お礼状の書き方<頂き物>はがき文例|印刷した文面の画像付き

頂き物をしたときのお礼状の書き方を解説しています。◇お礼状を出すタイミング◇書き出しと結び◇お礼状の文例◇お菓子・お土産・野菜や果物をいただいたときのお礼状の文面(3種類)を実際にはがき作成ソフトで作って縦書き印刷したものも画像付きで公開しています。

 

お礼状を出すタイミングは頂き物をもらったその日が最善

はがきのお礼状 お礼状を出すタイミングはなんといっても迅速がいちばん。もらったその日にお礼の手紙やはがきを書いて投函するのがベスト。今日は忙しいから明日にしよう、なんて先延ばししては相手に感謝の気持ちは届けられません。

メールやLINEで言葉を伝えられる関係でしたら、品物が届いた瞬間に「ありがと~!」「神戸ワッフルセット今届きました~(*^-^*)」のようなメッセージを送ればいいですけど、そこまで近い関係でなければ、お礼状を送るのがマナー。

相手が目上であってもはがきでじゅうぶん。手紙じゃなくても大丈夫です。とにかく一にも二にも早く書くこと。届いたその日に書いて投函する。これがいちばんのマナーです。先延ばしにして時機を逸すると、お礼状の意味や効果も半減してしまいます。

ただしあまりにも高価な品物をいただいたときは手紙にしてください。ここでは、お土産とか、お菓子とか、野菜や果物といった数千円から一万円程度の贈り物を想定しています。

はがきで書く礼状は、縦書きがいいのか、横書きでいいのか、ということについては、縦書きが基本です。礼状を送る相手の年齢にもよりますが、今の時代は、横書きでも昔ほど違和感はなくなってきていますので、横書きでも悪くはありませんが、縦書きにしておいたほうが無難です。

ハガキのお礼状は季語と時候の挨拶は省略しても大丈夫

一般的なハガキの場合は、最初に季語や時候の挨拶を入れて主文(用件)に入りますが、お礼状の場合は、季語や時候の挨拶は省略してかまいません。前文省略で、お礼の言葉から書き出します。

これは、うれしさのあまり時候の挨拶を忘れてお礼の言葉から書き出してしまった、という意味あいがあります。はがきでお礼状を書く場合は、季語や時候の挨拶(前文)は省略してかまわない、というスタイルが(相手にお礼を伝える)自然な気持ちの流れといえます。

お礼状(はがき)の書き出しと結びの言葉の定型句

お礼状(はがき)の書き出しと結びの言葉の定型句をご紹介します。このフレーズを使っておけば間違いありません。

お礼状の書き出し文例…「●さん、みごとなサツマイモが今日届きました。」「心づくしの品が今朝届きました。」「このたびは、ごていねいに心のこもった品をお届けいただきありがとうございました。」「このたびは、けっこうなお品をちょうだいし、まことにありがとうございました。」
お礼状の結びの言葉(文例)…「ありがとうございました。」「ほんとうにありがとうございました。」「取り急ぎお礼まで。」「とりあえずお礼まで」「取り急ぎお礼申しあげます。」「とりあえずお礼申しあげます。」「まずはお礼まで。」「まずはお礼かたがたご挨拶まで。」

お礼状の文例<はがき>お菓子をいただいたお礼

お菓子をいただいた礼状の文例(はがき) お菓子をいただいたお礼のハガキを実際に作りました(上の画像)。実際に宅配便で贈られてきたお菓子(カステラ)をデジカメで撮影して、ハガキ作成ソフトを使って、お礼状にカステラの画像を組み込んでみました。文面は以下のとおりです。実際のハガキの文章は横書きではなく縦書きにしてあります。

小野崎さん、ごていねいに心のこもった品をお届けいただきありがとうございました。

開けてみると水郷堂のかすていらが。先日、小野崎さんがおっしゃっていた越谷名物のカステラですね。さっそくいただきました。

しっとり感がすごいですね。濃厚な甘さで上品。母も「こんなおいしいカステラを食べたのは数十年ぶりだよ」と驚いていました。甘いものに目がない父にも食べさせてあげようと思います。

まだまだ寒い日が続きます。くれぐれもご自愛ください。

とり急ぎお礼まで。

お礼状の例文<はがき>お土産をいただいたお礼

お土産をいただいた礼状(はがき) お土産をいただいたお礼状をはがき作成ソフト(筆王)で作ってみました(上の画像)。いただいたお土産(鎌倉紅谷の銘菓あじさい)を写真に撮って筆王で加工・縦書き文に編集して印刷しました。冒頭には相手の名前を入れました。例文の文面は下記のとおりです。

舞子さん、すてきなお土産ありがとうごさいます。鎌倉の写真といっしょに今日届きました。

鎌倉紅谷の銘菓あじさい。数年前に雑誌で見て、一度食べてみたかったんですよ。ありだかく頂戴しました。

スライスしたスポンジケーキになっているんですね。まろやかな風味でお茶うけにもピッタリ。箱の中にあじさいの花言葉が添えられていました。一家団欒…ということで家族みんなでいただきました。

なにかとあわただしい年度末、くれぐれもご自愛ください。

とり急ぎお礼まで。

お礼状の文面<はがき>野菜や果物をいただいたお礼

野菜をいただいたお礼状(はがき) 知人からタケノコが贈られてきたので、ハガキでお礼状を作りました(上の画像)。筆王(はがき作成ソフト)で作成。毎年、桜の季節にいただくので、私の地元の桜の名所で、満開のしだれ桜の写真を撮ってハガキに入れて絵はがき風のお礼状にしてみました。文面は以下のとおり。ひとつの文例として参考にしてください。

塚田さん、立派なタケノコが今日届きました。

毎年、桜の季節になると届く、塚田さんからの贈り物。いつも受け取るばかりで、ただただ恐縮です。

それにしても今年のタケノコはまたずいぶん見事ですね。ずっしと重く旨みがぎゅっと詰まっている、そんな感じです。さっそく、去年、塚田さんから教えていただいた、タケノコのステーキと土佐煮を作っていただこうと思います。

春色すでに十二分、元気にお過ごしください。

取り急ぎお礼まで。

コメントは受け付けていません。