東京・上野の国立科学博物館で取材をして、夏休みの自由研究を一日でまとめるための手順を分かりやすく解説しています。おすすめのテーマは◇地球の歴史◇人類の進化◇恐竜の種類……の三つ。自由研究は「取材」をしっかりやれば、仕上げるのはそれほど難しくはありません。取材がちゃんとできれば自由研究の八割は完成です。それでは順をおって説明していきます。
国立科学博物館でテーマを見つける
「夏休みの自由研究は何をテーマにしたらいいか分からない…」という小学生や中学生のかたには、国立科学博物館(東京都台東区上野公園)がおすすめです。地球・宇宙・科学・自然など幅広いジャンルの展示物がそろっていて、夏休みの期間中には、特別展示も開催されます。とはいえ上野の国立科学博物館の中は広く、展示コーナーもいろいろあるので、何の準備もなしに科学博物館に行っても、夏休みの自由研究のテーマはなかなかみつかりません。
国立科学博物館で夏休みの自由研究の取材をするには事前の準備が大切です。事前の準備をしっかりやっておけば、科学博物館で取材をした情報を家に帰ってまとめれば、自由研究を一日で仕上げることも可能です。
自由研究の準備と手順
科学博物館で夏休みの自由研究の取材に行くときの準備と自由研究をまとめる手順は次のようにすすめます。【01】 テーマを決めておく
【02】 どの展示コーナーに行けばいいか調べておく
【03】 取材に必要な持ち物を用意する
【04】 実際に取材を行なう
【05】 調べたことを自由研究にまとめる
自由研究のテーマを決めておく
科学博物館に行く前に自由研究のテーマを決めておきましょう。科学博物館のホームページに、「 学習シート 」というコーナーがあります。小学生(低学年・中学年・高学年)・中学生・高校生向けに、さまざまなテーマ別に、見学をするときのポイントなどがまとめられています。学習シートはダウンロードして印刷できますので、夏休みの自由研究のテーマは、学習シートの中から探せば、簡単に見つかります。夏休みの自由研究には「地球の歴史」「恐竜」「人類の進化」という三つのテーマもおすすめです。国立科学博物館の学習シートには、小学校の低学年・中学年・高学年、中学生、高校生と、学年に応じた学習シートが用意されています。
どの展示コーナーに行けばいいか調べておく
自由研究のテーマが決まったら、科学博物館のどの展示フロアに行けばいいのか、科学博物館のホームページ( 常設展 )で調べておきましょう。科学博物館は「地球館」「日本館」に分かれていますので、自分が調べるテーマは地球館にあるのか日本館にあるのかは、知っておきましょう。実際に科学博物館に行ってみて、自分が調べようと思っていたものとは別の展示フロアに興味がそそられることもあります。その場合は、予定を変更して、自分がおもしろそうだと感じた展示コーナーで取材をすることをおすすめします。興味をもって取り組んだテーマのほうが上手に自由研究をまとめることができます。
取材に必要な持ち物を用意する
自由研究の取材に必要な持ち物は、筆記用具・メモ帳・デジカメです。写真が撮れるスマートフォンでもかまいません。科学博物館は館内の写真撮影は原則OKなのでカメラは必ず持って行きましょう。写真撮影が禁止されている特別展などもあります。写真撮影が禁止されているスペースでの撮影はできません。科学博物館のホームページで学習シーをダウンロードして印刷した人は、学習シートも忘れずに持って行きましょう。科学博物館へ取材に行く
科学博物館の各フロアには、さまざまな展示物とパネルが展示されていますので、自由研究のネタとして、なるべくたくさん写真を撮っておきましょう。自由研究のポイントとなりそうな箇所はメモに書いておきましょう。フロアにいるガイドさんに質問をしたりして、なるべくたくさんネタを集めます。科学博物館の入口にパンフレットが置いてありますので、パンフレットももらっておきましょう。
調べたことを自由研究にまとめる
科学博物館で調べてきたネタを元に自由研究にまとめます。科学博物館の「学習シート」を使って取材をした場合は、学習シートの内容に沿って、自分が調べた内容を書いて、自分が撮ってきた写真を貼っていけば、見栄えのいい自由研究に仕上がります。これなら一日で夏休みの自由研究を終わらせることができます。自由研究におすすめの三つのテーマ
上野の国立科学博物館で取材をして夏休みの自由研究におすすめの三つのテーマについて調べてきました。テーマは「地球の歴史」「人類の進化」「恐竜の種類」地球の歴史46億年を1日にたとえる
人類の進化の過程をまとめる
恐竜の種類を見た目の特徴で分類する
自由研究の進め方とまとめ方について、国立科学博物館で撮ってきた写真を使って解説しています。夏休みの自由研究のまとめ方の事例として参考にしてください。