4月11日の季語と俳句。おぼろ夜を金堂灯る花会式…他

4月11日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●芝桜…芝ざくら好天あますところなし(石原舟月)●吉野の花会式…おぼろ夜を金堂灯る花会式(水原秋櫻子)●土筆(つくし)…まま事の飯もおさいも土筆かな(星野立子)――全24句。保健だよりや社内報などの挨拶文などにお使いください。4月11日は俳人・中村汀女(なかむらていじょ)の誕生日であり嶋田的浦(しまだてきほ)の命日なので、両名の俳句も紹介しています。

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芝桜

芝桜|北越谷元荒川堤 芝桜(しばざくら)は、4月から5月にかけて、白・淡紅・紫の小さな花を咲かせます。茎が「芝」のように地面を覆い、花の形が「桜」に似ていることから芝桜と呼ばれています。芝桜の名所としては、◇滝上公園(北海道滝上町)◇ひがしもこと芝桜公園(北海道大空町)◇羊山公園(埼玉県秩父市)◇富士本栖湖リゾート(山梨県富士河口湖町)――などが有名です。

芝ざくら好天あますところなし(石原舟月)/芝ざくら保母のオルガン地に出さる(加藤たけし)/芝桜安全剃刀捨て場なし(宮脇白夜)/一山も二山もみな芝桜(牧田さとこ)/芝桜あふれては道に這ひ(堀十華)/芝桜なだるごと消ゆ旅時間(楠本憲吉)

吉野の花会式

吉野の花会式(よしののはなえしき)とは、奈良県吉野町の金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂(ざおうどう)で、毎年4月10日から12日にかけて行なわれる伝統法会(でんとうほうえ)で、吉野山の桜を金峯山寺のご本尊である蔵王権現にお供えします。正式名称は花供懺法会(はなくせんぽうえ)。花供会式(はなくえしき)とも呼ばれています。奴行列を先頭に僧侶・稚児・山伏などが、吉野山の竹林院(ちくりんいん)から蔵王堂まで練り歩きます。

おぼろ夜を金堂灯る花会式(水原秋櫻子)/仏身にさだかな木目花会式(河合佳代子)/花会式造花にいのちありて褪せ(橋本多佳子)/花会式かへりは国栖(くず)に宿らんか(原 石鼎)/花会式迎へ提灯僧てらす(田中菅子)/蔵王堂幕をめぐらし花会式(寺崎清子)



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4月11日(誕生日)中村汀女(命日)嶋田的浦

4月11日は、昭和を代表する俳人・中村汀女(なかむらていじょ)の誕生日です。明治33年(1900年)4月11日生まれ。昭和63年(1988年)9月20日歿。享年88。生活に密着した句風で知られます。◇たんぽぽや日はいつまでも大空に◇吾子の目のすなはち楽しお白酒◇ふるさとにたよりおこたり日向ぼこ――など。

4月11日は、俳人・嶋田的浦(しまだてきほ)の命日でもあります。明治26年(1893年)1月22日生れ。昭和25年(1950年)4月11日歿。享年57。新興俳句(前衛俳句)の先がけ的存在でしたが、57歳の若さでこの世を去りました。◇冬の浪送り送りてかへらざる◇千本しめぢにぎはしや◇海うらら水平線は汽船を引く――などの句を詠んでいます。

土筆(つくし)

土筆 春先になると顔を出す土筆(つくし)。「つくしんぼ」「つくつくし」などとも呼ばれ、昔は、土手や田んぼの畦道などに数多く自生していましたが、宅地化が進んでいる都市近郊ではツクシの姿も消えつつあります。煮物や和え物のほか天ぷらや炊き込みご飯(つくしご飯)として食べられています。

まま事の飯もおさいも土筆かな(星野立子)/今日摘みし夕餉(ゆうげ)の膳の土筆飯(泉とし)/膝つけばしめり居る草土筆摘む(阿部みどり女)/蝶の影二つとなりし土筆かな(原 石鼎)/道のべにたまたま土筆一つかな(正岡子規)/土筆野に都の綺羅(きら)を吹かれけり(田山耕村)

4月11日の日記

花屑|県民健康福祉村

4月11日。県民健康福祉村の桜もかなり散り始めている。修景池の土手沿いは桜の花びらがじゅうたんのように敷き詰められている。池のへりは風に流された花びらで埋め尽くされている。花屑(はなくず)花筏(はないかだ)という季語があるが、こうした光景をいうのだろう。温水プール前ではハナミズキが咲き始めた。4月11日。今日の季語は花屑。

花屑のきのふの上にけふ白し(飯田綾子)

4月9日の季語と俳句4月13日の季語と俳句

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