観光ぶらっとこしがやで越谷市平方と大泊の寺社巡り|2018年12月13日

2018年12月13日・木曜日。観光ぶらっとこしがやに参加しました。「観光ぶらっとこしがや」は、越谷市観光協会が主催しているイベントです。女帝神社・林西寺・浅間神社・安国寺など、越谷市平方(ひらかた)大泊(おおどまり)地区の神社やお寺などを約2時間半かけて巡ってきました。

 

観光ぶらっとこしがや|2018年12月13日

観光ぶらっとこしがや(2018年12月13日) 今回、私が参加したのは「観光ぶらっとこしがや~初冬の平方方面を歩く~」。参加費は300円(保険代など)。巡った箇所は5箇所。ガイドさんとともに歩いた寺社めぐりの様子を写真を交えてお伝えします。

9:30 集合|武里駅東口

武里駅東口 集合時間は午前9時30分。集合場所は東武スカイツリーライン・武里駅東口。参加人数は47人。3班に分かれ、各班ごとにガイドさんが三人ずつ付きました。ガイドさんは越谷市観光協会のボランティアガイド。班ごとにガイドさんの紹介が行なわれ、9時35分、寺社めぐりスタート

9:45 女帝神社|越谷市平方

女帝神社(越谷市) 最初に向かったのは、女帝神社(にょていじんじゃ)。越谷市平方25-1。創建時期は不明。御祭神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)と神功皇后(じんくうこうごう)。二柱ともに女神であることから古来、子授け・安産にご利益があるとされてきました。

庚申塔|女帝神社

庚申塔(女帝神社) 女帝神社の境内には、江戸前期・寛永年間(1624年から1645年)に建てられ庚申塔(こうしんとう)が多くみられます。この庚申塔は、キリスト教の弾圧が厳しかった時代、隠れキリシタンの集会場所として利用されたそうです。

10:10 林西寺|越谷市平方

林西寺(越谷市平方) 二番目に向かったのは、林西寺(りんさいじ)。越谷市平方249。林西寺の宗派は浄土宗。建立時期は不詳ですが、江戸時代に将軍が交付した朱印状(幕府直轄の地である天領を寺社などに寄進する旨を記した書状)が11通残されています。これらの朱印状は「代々の朱印状」として、越谷市の有形文化財(古文書)にも指定されています。

呑龍上人供養墓石|林西寺

呑龍上人供養墓石(林西寺) 林西寺の墓地の一画に、子育て呑龍(こそだてどんりゅう)の名で知られる僧侶の墓石があります。呑龍上人(どんりゅうしょうにん)は、14歳のときに林西寺に入寺して僧になったことから林西寺は呑龍上人の御出家寺として知られています。呑龍上人の墓石は「呑龍上人供養墓石」(どんりゅうしょうにんくようぼせき)として越谷市の有形文化財(歴史資料)にも指定されています。

10:35 浅間神社|越谷市平方

浅間神社(越谷市平方) 三番目に向かったのは、浅間神社(せんげんじんじゃ)。越谷市平方3604。地元では「浅間様」(せんげんさま)の名で親しまれています。創建時期は不詳。御祭神は木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)。小高い丘の上に社殿が建立されているので、この小丘は古墳ではないかと言われてきましたが、調査によって古墳ではないことが確認されました。

富士山登山記念碑|浅間神社

富士山登山記念碑(浅間神社) 鳥居の横には「富士山登山記念」と彫られた石碑があり「大正八年八月三日頂上」とあります。浅間神社は富士山信仰の神社なので、各地の浅間神社には「富士山登頂」の石碑が多く見られます。

 

11:10 安国寺|越谷市大泊

安国寺(越谷市大泊) 四番目に訪れたのは、浄土宗のお寺・安国寺(あんこくじ)。埼玉県越谷市大泊(おおどまり)910。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)。南北朝時代・延文(えんぶん)6年(1361年)開基(かいき)。山号(さんごう)は大龍山(だいりゅうざん)

住職の法話|安国寺

住職の法話(安国寺) 安国寺の住職が本殿に招いてくださり法話を聞くことができました。ちなみに安国寺の住職は女性です。法話のあと、本堂に安置されている寺宝「木造阿弥陀如来立像」(もくぞうあみだにょらいりつぞう)と「円空佛三体」(えんくうぶつさんたい)も見学させていただけました。木造阿弥陀如来立像と円空佛三体は越谷市の文化財にも指定されています。

11:55 念仏橋|新方川

念佛橋(新方川) 五番目に向かったのは、安国寺から東武スカイツリーライン・せんげん台駅東口に向かう途中、新方川(にいかたがわ)に架かる念仏橋(ねんぶつばし)。正式表記は念佛橋。

念仏橋|名前の由来

念仏橋から眺める新方川 昔、お寺(安国寺)の住職が橋を渡ろうとしたら、橋から落ちて亡くなった人の霊が、住職の袖を引いたので、住職は、成仏できずにさまよっている霊が成仏できるうように、この橋を渡るときは必ず念仏を唱えた、という念仏橋の名前の由来をガイドさんが教えてくださいました。

念仏橋からせんげん台駅東口へ

土手(新方川) 念仏橋を渡って、新方川の土手沿いから最終地点のせんげん台駅東口へ

12:05 解散|せんげん台駅東口へ

せんげん台駅東口 正午ちょうどに、せんげん台駅東口に到着。班ごとにガイドさんのあいさつのあと解散。歩いた距離は約4キロ。歩いた時間は2時間半。「観光ぶらっとこしがや~初冬の平方方面を歩く」は、ガイドさんのうんちくある解説で、なごやかな雰囲気の中、楽しい寺社めぐりができました。

観光ぶらっとこしがや体験記

越谷市新方地区の桜名所と寺社めぐり|2019年4月4日
元荒川周辺の新越谷八景を歩く|2019年5月16日
越谷市の史跡探訪と文教大学の学生食堂で昼食|2019年6月14日
越谷市・日光街道沿い蒲生~南越谷の史跡めぐり|2019年10月24日

越谷市観光協会

観光ぶらっとこしがやは毎月一回回開催されます(開催しない月もあります)。観光ぶらっとこしがやの参加や申込方法などについては 越谷市観光協会のホームページ でご確認ください。イベントや講座のお知らせや越谷の観光スポットなどの情報も掲載されています。
 

コメントは受け付けていません。