「夏休みの家庭科の宿題にどんな作品を作ったらいいか分からない…」という小学生のみなさんに、洗濯ばさみを使って簡単にできる猫クリップの作り方を二回(前半と後半)に分けてお教えします。一回目(前半)は、◇準備(材料と用意するもの)◇型紙の作り方◇胴体・顔・尻尾の作り方……。二回目(後半)は、綿詰めから完成までの手順を解説します。半日から一日あれば作れますので、夏休みの家庭科の宿題に、ぜひ作ってみてください。それでは、猫クリップの材料から説明していきます。
猫クリップの材料
・ 布(ジャージ)…伸縮する布(20センチ×20センチ)色は自由
・ 洗濯ばさみ…1個
・ 型紙に使う厚紙…約10センチ×15センチ
・ 綿…にぎりこぶし大ぐらい
・ ビーズ(黒)2個…ねこの目に使います。
・ ビーズ(赤)1個…ねこの鼻に使います。
・ 鈴…1個 ※ねこの首に付けます。
・ リボン…ねこの耳に付けます。※色は好きな色でOK
・ ラッピングに使うポップタイまたは針金…猫の尻尾に使います。
・ 糸
・ 針
・ 鉛筆…Bまたは2B(濃い色のもの)
・ 割り箸1本…ねこの胴体に綿を詰めるときに使います。
・ はさみ
・ 布用ボンド
※ 材料は手芸屋さんや百円ショップで売っています。
猫クリップの型紙の作り方
まず、猫クリップの胴体部分の型紙を作ります。型紙用の厚紙の上に洗濯ばさみを置いて、洗濯ばさみがすっぽり入るように、鉛筆で線を引いていきます。ねこクリップの前足部分になるところは、洗濯ばさみを少し開いた状態で線を引いてください(上記画像参照)
ねこクリップの胴体部分の型紙ができたら次は顔の部分です。顔の部分は胴体部分の大きさに合わせて作ってください。両耳を付けるのを忘れずに(上記画像参照)
ねこクリップの胴体部分の型紙の上に顔の部分の型紙を乗せるとこんな感じになります。頭と胴体部分の型紙ができたら猫クリップを作っていきます。
以上で、準備するものと型紙の作り方の解説を終わります。続いて猫クリップの胴体・顔・尻尾(しっぽ)の部分の作り方を説明していきます。まず全体の作業を読んでから、手順どおりにひとつひとつ作業を進めていってください。
胴体・顔・尻尾を作る
まず、布を表が内側になるように中表(なかおもて)に二つ折りします。中表にした布の上に猫クリップの胴体部分の型紙を置きます。
型紙を手で押さえて、型紙に沿って鉛筆で強めに線を引いていきます。
胴体部分の型紙をとるとこんな感じになります。上記画像のAが前足部分、Bが後ろ足部分になりす。
続いて、猫クリップの顔の部分の型紙を中表にした布の上に置いて、型紙に沿って鉛筆で強めに線を引いていきます。
顔の部分の型紙をとるとこんな感じになります。
尻尾(しっぽ)の部分は、幅3センチ・長さ12センチぐらいに布を切ります(尻尾の部分の型紙は作りません)。尻尾の部分の布は中表に折らなくてけっこうです。
糸で縫うときに布がずれないように、顔の中心部に1箇所、左右の前足に1箇所ずつ、顔の上の部分に1箇所、まち針で留めます。尻尾の部分の布はまち針でとめなくて大丈夫です。
胴体の部分と顔の部分を鉛筆の線に沿って本返し縫いで縫っていきます。
後ろ足になる部分のAとBの間は縫わないでください。上記画像の2本の赤いまち針で刺した部分です。
顔になる部分のAとBの間も縫わないでください。上記画像の2本のまち針で刺した部分です。
尻尾の部分の布を表が内側になるように中表(なかおもて)に二つ折りして、上の画像のAの部分からBの部分までを黄色の線のように本返し縫いで縫っていきます。
猫クリップの胴体・顔・尻尾になる部分を縫い終わるとこんな感じになります。
胴体部分のAとBの間、顔の部分のCとDの間は縫わないでください(あとでその部分から綿を詰めるので)
次は、胴体・顔の部分の縫った糸にそって、布を切っていきます。縫い代(ぬいしろ)を3ミリぐらいあけて切ってください。
そうしましたら布をひっくり返して、布の表面を外側に出します。
胴体部分・顔の部分・尻尾の部分をそれぞれひっくり返して、布の表面を外側に出すと、こんな感じ(上の写真のよう)になります。
猫クリップの作り方、前半の作業はここまでになります。
後半の作業は綿詰めと仕上げ
このあと、胴体部分・顔の部分・尻尾の部分に綿を詰めて、目・鼻・鈴・リボンを付けて完成です。後半の作業については上記記事で解説しています。