路上ライブで熱いパフォーマンスを披露してくれたのはシンガーソングライターの荒牧リョウさん。2019年12月11日にはアルバム「SOULFULL」が全国発売されます。ハーレーダビッドソン試乗会
飲食コーナー|総合体育館前広場
総合体育館前広場の飲食コーナーは人でいっぱい。地元のお店や婦人会・組合などのみなさんが出店。名前は知っていてもちょっと自宅からは遠いので、なかなかお店には買いに行けないけど、一年に一回、毎年必ずこのお店で買うのよねぇ…というファンもけっこういらっしゃいます。岡埜製菓
こちら(上の画像)は、明治25年(1892年)創業の老舗和菓子屋「岡埜製菓」(おかのせいか)。名物の塩あん大福・甘あん大福・くわい饅頭・あんこ玉・紫芋羊羹・赤飯などが売られていました。紫芋羊羹と赤飯は早々に完売になってしまいました。お土産に、くわい饅頭を買いました。くわい饅頭は「越谷くわい銘菓」として、こしがや愛されグルメ部門賞(手みやげ品)を受賞しています。
虹だんご
越谷を代表する名物団子店・虹だんご。三年ぶりに出店です。虹だんごは、こしがや愛されグルメ部門賞(手みやげ品)も受賞。取材を終えたら買おうと思っていたところ……虹だんごの店舗前は長蛇の列。残念ながら買うのは断念。焼きたての虹だんご、食べたかった。近いうちに、大相模不動尊(大聖寺)境内の本店か越谷駅西口の二号店に買いに行くことにします。
自家焙煎珈琲屋レプラホーン
コーヒーの香りに誘われて立ち寄ったのは、観光物産広場に出店していた自家焙煎珈琲屋レプラホーン。草加市青柳でコーヒー豆の焙煎販売を行なっているお店です。まずはブレンドを注文。おいしかったので深煎りのケニアもいただくことにしました。上質な香りとケニアならではの苦味。アフターテイストに品のあるほのかな甘みも楽しめました。
これまた美味しかったのでコーヒー豆(ケニアとインディア)も買いました。