菊芋のきんぴらレシピを写真とともにご紹介します。菊芋に含まれるイヌリンと呼ばれる食物繊維には、腸内の余分な糖質を体外に排出して血糖値を下げる働きがあるので、糖尿病の予防や改善にも効果が期待できます。作り方は簡単。きんぴらごぼうの作り方と手順はほとんど同じです。
菊芋のきんぴらの材料

菊芋のきんぴらの材料(約4人分)は、◇菊芋…5~6個◇ニンジン…5センチ大◇ゴマ油…大さじ1杯◇酒…大さじ1杯◇砂糖…大さじ1杯◇ほんだし…小さじ1杯◇ゴマ…適宜◇しょうゆ…大さじ1杯。※調味料の分量は目安。お好みで加減してください。
菊芋のきんぴらの作り方

菊芋はなるべく大きくて実の硬いものを選んでください。実は硬いほうが栄養成分もたっぷり含まれています。おいしそうな菊芋を選んだら水洗いします。
菊芋を細切りにする

水洗いした菊芋を皮付きのまま細切りにします。菊芋の主成分であるイヌリンは皮の近くにたくさん含まれているので、菊芋はなるべく皮付きのまま細切りにしてください。皮は食べたくないという方は皮をむいてもかまいません。
軽く水にさらしてザルに移す

細切りにした菊芋を軽く水にさらしてザルに移し水を切ります。
ニンジンを細切りにする

ニンジンを細切りにしてザルに移します。ニンジンは入れたほうが色合いがよくなりますが、ニンジンを使わずに菊芋だけできんぴらを作ってもかまいません。ここはお好みで。
フライパンにゴマ油を入れて中火で熱する

フライパンにゴマ油を入れて中火で熱します。
菊芋とニンジンを入れてかき混ぜる

ゴマ油を入れたフライパンが熱したら菊芋とニンジンを入れ、全体に油がまわってしんなりするまでかき混ぜます。
調味料を加える

菊芋とニンジンがしんなりしたら酒・砂糖・ほんだし・しょう油を加えて炒め合わせます。
お酢は使わないこと!
菊芋を炒めたり煮詰めたりして熱を加えるときはお酢は加えてはいけません。菊芋に熱したお酢を加えると主成分のイヌリンが分解されてしまうので、イヌリンの効果がなくなってしまいます。
汁気がなくなるまで煮詰める

菜箸(さいばし)で混ぜ合わせながら汁気(しるけ)がなくなるまで煮詰めます。煮詰め過ぎて焦がさないように注意してください。
器に盛り付ける

汁気がなくなるまで煮詰めたらフライパンから器に移して盛り付けます。
ゴマを振りかけて完成

ゴマを振りかけたら菊芋のきんぴらの完成です。
菊芋のきんぴらの保存方法

菊芋のきんぴらは冷蔵庫に保存すれば2~3日間はもちます。多めに作った場合は保存容器に入れて冷凍すれば1か月ぐらいはもちます。菊芋のきんぴらの保存期間は、冷蔵で三日程度、冷凍の場合は1か月程度を目安にしてください。