町内運動会の挨拶原稿|スピーチにそのまま使えます。

町内運動会での挨拶スピーチ原稿を4例作りました。町内会長・主催者代表用と実行委員長用。町内会名や運動会の回数など具体的な箇所は置きかえる必要がありますが、そのほかの部分は、ほぼ手直しをしないでそのまま使える文面になっています。また、どういう内容をスピーチに盛り込むのか、という構成のポイントも解説しています。

 

町内会長・主催者代表の挨拶(1)

本日は、第○回○○町町内運動会が開催されましたこと、まことにうれしく思います。これもひとえに、関係各位のお骨折りのたまものと、心から感謝申しあげるしだいでございます。
 
いうまでもなく、運動会は、日ごろの運動不足を解消すると同時に、住民どうしの親睦と交流を目的としているお祭りでもあります。きょうは手足をじゅうぶんに伸ばしまして、思いきり体を動かしていただきたいと思います。
 
プログラムも障害物競走やフォークダンスなどをはじめ、さまざまな趣向をこらしておりますので、じゅうぶんに楽しんでいただけるようになっております。
 
豪華な賞品も用意いたしました。お子さまには、おみやげもございます。どうぞご家族そろって、秋の一日を有意義に過ごしてもらいたいと思います。
 
最後になりましたが、この運動会を催すにあたって、多くの方々からのご寄付がありましたことをご報告し、ごあいさつにかえさせていただきます。

町内会会長・主催者代表の挨拶(2)

みなさん、おはようございます。本日は、さわやかな秋晴れとなりました。
 
わが町内会も世代交代や転出転入の働きが盛んで、年々住民の方々の顔ぶれが変わっておりますが、このような状況の中、恒例の町内運動会が、新旧住民の親睦と交流の場となっており、たいへんうれしく思っています。
 
その点を考慮して、どの年代の方でもごいっしょに参加できるような種目をたくさん準備いたしました。パン食い競争や玉入れなどファミリー向けの種目もありますので、みなさんふるってご参加ください。賞品もいろいろとそろえました。
 
最後になりましたが、この運動会のために、休日を返上してご尽力いただいた実行委員会ののみなさまに、心から感謝して、わたしのこあいさつといたします。
 
(1)(2)とも、町内会長、主催者代表、どちらでも対応できるような文面にしてあります。かたくるしい話や長話は無用。話の長さは1~2分間にまとめる。1分前後がいちばんよい。

町内会会長と実行委員長の挨拶

最初に町内会長、続いて実行委員長があいさつをする、という想定でのスピーチ原稿です。
町内会会長のあいさつ
みなさま、おはようございます。きょうは、絶好の運動会日和となりました。
 
おかげさまで、この運動会も今年で10回目を迎えます。10年前、住民どうしの交流をはかろうと開催されたのですが、回を重ねるごとに、町内の親睦も深まり、当所の目的はじゅうぶんに達成されました。
 
きょうは、思う存分、競技を楽しんでください。
 
種目や賞品などの説明は、実行委員長にバトンタッチして、わたしのあいさつは終わります。
実行委員長のあいさつ
ただ今から、第○回○○町町内運動会を開催したします。
 
きょうまで私たち実行委員会は、町内会のみなさまの誰もが楽しめるようにと、知恵を出し合い、準備を重ねてまいりました。お父さん、お母さん、お子さんが、いっしょに参加できるユニークな種目をたくさん用意しましたので、きっと楽しんでいただけると思います。もちろん、賞品各種目ごとにありますので、ご心配なく。
 
なお本日は救急班も待機しておりますが、けがや事故がないに越したことはありません。みなさん、準備運動はじゅうぶんにしておいてください。
 
それでは、始めたいと思います。
 
町内会長と実行委員長のスピーチ内容が重複しないようにする。同じような話が続くと、せっかくの開会ムードに水を差す。あらかじめ話す内容はすりあわせておくこと。

町内会長は運動会の趣旨を、実行委員長はプログラムと賞品の説明、けがに対する注意を促す。また最初の町内会長のあいさつはなるべく短めにまとめる。45秒程度が望ましい。長くても1分以内にする。

構成のポイント

町内会が主催する運動会の魅力は、さまざまな種目を組み込めるので、年齢にかかわらず誰もが気楽に出場したり応援したりできることにあります。勝ち負けを競うことよりも、住民の親睦を深めることに主眼が置かれているので、スピーチにもその旨を盛り込むことが必要です。
 
主催者のあいさつの構成のポイントは次の四点です。

  • 開会の言葉
  • 趣旨説明
  • 今後への期待
  • 結びの言葉

(1)開会の言葉

レクリエーション関連の催しなので、明るくさわやかなイメージが大切。紋切り型のかたくるしい口調ではなく、にこやかな話し方を心がける。楽しい運動会の火ぶたを切るような歯切れのよい開会の宣言にする。
 

(2)趣旨の説明

毎年おこなわれている恒例の運動会であっても、開催のいきさつや目的を伝えることは必要。勝ち負けよりも、住民どうしの交流や親睦が大切、ということを強調する。また、準備運動を怠ったり、張り切りすぎると、けがをすることもあるので、その点への注意も促す。
 

(3)今後への期待

運動会をきっかけに、住民どうしの交流が深まり、町内全体がなごやかで住みよくなることへの期待も述べる。
 

(4)結びの言葉

忙しい合間を縫って準備をしてくれた実行委員の人たちへの感謝の言葉もひとこと添える。
 

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