筆王を使った往復はがきの作成方法と印刷の仕方の手順を解説します。往復はがきをはじめて作成する場合、手こずるのが文面の作成よりもプリンター設定と印刷。文面は往信と返信のどちらの面に印刷すればいいのか、往復はがきをプリンターに設置するときは縦横どちら向きにすればいいのか……。新年会の案内文を往復はがきで作成して印刷する、という設定で、分かりやすく説明していきます。
操作手順|作成する前に
作成する前に、往復はがきを送る相手と差出人の住所や氏名などの情報をあらかじめ筆王の住所録に登録しておいてください。筆王の宛先と差出人登録の仕方については割愛します。なお本記事で紹介する往復はがき作成の手順は【 筆王Ver23 】を元にしています。また本記事で使っている差出人と宛先の住所・氏名は架空のものです。テンプレートを選ぶ
筆王を起動して画面左の「裏面」というタグをクリックします。画面上・ステータスバーの左端にある「ファイル(F)」をクリックし「用紙を選択してデザインを新規作成(N)」をクリックする。
新規作成ウィザード(レイアウトの種類を選んでください、と書かれた画面)が開くので「往復はがき」をクリックする。
筆王に登録されている往復はがきのテンプレート一覧が表示されるので、その中から該当するテンプレートを選択する。今回は新年会の案内文を作るので「往復 新年会」を選択。印刷イメージ画像(表面)と差出人・宛先の住所・氏名・郵便番号を確認して、それでよければ「完了」を押す。
プリンターの用紙設定
本記事では私が使っているプリンター(EPSON PX-434A)での印刷手順を解説していますので「プリンターの用紙設定」と「印刷」に関する部分は、お使いのプリンターによって本記事の手順と異なる場合があります。
「用紙の種類が変更されましたるプリンターに用紙が正しく設定されていることを確認しますか?」というメッセージが出たら「はい(Y)」をクリックする。「プリンターの設定」というウインドウが開くので「用紙 サイズ(Z)」を「往復はがき 200×148mm」に設定し「印刷の向き」の「縦(0)」にチェックを入れて「OK」ボタンを押す。※印刷面が横の場合は「印刷の向き」の「横(A)」にチェックを入れる。
文面の編集|裏面
画面の左側に「宛先」(返信)、右側に新年会の案内文が表示されます。続いて文面の編集を行ないます。画面の右側に表示されている新年会の案内文(テンプレート)で、必要な箇所を編集します。最初に案内文の前半部分(挨拶文)を編集します。挨拶文の任意の箇所で右クリックをして開いたウインドウの中から「編集(E)」をクリック。
編集画面に切り替わったら必要な箇所を編集します。今回は下記のように編集しました。文中の「/」は改行の目安です。
(原文)皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます。さて、恒例の新年会を左記の通り開催致します。/皆様ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせの上、是非ご出席くださいますよう、お願い申しあげます。
(編集)皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます。さて、恒例の新年会を左記のとおり開催いたします。/ご多忙とは存じますが、万障お繰り合わせのうえ、ぜひご出席ください。/よろしくお願い申しあげます。
続いて、案内文の後半部分「新年会の開催情報」(日時・場所・電話・会費など)を編集します。テンプレートの開催情報の任意の箇所で右クリックをして開いたウインドウの中から「編集(E)」をクリックします。
日時 ◆月◆日(◆曜日)◆時~
場所 ◆◆◆会館
電話 ◆◆-◆◆◆-◆◆◆◆
会費 ◆◆◆◆円
※◆月◆日(◆曜)までに出欠のご返信をお送りください。
日時 一月二十九日(火)午後六時~
場所 牡丹飯店(草加駅西口から徒歩二分)
電話 〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
会費 六千円
※一月十六日(水曜日)までに出欠のご返信をお送りください。
文面の編集|表面
続いて「表面」の編集に移ります。画面左の「表面」というタグをクリック。往復はがきの表面の印刷イメージ画面が表示されます。左側の往信面に表示された差出人と宛名の情報を確認し、返信文面(出欠の有無など)を確認します。返信文面を編集する場合は、返信文面(※ご欠席の場合は~の部分)の任意の箇所で右クリックをして編集を行なってください。ここでは返信文面は変更をしないでテンプレートの文面をそのまま使います。
表面の印刷
印刷をする前に往復はがきを用意してください。往復はがきは1枚124円です。往復はがきは郵便局で売っています。コンビニだと売っているお店と売ってないお店があります。また往復はがきを扱っているコンビニでも店舗によっては在庫枚数が少ない場合もあります。郵便局で買うのがいちばん確実です。
往復はがきの文面(表面・裏面)の編集が終わったら往復はがきに印刷します。操作画面左の「印刷」というタグをクリックします。「印刷する面を選んでください」というウインドウが表示されるので「表面のみ」をクリックします。表示されたウィンドウの右上の「表面」をクリックして、左側の「一覧表で選択中の宛先」にチェックを入れ、印刷イメージを確認し、それでよければ「印刷」ボタンをクリックして往復はがきの表面を印刷します。
往復はがきの表面をプリンターにセットする
はじめて往復はがきをプリンターで印刷する場合は、コピー用紙を往復はがきと同じサイズに切って、試し印刷をしてください。試し印刷をして、郵便番号の位置などがぴったり印刷されているかどうかを確認・微調整したうえで往復はがきに印刷することをおすすめします。
往復はがきの表面をプリンターにセットする場合は「往信」と書かれた面(青い切手が印刷されている面)を表にして、往復はがきを縦方向にセットします(上の画像参照)裏面の印刷
表面の印刷が終わったら裏面の印刷を行ないます。操作画面左の「印刷」タグをクリック。「印刷する面を選んでください」というウインドウが表示されるので「裏面のみ」をクリックします。ウインドウが開いて裏面の印刷イメージが表示されます。左側の返信面(差出人宛の郵便番号・住所・氏名)と右側の案内文を確認します。間違いがなければ、プリンターに往復はがきの裏面をセットし「印刷」ボタンをクリックして印刷します。
往復はがきの裏面をプリンターにセットする
往復はがきの裏面をプリンターにセットする場合は「返信」と書かれた面(緑色の切手が印刷されている面)を表にして、往復はがきを縦方向にセットします(上の画像参照)以上が筆王を使った往復はがきの作成と印刷の手順です。