町内会長の就任挨拶スピーチ例文を三パターン作りました。

町内会長の就任挨拶スピーチ例文を三パターン作りました。あたりさわりのない「梅」。具体的な事例を入れた「竹」。自分の町づくりの展望を示す「松」――。「梅」は、ほぼそのままで使えます。「竹」と「松」については、具体例の箇所だけは自分の町内会に置きかえる必要がありますが、そのほかの部分は、手直しをしないですむ原稿になっています。

 

【梅】あたりさわりのないスピーチ

みなさま、本日はお忙しい中、ご出席いただきありがとうございます。 私は本年度の町内会長を務めさせていただきます大野哲朗と申します。未熟者ではありますが、前任者の太田様が築いた実績を継ぎ、精一杯つとめさせていただきますので、どうかお力添えをお願い申しあげます。
 
今年も難しい問題はたくさんあろうかとは存じますが、会員のみなさまと連携をとって、ひとつひとつ解決していこうと思っています。そのためにもどうかみまさまのお力をお貸しください。 至らない点も多いかと思いますが、お気づきの点はどんどんご指摘いただければと存じます。
 
それでは一年間、よろしくお願い申しあげます。

好感度が上がる町内会長就任あいさつのコツ

上記の例文は、新年度の総会で、新役員を前にした町内会長就任のあいさつを想定しています。原稿はおよそ280文字。時間にすると一分程度です。こんな短いスピーチでいいの? と思うかもしれませんが、いいんです。
 
どうせ誰も話の内容なんて気にしません。「会長に就任させられて(あなたも)たいへんね」と同情してくれていますから、気楽に考えてください。三分間スピーチなんて長すぎます。聞くほうもつらいです。さくっと話してさっさと終わる。これが町内会長就任あいさつのポイントです。
 
ただしあまりにへりくだるのは禁物。謙虚な気持ちは必要ですが、ホントはやりたくなかったんだけど、みなさんがどうしてもというので、仕方なく引き受けました、できれば今も代わってもらいたい気持ちです……なんて言ってしまうと、出席者が興ざめしてしまいます。その場の雰囲気もまずくなってしまいますので、注意してください。

町内会長就任スピーチ心得七か条

・前任者の業績をたたえる。
・「よろしくお願いします」という気持ちを一貫させる。
・あくまでも謙虚に。ただし卑下はイヤミになる。
・かたくるしい言葉は使わない。格言などは不要。
・できれば簡単に抱負を述べる。
・大風呂敷を広げない。
・演説口調にならないように注意する。
 
原稿は必ず作ってください。原稿を暗記する必要はありません。原稿をそのまま読んでもかまいません。原稿を作らずに、その場の思いつきで、的を射ない話を長々と聞かされるほど苦痛なことはありません。
 
そういうヒトにかぎって、話がなかなか終わりません。これで話が終わりかな、と思ったら「それともうひとつ」とか、「最後にもうひとつ」などと、どうでもいい話を次々とつなげていく。こういうことにならないように原稿は必ず用意してください。300文字程度でじゅうぶんです。
 
そうはいっても町内会長のあいさつなんだから少しは気のきいたことをしゃべらないと……というかたは、スピーチの中にひとつ具体的な事例、たとえぱ町内会で人気のある行事や活動などに触れると、聞いている人に身近に感じてもらえます。
 
そうしたあいさつの例文は、以下の【竹】と【松】で用意しました。

【竹】具体的な事例を入れたスピーチ

みなさまのご支持によりまして、今年度の町内会長を務めることになりました塚田でございます。このような大役ははじめてですので、かなり緊張しているというのが本音ですが、前任者の田口さまが築きあげたみなさまからの信頼を壊さぬよう、しっかり務めていこうと考えております。
 
わたくしどもの住みます宮本町は、市内でも町内会の活動がさかんな町です。とくに八年前から行なわれております宮本第三公園における花壇づくりの活動においては、未就園児からお年寄りまでが一丸となって植えた季節の花たちが、町内に住む人たちの心をやわらげてまいりました。これもみなさまの多大なるご協力のおがけと思います。
 
今後も町内の活動をより活性化させ、住みよい町づくりに貢献していきますので、どうぞご協力をお願いいたします。

【松】自分の町づくりの展望を示すスピーチ

このたび町内会長に選任されました橋本久美子です。会長という大役をおおせつかり、恐縮するとともに、責任の重さに少々戸惑っています。
 
と申しますのも前任の高野会長さんが、当町内会のためにご尽力され、町内の発展に貢献され、住民相互の親睦を深めてこられたからです。その高野さんの後任として、私のようなものが、こうした実績をどこまで受け継いで、維持し、さらに発展させることができるのか、今のところまったく自信がありません。
 
さいわい、高野さんは会長を退かれたあとも理事として町内会を支えてくださるということですので、高野さんのお知恵を拝借しながら、また、役員の方々や町民のみなさまのご協力を得て、私なりに精いっぱい努力いたしたいと思っています。
 
町内会活動というのは、あくまでもボランティアで、労多くして報われぬことも多々あります。しかもみなさんそれぞれがお忙しい仕事をもっておられ、時間と労力にはおのずと限界があります。
 
バス旅行や町内会主催の花見やカラオケ大会などは楽しい行事で、みなさまにも喜んでいただけますが、消毒や町内清掃、防災訓練、暮れの夜回りといった仕事はなかなかめんどうで、正直、こんなことをして何の役に立つのかと思われることもあるでしょう。
 
しかし、とくにお年寄りや子どもたちが安全に、快適に暮らすことのできる町づくりに、これらの活動はなくてはならないものです。ひとりひとりがこの町の住民であることの自覚のもとに、「誰かがやってくれる」ではなく、「自分がやらなくては」という気持ちで、町内会活動に参加していただきたいとお願いするしだいです。
 
さいわいにしてこれまで、当町内会には、これといった事件・事故・災害といったものはありませんでした。これもみなさまが日ごろから当町内会のことを気づかい、ご尽力されてきた結果だと思います。
 
私も会長に選任されました以上は、微力ながら町内会のみなさまとともに手をたずさえて、住みやすく安心して暮らせる町づくりに努力したいと思っています。
 
どうかこれから一年間、よろしくお願いいたします。
 
本記事のスピーチ原稿をそのまま町内会長就任あいさつに使うのはかまいませんが、文面を無断で複製してブログやホームページをはじめメールマガジンなどの媒体に転載することは禁止します。著作権の侵害になりますので申し添えておきます。
 

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