越ヶ谷宿の雛めぐりガイドツアー<2018>に参加してきました。

2018年3月4日(日)。埼玉県越谷市の「越ヶ谷宿の雛めぐり」ガイドツアーに参加した様子を写真とともにご紹介します。越谷市・旧日光街道周辺(越ヶ谷宿=こしがやじゅく)の古民家や人形店で公開されている貴重な雛人形や蔵などを約2時間で巡ってきました。

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越ヶ谷宿の雛めぐりガイドツアー|2018年3月4日

越ヶ谷宿の雛めぐりガイドツアー 今年(2018年)で6回目を迎える「越ヶ谷宿の雛めぐり」。開催期間は2月20日(火)から3月4日(日)の13日間。雛めぐり期間中、ガイドツアーが行なわれるのは、3月4日(土)と3月4日(日)。私は二日目の3月4日(日)に参加してきました。巡った箇所は14箇所。

越ヶ谷宿の雛めぐりガイドツアーの様子を時系列でご案内します。

10:00 集合(越谷駅東口・ガーヤちゃんの蔵屋敷前)

越谷駅東口 集合は東武伊勢崎線・越谷駅東口(ガーヤちゃんの蔵屋敷)。参加人数は18人。ガイドスタッフ3人。参加費500円(事前予約制)。ガイドスタッフは、越谷市郷土研究会のみなさん。今回のツアー行程の概要が説明されてツアー出発。

10:05 越ヶ谷駅停車場新設記念碑

越ヶ谷駅停車場新設記念碑 最初に向かったのは、越谷駅東口ロータリーにある越ヶ谷駅停車場新設記念碑。大正9年(1920年)に開設された東武線の越谷駅が平成11年(1999年)に高架線になって改築されたのを記念して建てられた記念碑です。こんなところに越ヶ谷駅停車場新設記念碑があるなんてはじめて知りました。

10:15 八幡神社

新町八幡神社 2番目に訪れたのは八幡神社(越谷市越ヶ谷2-2-16)。江戸時代、越ヶ谷宿は、本町・新町・中町の三つに区画されていました。この八幡神社は新町にあったので「新町八幡神社」とも呼ばれています。建立されたのは約660年前、南北朝時代の文和2年(1353年)ごろと伝えられています。

力石 境内には、江戸時代、日本一の力持ちと称された越谷出身の三ノ宮卯之助(さんのみや うのすけ)が持ち上げて奉納されたとされる力石(ちからいし)が置かれています。上の写真の右下に映っているのが力石です。

10:25 水田家

水田家 雛人形と吊し雛 3番目に訪ねたのは水田家(みずたけ)・旧水田文具店。住所は越谷市越ヶ谷2-2-22。昔は文房具屋さんでした。ガラス戸がピカピカ。家屋の手入れも行き届いていて、保存状態も良好です。お内裏様と両脇に吊し雛が飾られていました。

10:30 植木屋人形店

植木屋人形店(外観) 植木屋人形店(店内) 4番目に訪れたのは植木屋人形店(越谷市越ヶ谷2-7-3)。店主の曾田正三(あいだしょうぞう)さんから越谷の人形作りの歴史についてお話がありました。植木屋人形店は越谷雛(こしがやびな)の元祖で、江戸時代の安永年間(1772年~1780年)に、越谷で雛人形の製作と販売を始め、現在に至っています。

明治時代の雛人形 越谷段雛 店内には、江戸時代の当主が作った雛人形(親王飾り)や明治時代によく売れたという越ヶ谷わらべ人形のほか大正から昭和(戦前)までの雛人形も公開されています。江戸時代(亨保年間)の奢侈禁止令(しゃしきんしれい)によって作られた越谷段雛の複製も展示されていました。

雛人形のパーツ そのほか、雛人形を作るときのパーツも展示されていました。裾・胸芯・腕金・手・小袖・袴・平緒・束帯・五衣・唐衣・五衣裾……。

雛人形の芯材 「胴」(どう)と呼ばれる人形の芯材には、太い針金を通し、まわりには藁(わら)が巻かれています。その部分に紙を巻いて補強したうえで、襟元、袖口を作っていくそうです。

10:40 田中米穀店

田中米穀店 吊し雛 5番目に訪れたのは田中米穀店(たなかべいこくてん)。住所は越谷市越ヶ谷2-4-25。昭和初期築。菱形の銅板戸袋(とぶくろ)が特徴的な建物です。店内には越谷郷土研究会のみなさんが作成した吊し雛が飾られていました。

美智子さまぬりえ・美智子さま着せ替え

美智子さま塗り絵 美智子さま着せ替えセット 田中米穀店のご主人が見せてくださったのが「美智子さま塗り絵」と「美智子さま着せ替え」。ともに未使用。美智子さまご成婚に日本中が沸いた昭和34年(1959年)に販売されたものだそうです(上記写真の上が美智子さま塗り絵、下が美智子さま着せ替え)

10:45 駄菓子屋ふるかわ

駄菓子屋ふるかわ(お雛様) 駄菓子屋ふるかわ(店内) 6番目に立ち寄ったのは駄菓子屋ふるかわ(越谷市越ヶ谷2-4-21)。昔ながらの駄菓子屋さんです。越谷でも数少なくなってしまった駄菓子屋ですが、ふるかわさんには、親子で訪れるお客さんも多いそうです。昭和と平成のお雛様が飾られていました。お店の奥さまは水引工芸の先生もなさっていて、店内には水引工芸の作品も展示されていました。

10:50 横田診療所

横田診療所 7番目に寄ったのは横田診療所(埼玉県越谷市越ヶ谷3-2-30)。内科・小児科・婦人科。今も現役の診療所です。昭和10年(1935年)築。昭和35年(1960年)までは郵便局として使われていました。レトロ感ただよう西洋風の木造二階建ての建物です。洋風を意識した横板張り(南京下見板張り=なんきんしたみいたばり)が特徴です。

10:55 新石三丁目自治会館

和紙人形(お雛様) 和紙人形(花魁道中) 8番目に立ち寄ったのは新石(しんこく)三丁目自治会館。和紙人形クラブのみなさんが作成したお雛様と花魁道中(おいらんどうちゅう)娘道成寺(むすめどうじょうじ)が展示されていました。花魁道中と娘道成寺はじつに艶やか。

11:00 油長内蔵(あぶらちょううちくら)

油長内蔵(外観) 油長内蔵(蔵の中) 9番目に訪れたのは、油長内蔵(あぶらちょううちくら)。越谷市油長(あぶらちょう)という屋号で油屋(あぶらや)を営んでいた旧家・山崎家の蔵です。明治時代築。老朽化により解体される予定でしたが、存続を希望する声に後押しされ、地元・中央住宅(ポラス)が買い取り、外壁を塗り替えて2015年に再生・改築、越谷市に寄贈。イベントなどで活用されています。越ヶ谷宿の雛めぐり期間中は、1階部分は「まち蔵カフェ」としてカフェスペース、2階では雛人形や吊し雛が展示されています。

11:10 八百喜参の蔵(やおきさんのくら)

八百喜参の蔵(外観) 八百喜参の蔵(蔵内) 10番目に立ち寄った場所は、八百喜・参の蔵(やおき・さんのくら)。外見は石造りのように見えますが、洗い出しと呼ばれる製法で作られた木造の蔵なんです。越ヶ谷宿の雛めぐり期間中は蔵の中に展示されている雛人形を見学することができます。

おしるこ接待 八百喜・参の蔵の庭先で、おしることお茶が振る舞われました。おしるこのお餅には越谷名物・太郎兵衛もちが使われています。このおしるこを目当てに毎回、雛めぐりガイドツアーに参加されている方もいらっしゃるそうです。

11:30 木下半助商店

木下半助商店(外観) 木下半助商店(店内) 11番目に立ち寄ったのは木下半助商店(きのしたはんすけしょうてん)。住所は越谷市 中町7-20。創業は江戸後期。明治の大火により消失。明治38年の大火後に再建。現在は大工道具や金物を扱っています。2015年に、越谷市では初の国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。

木下半助商店(雛人形) 店内には七段飾りのお雛様が飾られていました。木下半介商店は、先日(2018年2月28日)BSプレミアムで放映されたドラマ「越谷サイコー」の撮影現場として使われました。主人公の加奈子(佐久間由衣)さんの祖母(良枝)役・竹下景子さんが営む雑貨屋「伝助商店」が木下半助商店です。

11:40 トイレ休憩(越谷商工会議所)

こしがや珈琲街道 木下半助商店をあとに向かったのはトイレ休憩場所の越谷商工会議所。越谷商工会議所前の通りでは「珈琲の日~こしがや珈琲街道」というイベントが行なわれていて、たくさんの人でにぎわっていました。

11:45 小泉氏住宅(こいずみしじゅうたく)

小泉氏住宅(外観) 小泉氏住宅(蔵) 12番目。トイレ休憩中に立ち寄ったのは、小泉氏住宅(こいずみしじゅうたく)。住所は越谷市中町10-5。明治8年築。明治32年の越谷の大火により母屋は消失。現在の土蔵(どぞう)は越谷の大火で焼失を免れた当時のものです。母屋は明治32年に再建。銅板張り土戸(つちど)など明治時代の防火対策を施した建築が見られます。

11:50 鍛冶忠商店(かじちゅうしょうてん)

鍛冶忠商店(外観) 鴻巣雛(鍛冶忠商店) 13番目。トイレ休憩のときに紹介されたのが、鍛冶忠商店(かじちゅうしょうてん)。住所は越谷市中町10-6。明治33年(1900年)に建てられた蔵造りの建物。日用雑貨・荒物などを扱っています。今はほとんど見られなくなった箒(ほうき)も店頭に吊るされています。もともとは鍜冶屋(かじや)だったそうで、屋号はそれにちなんでいます。店内には明治時代のお雛様(鴻巣雛=こうのすびな)と吊し雛が飾られています。

11:55 はかり屋(旧大野家住宅)

はかり屋(外観) 14番目に訪れたのは旧大野屋邸秤屋(きゅう・おおのやていはかりや)。現在は大野氏住宅。住所は越谷市本町2-8-8。明治38年(1905年)ごろに建てられた土蔵造りの二階建て。当時の面影を残したま残されています。

お披露目マルシェ はかり屋は今年(2018年)4月1日に、古民家複合施設「はかり屋」として、オープンします。今日(3月4日)は、「はかり屋お披露目マルシェ」と称し、一日限定で(建物内と庭に)24店舗が出店。多くの人が訪れ、どのお店も順番待ちになっていました。

手回しオルゴール体験会 手回しオルゴールの体験会も行なわれていて、オルガニート(手回しオルゴール)の美しい音色が会場に響いていました。

12:00 解散

解散 今回の雛めぐりツアーは、最後に、はかり屋の店内を見学して終了する予定でしたが、来場者があまりにも多かったために見学は行なわずに、はかり屋の前にある空き地で解散となりました。越谷市郷土研究会のガイドさんたちのうんちくある解説もあって、今まで知らなかった越谷の魅力にも触れることができ、楽しいツアーでした。五月には、越ヶ谷宿の甲冑(かっちゅう)めぐりツアーも行なわれます。

越ヶ谷宿を巡るガイドツアー

第493回越谷市郷土研究会史跡めぐりに参加しました|2018年10月14日
越ヶ谷宿を巡るガイドツアー重陽の節句に参加しました|2018年10月6日
越谷市「第5回宿場まつり」に行ってきました<2017年11月5日>
越ヶ谷宿の甲冑めぐりガイドツアー<2017>に参加してきました。

越ヶ谷宿春の宿場まつりの日程とイベント内容

越ヶ谷宿春の宿場まつりチラシ 越ヶ谷宿春の宿場まつりは毎年、2月の下旬から3月上旬に行なわれます。2018年の春の宿場祭り(第六回雛めぐり)のイベントは3月3日(土)4日(日)の二日間、雛人形の展示は2月20日(火)から3月4日(日)まで。場所は、旧日光街道沿い周辺の古民家・商店街・越谷香取神社・越谷市役所・ツインシティA(2階)・自治会館など。期間中は各種イベントや越ヶ谷宿の雛めぐりガイドツアーなども行なわれます。
 

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