恐竜の種類を見た目の特徴で分類する|自由研究のまとめ方

夏休みの自由研究を一日で仕上げるためのテーマと自由研究のまとめ方について解説します。今回のテーマは「恐竜の種類を見た目の特徴で分類する」。取材先は東京の上野国立科学博物館。恐竜の写真も撮ってきました。実際に国立科学博物館に行って取材をすることをおすすめしますが、時間がない場合は、この記事を元にして自由研究をまとめることもできます。それでは手順を追って説明していきます。

 

テーマを決める

科学博物館・地球館の地下1階 恐竜が展示されているのは国立科学博物館・地球館の地下1階(B1F)です。展示フロアではティラノザウルスが大きな口を開いて迎えてくれます。迫力がありますね。

展示されている恐竜の模型 自由研究で恐竜をテーマにする場合、恐竜の種類・大きさの比較・絶滅の理由・化石の発見場所など、いくつかのテーマが考えられますが、今回は「一日で自由研究を終わらせる」ということで、科学博物館に展示されている恐竜(化石)を見た目の特徴で分類します。

恐竜を見た目で三つに分類

科学博物館|恐竜の展示ルーム 恐竜は、今から約1億4,500万年前から6,600万年前、白亜紀(はくあき)と呼ばれる時代に全盛を誇った生物ですが、上野国立科学博物館に展示されている白亜紀の恐竜を見た目で分類すると次の三つに分けられます。

□ 体のまわりに骨を並べた恐竜
□ 大きな角をもった恐竜
□ 全身に鎧(よろい)をまとった恐竜

それぞれの特徴をもった代表的な恐竜の名前と、どうしてそのような形をしているのか、その理由を科学博物館で調べて、それを自由研究にまとめます。

体のまわりに骨を並べた恐竜

ステゴザウルス 体のまわりに骨を並べた恐竜で有名なのはステゴザウルスです。全長約9メートル、体重約3トンの草食恐竜です。首から尻尾にかけて、三角形の骨板(骨)がゴジラの背びれのように並んでいて、尻尾には4本の鋭いトゲが付いています。尻尾にある4本のトゲ(角)は、敵と戦うときに武器として使ったのではないかとの説が有力です。

大きな角をもった恐竜

トリケラトプス 大きな角(つの)をもった恐竜で有名なのは、トリケラトプスです。全長約9メートル、体重約7トンの草食恐竜で、頭の上に大きな角を2本もっています。トリケラトプスの角は、大型の肉食恐竜に攻撃されたときの武器として使われたと考えられています。

全身に鎧をまとった恐竜

エウオプロケファルス 全身に鎧(よろい)をまとった恐竜は、エウオプロケファルス。全長約6メートル、体重約2トンから3トンの草食恐竜で、全身をすっぽりと硬い鎧をまとっています。これは肉食恐竜に噛まれたときに食いちぎられないような役目を果たしていました。

エウオプロケファルスの復元模型 エウオプロケファルスのシッポの先には、円盤形の鎚矛(つちぼこ=打撃用の武器)のようなものが付いていて、敵に襲われたときに武器として使われたと考えられています。

自由研究のまとめ方

ティラノザウルス 体のまわりに骨を並べたステゴザウルス、大きな角(つの)をもったトリケラトプス、全身に鎧(よろい)をまとったエウオプロケファルス。これらの角や鎧はすべて、ティラノザウルスをはじめとする肉食恐竜の攻撃から身を守るためです。

ティラノザウルスの歯は、最大30センチ近くもあり、アゴの力もずば抜けていて、草食恐竜の骨もかみ砕いてしまうほど強かったと考えられています。

肉食恐竜に比べて力の弱い草食恐竜は、角や鎧やトゲを身につけて、ティラノザウルスなどから身を守りました――と、こんな感じで自由研究をまとめてください。

別の自由研究テーマ

今回は「恐竜の種類を見た目の特徴で分類する」というテーマでの自由研究のまとめ方をお伝えしましたが、別記事で「人類の進化」と「地球の歴史」をテーマにした夏休み自由研究のまとめ方も解説しています。どちらも取材は上野国立科学博物館で行ないました。興味のあるかたは参考にしてください。

人類の進化の過程をまとめる
地球の歴史46億年を1日にたとえる
夏休みの自由研究を科学博物館でまとめる

科学博物館に取材に行ったら写真を撮る

恐竜の復元模型|上野国立科学博物館 上野の国立科学博物館は原則、館内での写真撮影は許可されていますので、今回の自由研究テーマのポイントになる恐竜(ステゴザウルス・トリケラトプス・エウオプロケファルス・ティラノザウルス)の化石と解説のテンプレートを写真に撮って、それを自由研究に貼り付けると、見栄えがグッとよくなります。展示会場によっては撮影不可のところもあります。写真を撮るさいに必ず確認してください。
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