架空請求詐欺はがきが実際に届きました。ちょうど今年は町内会の役員、しかも役職は防犯防災担当をしていることもあって「多発しています!架空請求詐欺はがきに関する注意勧告」というお知らせ文を作成。実際に届いた架空請求ハガキもコピーして参考資料として添付。回覧板で回しました。町内会の回覧板で回した注意勧告の文面をご紹介します。
回覧板で回した架空請求詐欺はがきに関する注意勧告
回 覧
2018年9月13日
武里三丁目町内会
防犯担当 須田
武里三丁目町内会
防犯担当 須田
多発しています!架空請求詐欺はがきに関する注意勧告
ここ数日、市内および当町内会の街区内で「民事訴訟センター」と名乗る機関から「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」「総合消費料金に関する訴訟最終通告のお知らせ」などと題したハガキが頻繁に届いています(別紙資料参照)
過去に利用した業者への未払いがあると思わせ、それに関して「裁判所に訴訟が提出されました。取り下げ最終期日なで連絡がない場合は、給料や不動産などを差し押さえます。」と脅して不安にさせ、書面に書かれている「取り下げなどの相談窓口」に電話をするよう誘導する手口です。
このハガキは架空請求詐欺ハガキと呼ばれるもので、裁判所が送ったものではありません。書面に書かれている「民事訴訟管理センター」に電話をしたところ、弁護士と名乗る人物を紹介され(この人物も詐欺グループのメンバーです)、最終的には、コンビニでプリペイドカードを購入し、お金を支払ってしまった被害も発生しています。
このようなハガキが届いても、決して相手に電話をしてはいけません。そのまま無視してください。電話さえしなければ詐欺の被害に遭うことはありません。もし不安を感じたり、対処に困ったりした場合は下記の「消費生活センター」に相談してください。
■越谷市立消費生活センター(電話番号)048-965-8886
■(平日)9時30分~15時30分(昼休み)12時~13時
■受付は月~金、土日祝日は休み
上記注意勧告文の文面は回覧板で回したものと同じですが、町内会名と担当者名は変更してあります(実名ではありません)。用紙のサイズは A4 。上記の文面は町内会や自治会の回覧板で回すさいの雛形としてお使いいただいてかまいませんが、コピペしてブログなどに無断転載することは禁じます。また文末の消費生活センターは全国都道府県別にありますので、お近くの消費生活センターの情報に差し替えてください。
全国の消費生活センター
実際に届いた架空請求はがきのコピーも添付しました。
実際に私宛に届いた架空請求ハガキをコピーして参考資料とし、注意勧告文に添付しました。上の写真は私宛に届いた架空請求ハガキと、そのコピーです(A4サイズ)。注意勧告文では「別紙資料参照」として記載してあります。上の写真は、架空請求詐欺はがきに関する注意勧告文(左側)と架空請求はがきのコピー(右側)です。1枚目に注意勧告文、2枚目にハガキのコピー、2枚をホッチキスでとめて、回覧板で回しました。
なお私宛に届いた架空請求はがき(総合消費料金未納分訴訟最終通知書)については別記事にまとめておきました。◇実際の文面◇文面の検証◇架空請求詐欺はがきが届いたときの対処法◇架空請求の被害に遭ってしまったときの相談窓口――など。
総合消費料金未納分訴訟最終通知書はがきが届いた。
総合消費料金未納分訴訟最終通知書はがきが届いた。
回覧板を回したところ
架空請求はがきに関する注意勧告を回覧板で回したところ、回覧板を見た翌日に、町内会の高齢者夫婦の奥様宛に架空請求ハガキが届きましたが、事なきを得ました、という連絡をいただきました。そのほかにも「実際に自分の住んでいる地域でもこのようなハガキが届いているなんて知りませんでした。教えていただきありがとうございました。」「(架空請求はがきのことは)話には聞いていましたが実物のはがき(コピー)を見せていただけてとても参考になりました。(遠方に住んでいる)実家の母親にもファクスを送って電話で教えてあげました。」など、反響が予想以上にありました。