幸手駅周辺の神社を巡りました。神明神社・浅間神社…他

幸手駅周辺の神社を令和元年10月26日に幸手宿観光ガイドの会が主催する宿場あるきツアーの中で訪れました。一色稲荷神社・神明神社(菅谷不動尊=田螺不動)・浅間神社・幸宮神社・天神神社……。各神社の歴史や見どころなど、ガイドさんが教えてくれたガイドブックには載っていない話なども交え、現地で撮影した写真とともにお伝えします。

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一色稲荷神社

一色稲荷神社|幸手市 一色稲荷神社。「いっしきいなりじんじゃ」と読みます。戦国時代、関東を支配した古河公方(こがくぼう)の重臣・一色氏(いっしきし)が守り神として祀ったのがはじまりと伝えられています。

一色氏は、このあたり(現・幸手駅近く)に城をかまえいたようで(土塁跡などのの痕跡は残っていませんが)、一色稲荷神社は別名・陣屋稲荷(じんやいなり)とも呼ばれていることから、往時がしのばれます。

鳥居の扁額には「正一位一色稲荷大明神」と刻まれ、神社に与えられる最高位の神位を示す「正一位」(しょういちい)の文字が見られます。敷地は狭いですが、人の手が入って、きちんと管理されているのが分かります。

狐の神使

狛狐 境内では、赤い前掛けを着けた二対・二組の狐の神使(しんし)がいます。神使とは神の使い。狐の神使は狛狐(こまぎつね)とも呼ばれています。向かって右側の狛狐、大きいほうは玉をくわえ、小さいほうは巻物をくわえ、左前足で毬を抑えています。

狐の神使 向かって左側の狛狐、大きいほうは巻物をくわえ、小さいほうは口を閉じ、右足で小狐(と思われる小さな生き物)をなでています(踏みつけているように見えますが、これは撫でているそうです)。なお一色稲荷神社はお稲荷様なので、商売繁盛や家内安全の神様です。

一色稲荷神社の場所と地図

一色稲荷神社 一色稲荷神社の住所は 〒340-0115 埼玉県幸手市中1-15-31( 一色稲荷神社の地図 )。アクセスは東武日光線・幸手駅東口から徒歩約2分。場所は埼玉県道414号幸手停車場線沿い、十万石幸手店の隣。「正一位一色稲荷大明神」と描かれた赤い幟(のぼり)がたくさん立っていますので目印になります。

神明神社|田螺不動

神明神社|田螺不動 神明神社(しんめいじんじゃ)の建立は江戸中期・宝暦5年(1755年)。三重県伊勢市にある伊勢皇太神宮(いせこうたいじんぐう)の分霊が祀られています。御祭神は天照大神(あまたらすおおみかみ)

境内の見どころ

田螺不動尊碑 参道入口の右脇に「田螺不動尊」(たにしふどうそん)と彫られた石碑があるように、神明神社は田螺不動とも呼ばれています。

菅谷不動尊 境内には菅谷不動尊(すがたにふどうそん)の社があります。田螺(たにし)を描いた絵馬を奉納して祈願すると眼病にご利益が得られるとの言い伝えがあり田螺不動尊の別名があります。昔、神社が火事になったとき、すぐそのば倉松川(くらまつがわ)から田螺(たにし)が上がってきて本堂を守ったという伝説も残っています。

境内 菅谷不動尊のほかに、境内には、成田不動尊、大杉神社、稲荷大明神・聖徳太子堂・水神宮の三社合祀の祠などもあります。

石碑 参道の右手(鳥居に向かって右側)には、三基の石碑が見られます。上の写真の左から水神宮(すいじんぐう)庚申供養塔(こうしんくようとう)辨財天(べんざいてん)

几号高低標(英国式水準点) 参道入口の左側にある方形の石は几号高低標(きごうこうていひょう)。英国式水準点(えいこくしきすいじゅんてん)とも呼ばれ、明治7年(1874年)にイギリス式の測量法が導入され、水準測量を行なったときに設置されたもの。なおこの石は、神明神社の壊れた灯籠の基礎の部分で、それが水準測量に使われました。

神明神社の場所と地図

神明神社 神明神社の住所は 〒340-0115 埼玉県幸手市中2-1-5( 神明神社の地図 )。アクセスは東武日光線・幸手駅東口から徒歩約8分です。

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浅間神社

浅間神社|幸手市 浅間神社(せんげんじんじゃ)は、富士山信仰に基づいた神社(富士山新宮 浅間神社)で、江戸末期・文久2年(1862)に、幸手宿の豪商・長嶋屋が建立し、明治9年(1876年)に再建されました。御祭神は木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)。神社全体を富士山に見立てているので高台にあります。

初山

社殿 毎年、6月30日と7月1日に、その年に生れた赤ちゃんが参拝する「初山」(はつやま)と呼ばれる行事が行なわれます。初山とは「赤ちゃんが初めて富士山に登る」の意。富士山信仰にちなんで富士山が彫り込まれている赤い神社印を赤ちゃんのおでこに押して、健やかな成長を祈り、赤ちゃんには、葱(ねぎ)団扇(うちわ)痰切飴(たんきりあめ)が授けられます。

境内の見どころ

境内 境内社として、稲荷神社・三峯神社・御嶽神社、大宝神社が祀られているほか、本殿に施されている彫刻は幸手市の文化財(有形文化財彫刻)に指定されています。

庚申塔 石塔や石碑も数多く見られます。水神宮(すいじんぐう)青面金剛像(しょうめんこんごうぞう)観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)猿田彦大神(さるたひこおおかみ)……。上の写真は庚申塔(こうしんとう)です。

子宝石 こちら(上の写真)は子宝石(こだからいし)。なでると子宝に恵まれるといわれています。子宝石は稲荷神社の隣に置かれています。

浅間神社の場所と地図

浅間神社 浅間神社の住所は 〒340-0111 埼玉県幸手市北2-4-28( 浅間神社の地図 )。アクセスは東武日光線・幸手駅東口から徒歩約16分。浅間横町沿いにあります。

幸宮神社

幸宮神社|幸手市 幸宮神社(さちのみやじんじゃ)の創建は不詳ですが、400年以上の歴史があると伝えられている幸手の総鎮守です。御祭神は、誉田別命(ほむたわけのみこと=応神天皇=おうじんてんのう)経津主神(ふつぬしのかみ)大物主神(おおものぬしのかみ)倉稲魂之命(うかのみたまのみこと)菅原道真(すがわらのみちざね)の五柱。神徳は文武両道・商売繁盛・除災招福。

本殿は現在修復工事中

境内 境内社として大杉神社・八坂神社・稲荷社が祀られています。江戸末期・文久3年(1963年)に再建されたといわれる本殿には、全面に見事な彫刻が施されていますが、現在、本殿は修復工事中のためシートで覆われていますので、本殿彫刻は見ることはできません(2019年10月26日現在)

幸宮神社の場所と地図

幸宮神社 幸宮神社の住所は 〒340-0115 埼玉県幸手市中4-11-30( 幸宮神社の地図 )。電話番号は 0480-43-3151 。アクセスは東武日光線・幸手駅東口から徒歩約10分です。

天神神社

天神神社|幸手市 天神神社(てんじんじんじゃ)。建立年月は不詳。戦国時代、幸手の領主だった一色氏(いっしきし)によって建立されたと伝えられています。この天神神社は、現在の幸手駅周辺にあったといわれる幸手城(一色氏館=いっしきしやかた)の鬼門に位置しているため幸手城の守護神であったともされています。

境内の風景

境内 境内はイチョウやカエデなどの巨木に覆われている鎮守の杜

本殿 御祭神は菅原道真(すがわらのみちざね)。昔は、このあたりは裏町という地名だったので、裏町天神(うらまちてんじん)と呼ばれていました。一方、裏町は、天神社にあやかって、天神町(てんじんちょう)と呼ばれていたことがありました。裏町は現在の中一丁目にあたります。
猿田彦大神 本殿の隣には境内社の猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)があります。御祭神は猿田彦大神(さるたひこおおかみ)。道中安全や方位除けの御神徳があるとされています。

天神神社の場所と地図

天神神社の住所は 〒340-0115 埼玉県幸手市中1-16-23( 天神神社の地図 )。アクセスは東武日光線・幸手駅東口から徒歩約4分です。

幸手宿 街歩きツアー

幸手宿 宿場あるきツアー 今回(2019年10月19日に)参加した幸手宿観光ガイドの会主催の宿場歩きツアーでは、本記事で紹介した神社のほかに、24箇所の史跡や名所を訪れました。

明治天皇行在所跡・志手橋・岸本家住宅主屋・旅館あさよろず・永文商店・問屋場跡・愛の妻路地・石太菓子店・中野三允生誕の地・正福寺・聖福寺……他。その様子は下記の記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。

幸手宿 宿場あるきに参加しました。

 

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