観照院の由緒と風景<埼玉県越谷市>真言宗豊山派のお寺

埼玉県越谷市にある真言宗豊山派のお寺・観照院の由緒と境内の風景を写真とともにご案内します。観照院の読み方は「かんしょういん」。住所は埼玉県越谷市七左町7-278。開山は江戸初期の元和2年(1616年)。本堂には越谷市の有形文化財に指定されている木造会田七左衛門夫婦坐像が安置されているほか、参道には江戸時代に造立された数々の石仏や石塔が点在しています。

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観照院の由緒

観照院(本堂) 観照院の開山は約400年前、江戸時代初期の元和2年(1616年)。当時、沼沢地(しょうたくち)だったこの地(現在の出羽地区)を開墾した会田七左衛門政重(あいだしちざえもんまさしげ)による新田開発工事の安全祈願として建てられました。

宗派は真言宗豊山派。山号は日映山(にちえいざん)。観照院の「観照」は、会田七左衛門政重の法名「日映観照」(にちえいかんしょう)から付けられた院号です。山号の「日映山」も「日映観照」から付けられました。

本尊は不動明王。本堂に安置されている不動明王の胎内には、会田政重が拝んでいた念持仏(ねんじぶつ)が、弘法大師の作と明記された経木(きょうぎ)といっしょに納められていたと伝えられています。

木造会田七左衛門夫婦坐像

木造会田七左衛門夫婦坐像(説明看板) 観照院の本堂には、会田七左衛門政重と妻の木像一対が安置されています。この地(出羽地区)を開発した会田七左衛門政重と妻の人徳をしのんで、夫婦没後、寛永19年(1642年)ごろに村民が奉納したと伝えられています。この木像は「木造会田七左衛門夫婦坐像」として越谷市の有形文化財に指定されています。

なお江戸時代、この地は、開墾した会田七左衛門政重の名を取って、七左衛門村という村名が付けられました。現在は七左町(しちざちょう)として、その名が残っています。会田七左衛門政重が開発したのは、現在の七左町、新川町(しんかわちょう)、大間野町(おおまのちょう)一帯、出羽地区に当たります。

石仏・石塔

石仏 観照院の見どころのひとつが参道と境内に点在している石仏と石塔。江戸時代に造立されたものが多く、歴史的価値のあるものも多く見受けられます。上の写真は、青面金剛像庚申塔(しょうめんこんごうぞう こうしんとう)亨保8年(1723)/地蔵菩薩・文字塔(じぞうぼさつ・もじとう)宝暦4年(1754)/光明真言供養塔(こうみょうしんごん くようとう)明和4年(1967)……など。

観照院の風景

参道入口 参道入口。参道の両脇に「入口 観照院」と書かれた立て看板が置かれています。参道入口は道路(七左衛門通り)沿いにあります。山門入口では二メートルを超える仁王像(金剛力士像=こんごうりきしぞう)の石像が出迎えてくれます。

仁王像|吽形 参道を正面に見て左側にいる仁王様が口を結んでいる吽形(うんぎょう)像

仁王像|吽形 右側にいる仁王様が口を開いている阿形(あぎょう)像。間近で見るとかなり迫力があります。

参道 参道は 60メートルほど。参道の両脇には手入れの行き届いた松や植木が植えられ、石仏や石塔などが点在しています。

南無釈迦牟尼仏像 蓮の花の上に立たれている南無釈迦牟尼仏像(なむしゃかにぶつぞう)。南無釈迦牟尼仏とはお釈迦さまのこと。足元には六尊のお地蔵さまがいらっしゃいます。

石仏|鬼子母神・馬頭観音菩薩像 こちら(上の写真)の石仏は、鬼子母神(きしもじん)文字塔と馬頭観音菩薩像(ばとうかんのんぼさつぞう)です。左端が鬼子母神の文字塔。江戸末期・嘉永5年(1852)造立。

松の木 参道を50メートルほど進むと、両脇に二本の松の木があり、左側の松の木が道をふさぐように傾いているので、傾いている松の木をくぐるようにして本堂に向かいます。

棟門前 傾いている松の木をくぐると正面に棟門(むねもん)が見えます。左側に見えるのが地蔵堂。右側手前には石仏が並んでいます。棟門の奥に見えるのが本堂です。

棟門 参道を抜けると棟門(むねもん)があります。棟門とは屋根付きの門のこと。屋根には葦簀(よしず)が掛けられています。棟門をくぐると境内です。

鐘楼 棟門をくぐって境内の右側に鐘楼(しょうろう)が見えます。私か参拝したとき(2019年7月15日現在)は、鐘は吊るされていませんでした。現在は使われていないか、もしくは修理中なのかもしれません。

境内 境内です。左側に石塔、本堂前に常香炉(じょうこうろ)と不動明王立像(ふどうみょうおうりつぞう)が見えます。

本堂 こちら(上の写真)が本堂です。「日映山」(にちえいざん)と山号が書かれた扁額(へんがく)が掛けられています。

不動明王立像 本堂の前に立たれているのは不動明王立像。本堂をお守りしています。

石仏 境内で本堂を正面に見て左側に100基近くの石仏が見られます。そのうしろの敷地は墓地になっています。

墓地 境内の隣にある墓地は、江戸時代から続いているので、珍しい石仏も数多く見受けられますが、あくまでも墓地なので、興味本位にずかずかと入り込むのは慎んでください。

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駐車場

参道入口 駐車場は参道の入口から入ります。参道の両脇に「入口 観照院」と書かれた看板が置かれていますので、すぐに分かります。参道入口は七左衛門通り沿いです。

参道 参道を50メートルほど進むと右側に駐車場があります。道をふさぐように傾いている松の木の手前、右側です。

駐車場 駐車場には20台ほど車を駐められます。駐車料金は無料

駐車場(お墓側) お墓の入口にも三台ほど駐められる駐車場がありますが、こちらは墓参り用専用駐車場になります。本堂へは参道脇にある駐車場に駐めたほうが断然近いです。

観照院の住所と場所

観照院の住所は埼玉県越谷市七左町7-278( 拡大地図 ) 。郵便番号は 343-0851 。場所は出羽公園の近くです。出羽公園までは武蔵野線をはさんで100メートルほど。

観照院へのアクセス

観照院(埼玉県越谷市七左町) 電車とバスでのアクセスは新越谷駅西口から朝日バス(七左七丁目・出羽地区センター行き)に乗って「七左七丁目」バス停で下車して50メートル先(徒歩約1分)。なお観照院のホームページはありません。電話番号は 048-962-5695 です。
 

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