下田市
秋の下田市で三密を避けて芸術を楽しめるおすすめスポットをお伝えします。上原美術館
上の動画(YouTube)では、近代館に展示されている梅原龍三郎の作品<朝暉(ちょうき)>について解説されています。また大きな窓に囲まれたラウンジでは、四季折々の自然を楽しみながら、ゆっくりとくつろげます。
阿弥陀如来像|鎌倉時代(13世紀)
下田開国博物館
続いては、下田開国博物館をご紹介します。下田開国博物館は、黒船来航の町・下田ならではの日本開国記念館となっており、幕末開港にともなう史料や遺品など、およそ千点が展示されています。幕末に黒船が来航した下田は、日本ではじめて開国の場となりました。アメリカのペリー提督が来て、下田条約を結び、貿易が始まり、初代日本総領事・ハリスは、玉泉寺(ぎょくせんじ)に星条旗を掲げました。また、ロシアの使節・プチャーチンもディアナ号沈没の悲劇を乗り越え、和親条約を結びました。これら当時の史料や遺品の数々が展示されてます。
このほかの下田市内の博物館
上原美術館と下田開国博物館以外にも、下田市内には、MoBS黒船ミュージアム、道の駅 開国下田みなと内ハーバーミュージアム、村上合掌造り民芸館などの博物館があります。詳しくは 下田市観光協会のホームページ でご確認ください。南伊豆町
南伊豆町では伊勢エビをお得に味わえるイベントとスポットをご紹介します。伊勢海老まつり
https://youtube.com/watch?v=zLVTbpfuSIs
伊勢エビ漁は、9月16日から解禁され、南伊豆町の沿岸部では、早朝から漁が行なわれています。数ある産地の中でも南伊豆町は、全国有数の伊勢エビ漁獲高を誇り、静岡県ではトップ。南伊豆町で育まれた伊勢エビは、黒潮の速く激しい流れの中で育つため、たくましく成長し、足が太く、身がぎゅっと締まり、はじける食感が特徴です。南伊豆町では、自慢の伊勢エビをおいしくお得に楽しめる伊勢海老まつりが開催されます。2021年は10月1日・金曜日から11月30日・火曜日まで。期間中、宿泊割引キャンペーンを実施。一泊二食付きの夕食に、伊勢エビが丸ごと一匹付いて、宿泊料が 5,000円割引きされます。夕食に付く伊勢エビは、宿泊予約時に調理方法を鬼殻焼き・ボイル・お刺身の3種類の中から一匹につき一品選べます。
さらに、宿泊申込者には、南伊豆町内にある観光施設や飲食店などで利用できる 3,000円のクーポン券が発行されます。伊勢海老まつり特別割引キャンペーンの申し込みは、南伊豆町観光協会を通しての予約が必要。詳しくは 南伊豆町観光協会のホームページ をご覧ください。
伊豆漁協 海鮮直売
伊豆漁協 南伊豆支所にある直売所では、伊豆ならではの新鮮な海産物や干物(ひもの)・乾物(かんぶつ)などの商品を数多く取り扱っています。南伊豆町には、イセエビのほかにも魅力的な海産物が多く、中でもアワビやサザエが売れ筋商品となっています。海産物は欲しいけど、南伊豆までは遠くて行けない、という方のために、海鮮直行便も用意されています。詳しくは、伊豆漁業協同組合 南伊豆支所 のホームページ でご確認ください。松崎町
松崎町のおすすめスポットでは、なまこ壁と長八美術館をご紹介します。なまこ壁
松崎町の町中(まちなか)を歩くと、あちこちで白と黒のコントラストがモダンな建造物を見ることができます。平瓦(ひらがわら)を壁面に貼り付け、目地(めじ)を海にいるナマコのように漆喰(しっくい)で盛り上げるスタイルから「なまこ壁」と呼ばれています。防火性・保温性・保湿性などにすぐれ、明治時代から昭和初期まで各地で見られた外壁の工法でしたが、老朽化や建て替えなどで、現象の一途をたどっています。松崎町には、現在も190棟あまりのなまこ壁が残っており、昔ながらの趣をとどめています。
松崎町には、なまこ壁を見学できるスポットがいくつかありますが、中でも「なまこ壁通り」は、通り沿いに、およそ50メートルほど、なまこ壁が続いていて、松崎の風情を代表する通りになっています。そのほかにも重要文化財・岩科学校や明治商家・中瀬邸など、魅力的ななまこ壁の建造物が多く残されています。
松崎町PR動画
伊豆の長八美術館
伊豆の長八(ちょうはち)美術館は、漆喰(しっくい)芸術の殿堂と呼ばれ、松崎出身の漆喰鏝絵(こてえ)の名工・入江長八(いりえちょうはち)の作品が、約50点展示されています。長八の漆喰鏝絵は、西洋のフレスコにも勝るとも劣らない壁画技術として、芸術界でも高く評価されています。また、長八美術館の建物は、独創的な建築デザインとなっていて、建築家の石山修武(いしやま おさむ)氏監修のもと、数多くの技術者が全国から集まり、伝統的な左官技術をいかして建造。江戸と21世紀を融合させた建物として、世界からも注目されています。