熱中症になりやすい人がいるんです。熱中症になりやすい人の特徴は次の10項目。あなたはいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
熱中症になりやすいタイプ10項目
① 朝食を食べない② 太りぎみ
③ 冷え症で汗をかきにくい
④ 睡眠不足が続いている
⑤ 風邪をひきやい
⑥ ほとんど運動しない
⑦ 尿が濃くて量が少ない
⑧ トイレを気にして水分を摂らない
⑨ まわりの人より厚着
⑩ クーラーが苦手で使わない
当てはまる項目はいくつありましたか? 当てはまる項目が一個あると黄色信号。すでに熱中症予備軍といえます。二個以上当てはまっていたら赤信号。あなたは熱中症の危険にさらされています。
じつはこの10項目には熱中症を引き起こす原因が隠されているんです。
朝食を食べない
まず気をつけなければいけないのが、①の朝食を食べないに当てはまったかた。食事も大切な水分補給。人は朝昼晩の食事で、およそ1リットルの水分を摂っています。とくに朝食を抜くと、睡眠中に失われた水分をじゅうぶんに補給することができません。また、お菓子やパンひとつで朝食をすませる人も水分が不足がちになります。スープやお菓子などをプラスすることを心がけてください。太りぎみ・冷え症で汗をかきにくい
続いて、②の太りぎみと③の冷え症で汗をかきにくいに当てはまったかたは、体温調整に問題がある可能性があります。冷え症のかたは体温調整がうまくできていないと考えられます。人は暑いと感じると、手足の血管を開いて汗をかくことで、体の外に熱を逃がします。この汗をかく体温調節の仕組みがうまくできていないと、体内に熱がこもりやすくなって熱中症になりやすくなってしまいます。冷え症だけでなく、太りぎみの人も脂肪が原因で体内に熱がこもりやすい傾向があります。
睡眠不足・風邪をひきやすい
④の睡眠不足が続いていたり、⑤の風邪をひきやすいという人は、ともに体調不足が考えられ、熱中症を起こしやすい状態です。さらに風邪薬を飲んでいる人は、風邪薬に含まれる成分によって汗をかきにくくなってしまっていることも考えられます。そうすると発汗がうまくできなのいで熱中症になりやすいといえます。ほとんど運動しない
⑥のほとんど運動をしない人は、汗をかきにくく、体温調節がうなくいなかい恐れがあり、熱中症になりやすい心配があります。尿が濃くて量が少ない・トイレを気にして水分をとらない
⑦の尿が濃くて量が少ない、⑧のトイレに行くのを気にして水分をとらない人はあきらかに水分不足。脱水状態になりなすく要注意です。とくに高齢者の場合は熱中症になる危険度が高まります。周りより厚着・クーラーが苦手で使わない
また⑨の周りの人より厚着をしていたり、⑩のクーラーが苦手で使用しないという人も体温の調節がうまくできていないことが多く、熱中症になりやすいタイプです。このように、熱中症は睡眠不足や体調不良など、さまざまな原因が重なって発症します。