甘酢にんにくの作り方を写真とともに紹介します。材料はニンニク・酢・砂糖・塩。用意するものは保存瓶。作り方は簡単。にんにくをひとかけず分ける→薄皮をむく→軽く水洗いする→酢・砂糖・塩で甘酢を作る→保存瓶にニンニクを入れる→甘酢を入れる→保存瓶にラップをして電子レンジで加熱する→ひと晩おいたらできあがり――。毎日ひとかけを目安に食べることで疲労回復や冷えの改善などの健康効果も期待できます。
材料と用意するもの
甘酢ニンニクの材料は、ニンニク…100グラム。お酢…100ml~150ml。砂糖…小さじ1杯。塩…小さじ2分の1杯。そのほかにガラスの保存瓶(密封できるもの)を用意してください。甘酢にんにくの作り方
お酢はリンゴ酢・米酢・黒酢・玄米酢などお好みで。今回は穀物酢を使いました。砂糖や塩などを加えた加工酢はおすすめできません。調味料の分量はお好みで加減してください。薄皮をむく
ニンニクの薄皮をむいて、ひとかけずつに分けます。軽く水洗いする
薄皮をむいたら軽く洗って水を切ります。甘酢を作る
カップにお酢を 70ml から 100ml ほど入れます。次に砂糖を小さじ1杯、塩を小さじ2分の1杯ずつ入れます。砂糖と塩の分量はお好みで加減してください。
酢・砂糖・塩をよくまぜて甘酢を作ります。味見をして甘さや塩加減をお好みで調整してください。
にんにくを保存瓶に移す
水洗いして水を切ったニンニクをガラスの保存瓶に移します。甘酢を注ぐ
ニンニクを保存瓶に入れたら甘酢を注ぎます。ニンニク全体がしっかりひたるまで甘酢を入れてください。分量が足りないときは甘酢を作って足してください。電子レンジで加熱する
保存瓶にラップをして電子レンジで加熱します。電子レンジでの加熱時間は1分から1分30秒。電子レンジからガラス保存瓶を取り出すときにヤケドをしないように注意してください。
ひと晩おいたら完成
ニンニクが甘酢にしっかり浸かるように小皿などで落とし蓋をして、ラップで保存瓶をしっかり密封します。ラップの上からきっちりフタをしたら酢ニンニクの完成です。常温で一晩おいたら翌日から食べられます。
作って三日目の甘酢ニンニク
上の写真は作って三日目の甘酢ニンニクです。ニンニクが少しずつ甘酢になじんでアメ色になりはじめています。ニンニクが緑色に変色することがあります。
漬けている途中、ニンニクが緑色に変色することがあります。これはニンニクに含まれるフラボノイドという色素成分がお酢と反応したため。一過性のものなので、そのまま食べても問題ありません。数日から十日ほどでまだ元の色に戻ります。甘酢ニンニクの食べ方と保存期間
甘酢ニンニクを食べる一日の分量は半かけからひとかけが目安。一度にたくさん食べることよりも毎日、少しずつ食べ続けることで、健康効果もが期待できます。保存期間は、常温で3か月、冷蔵庫だと約1年。甘酢には有効成分が溶け込んでいるので、捨てないで、サラダなどにドレッシングといっしょにかけて召しあがってください。甘酢ニンニクの匂いは?
甘酢ニンニクはかなり匂います。ニンニクの量にもよりますが、容器もしっかり密封しないと、部屋にも匂いが充満します。ひとかけ食べるだけで家族に「ニンニク臭い」と言われます。会社勤めの方は夜寝る前に食べることをおすすめします。食後に牛乳を飲んで匂いを消したり、歯を磨くなどの口臭対策も必要かもしれません。甘酢ニンニクの効能
甘酢ニンニクの代表的な効能は、疲労回復・体力増強・ひえ改善。ニンニクに含まれるアリシンとスコルジニンという二つの成分は滋養強壮にも働きかけます。アリシンは、血行を促進し、冷えや滋養強壮に役立ち、スコルジニンは、新陳代謝を促し、疲労回復や強壮作用が期待できます。ただし甘酢にんにくは薬ではありません。食べれば病気が治るというものではありません。このことは誤解のないように。毎日、適量を食べ続けることで、健康効果も期待できる、というものです。ニンニクをお酢に漬けることで、まろやかな味になるので、ニンニクが苦手な方でもおいしく食べることができます。甘酢ニンニク。ぜひ一度お試しください。