埼玉県さいたま市見沼区にある蝋梅の名所・石井実生園(いしいみしょうえん)に行ってきました。ちょうど「ロウバイまつり」の期間中だったので、見ごろを迎えた蝋梅の花を写真に収めることかできました。蝋梅の実や種も撮影させていただけたので、蝋梅の花の画像とともにご紹介します。石井実生園の地図や駐車場などの情報もお伝えします――
ロウバイまつりの開催期間|石井実生園
石井実生園(いしいみしょうえん)は「ハナミズキの森」と呼ばれるハナミズキの生産農家さんですが、ハナミズキだけでなはく、ロウバイ・牡丹・ハンカチの木・エンコウソウなど、四季折々、さまざまな花が咲くので、生産農場(畑)を無料で一般開放しています。毎年、4月の中旬には「ハナミズキまつり」が開催されますが、1月中旬から2月上旬にかけて蝋梅の開花時期に合わせ「ロウバイまつり」も行なわれます。2022年(令和4年)の「第14回ロウバイまつり」の開催期間は1月15日(土)から2月6日(日)まで。見学時間は10時から16時。入園は無料です。ペットは抱っこすれば入園できますが、リードでつないで歩かせながらの見学は不可。
石井実生園の蝋梅の種類と本数
石井実生園に植えられているロウバイの本数は約40本。ロウバイまつり期間中に花が咲いているのは、福寿蝋梅(フクジュロウバイ)満月蝋梅(マンゲツロウバイ)素心蝋梅(ソシンロウバイ)実生蝋梅(ミショウロウバイ)の4種類。そのほかに、4月ごろにメロンに似た香りの花を咲かせる緑蝋梅(ミドリロウバイ)があります。蝋梅の木にぶら下がって見学者を出迎えてくれるのはチンパンジー(のぬいるぐみ)。石井実生園のご主人は遊び心も満載です。
石井実生園ロウバイまつりの風景動画
蝋梅の実と種
蝋梅の枝に茶色の卵形をしたものがなっていました。石井実生園のご主人にうかがったところ蝋梅の実だそうです。蝋梅の花は見たことがあるけど、蝋梅の実は初めて見ました。実際に現地に足を運んでみると、いろいろなものと出合えますね。蝋梅の実と種を見せていただけました(上の写真)。左側が蝋梅の種、右側が蝋梅の実です。種はこのまま植えれば発芽して育つそうです。実と種をいただけたので、自宅の庭に植えようと思います。
ちなみに種を植えて、二、三メートルの木に育つまでには、7年から10年くらいかかるそうです。上の蝋梅の木(フクジュロウバイ)は約3メートル。種を植えてからだいたい7年ぐらいたっているそうです。
石井実生園では蝋梅の花や苗木の販売も行なっています。
石井実生園では蝋梅の花(切り花)や苗木の販売も行なっています。切り花の値段はナント250円。しかもつぼみの状態の枝が5~6本入っています。「あら~、蝋梅が250円? 安いわね~」と言って、2,000円分買い占めていた年配女性もいました(笑)。イチバン人気は満月蝋梅だそうです。私も買って帰りました(上の写真)。たしかにこれで250円は安いですね。蝋梅の花は比較的長持ちするので、2週間から3週間は楽しめるそうです。蝋梅のおかけで部屋の空気が浄化された感じがします。
石井実生園へのアクセス
石井実生園(いしいしょうみえん)の住所は埼玉県さいたま市見沼区南中丸75番地。電話番号は048-684-2781。公共機関でのアクセスは、JR大宮駅東口から中川循環以外の堀の内橋経由のバスに乗って(乗車時間は約10分)中川坂上バス停下車。徒歩約1分(地図)。石井実生園の駐車場
石井実生園には駐車場があります。駐車スペースは約10台分。駐車料金は無料。入口に「ハナミズキの森」と書かれた桃色の立看板が出ていますので、そこから奥が駐車場になります。車は「お客様専用駐車場」と書かれた黄色いコーンが立ててある場所に駐めてください。ロウバイまつりなどイベント期間中の土日祭日は天気がいいと満車になることが多いです。
ハナミズキまつり
石井実生園は「ハナミズキの森」と謳っているように、ハナミズキの名所として知られています。ハナミズキの見頃は4月中旬から4月下旬。ハナミズキが見頃を迎える4月中旬には「ハナミズキまつり」も行なわれます。「ロウバイだけではなくハナミズキもきれいなのでせひいらしてください」(石井実生園のご主人)第37回ハナミズキまつり
2022年(令和4年)第37回ハナミズキまつりの日程は4月16日(土)17日(日)の二日間(予定)。時間は10時から16時。入場料は無料です。蝋梅の種類|福寿蝋梅・満月蝋梅・素心蝋梅・実生蝋梅
石井実生園に植えられていた4種類の蝋梅(福寿蝋梅・満月蝋梅・素心蝋梅・実生蝋梅)の特徴などは下記の記事で詳しく解説しています。併せてお読みください。写真も載せてあります。蝋梅の種類を写真で解説|福寿蝋梅・満月蝋梅・素心蝋梅・実生蝋梅