越ヶ谷宿の甲冑めぐりガイドツアー<2017>に参加してきました。

2017年4月29日(土)。埼玉県越谷市の越ヶ谷宿の甲冑めぐりと古民家・まちなみガイドツアーに参加した様子を写真や動画とともにご紹介します。越谷市・旧日光街道周辺(越ヶ谷宿=こしがやじゅく)の古民家や商店に飾られている五月人形や鎧兜(よろいかぶと)を見学したり、越谷の史跡や名所、旧家など13箇所を巡ってきました。

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越ヶ谷宿の甲冑めぐりガイドツアー(2017年4月29日)

越ヶ谷宿の甲冑めぐりガイドツアー

今年(2017年)で5回目を迎える「日光街道越ヶ谷宿 春の宿場まつり 甲冑めぐり」(主催:越谷市本店商店街・越谷市商工会)。開催期間は4月25日(火)から5月7日(日)までの13日間。甲冑めぐり期間中、ガイドツアー(旧日光街道・越ヶ谷宿を考える会主催)が行なわれるのは4月29日(土)4月30日(日)の二日間。私は初日の4月29日(土)に参加しました。

越ヶ谷宿の甲冑めぐりガイドツアーの様子を時系列でご案内します。

10:00 集合(ガーヤちゃんの蔵屋敷:越谷駅東口)

ガーヤちゃんの蔵屋敷(越谷駅東口)

集合は東武伊勢崎線・越谷駅東口「ガーヤちゃんの蔵屋敷」前。ガーヤちゃんの蔵屋敷は2017年5月21日(日)にオープンする越谷市の観光物産拠点施設です。甲冑めぐりと古民家・まちなみガイドツアーの参加人数は9人。ガイドスタップ5人。参加費500円(事前予約制)。ガイドスタッフは、旧日光街道・越ヶ谷宿を考える会と越谷市郷土研究会のみなさん。今回のツアー行程の概要が説明されてツアー出発。

10:05 越ヶ谷駅停車場新設記念碑

越ヶ谷駅停車場新設記念碑

最初に向かったのは、越谷駅東口ロータリーにある越ヶ谷駅停車場新設記念碑。大正9年(1920年)4月に開設された越谷駅(東武鉄道)が平成11年(1999年)に高架線になって改築されたのを記念して建てられた記念碑です。石碑の正面には「越ヶ谷駅停車場新設記念」と彫られています。当時は「越ヶ谷駅」ではなく「越ヶ谷停車場」と呼ばれていました。

10:15 丸七果実店

丸七果実店(外観)
丸七果実店(店内)

2番目に訪れたのは丸七果実店(越谷市弥生町11-9)。「マルシチ」「マルシチフルーツ」の名で親しまれている越谷市の老舗果物店。地元では越谷の千疋屋(せんびきや)と呼ぶ人も。店内にはガラスケースに入った鎧兜や鍾馗様(しょうきさま)の人形が飾られていました。ちなみに東京日本橋の老舗果物店「千疋屋総本店」の屋号は、創業者が、武蔵国埼玉郡千疋村(現在の越谷市)に住んでいたことに由来しているそうです。あの高級果物店・千疋屋のルーツは越谷にあったとは意外でした。

10:25 八幡神社

八幡神社

3番目に訪れたのは八幡神社(越谷市越ヶ谷2-2-16)。江戸時代に宿場町として栄えた越ヶ谷宿は、本町・新町・中町の三つに区画されていて、この八幡神社は新町にあったことから「新町八幡神社」とも呼ばれています。建立されたのは約660年前、南北朝時代の文和2年(1353年)ごろと伝えられています。八幡神社の鳥居からは本殿越しに越谷ツインシティか見えます。江戸時代の人が見たら驚くでしょうね。

10:30 羊毛と古道具の店ソウイ

羊毛と古道具の店ソウイ(店先)
羊毛と古道具の店ソウイ(店内)

八幡神社の鳥居を出てすぐのところに開店準備をしているお店がありました。お店の名前は「ソウイ」。羊の原毛や古道具の販売のほかに羊毛の紡ぎ・フェルト・織り・染色などの講習会も予定しているそうです。羊毛と古道具の店ソウイの住所は越谷市越ヶ谷2-2-21 田中ビル1F105。越ヶ谷駅東口から徒歩約5分。2017年5月中に開店予定。開店したらぜひおじゃましてみようと思います。ソウイの店舗情報は Facebook( 羊毛と古道具の店ソウイ )で確認できます。

10:40 田中米穀店|端午の節句簡単工作

田中米穀店
武者人形の胸飾り

4番目に訪れたのは田中米穀店(たなかべいこくてん)。住所は越谷市越ヶ谷2-4-25。菱形の銅板戸袋(とぶくろ)が特徴的な建物で、昭和初期に建てられたそうです。越ヶ谷宿の甲冑めぐり期間中(4月29日・30日)は、10時から15時までの時間、無料で参加できる折り紙講習会と端午の節句簡単工作を開催。ツアー参加者全員で、端午の節句簡単工作に参加。武者人形の胸飾りを作りました。

10:55 横田診療所

横田診療所(外観)
横田診療所(看板)

5番目に寄ったのは横田診療所。内科・小児科・産婦人科・外科。住所は埼玉県越谷市越ヶ谷3-2-30。今も現役の診療所です。洋風を意識した横板張り(南京下見板張り=なんきんしたみいたばり)が特徴。レトロ感ただよう西洋風の木造二階建ての建物です。桃色の外観がモダンですね。昭和10年(1935年)築。昭和35年(1960年)までは郵便局として使われていました。

11:00 油長内蔵(あぶらちょううちくら)

油長内蔵(外観)
まち蔵カフェ(メニュー)

6番目に立ち寄ったのは、油長内蔵(あぶらちょううちくら)。油長(あぶらちょう)という屋号で油屋(あぶらや)を営んでいた旧家・山崎家の蔵(明治時代築)。老朽化により解体される予定でしたが、地元の中央住宅(ポラス)が買い取り、2015年に再生・改築、越谷市に寄贈されました。金土日は寄合処として「まち蔵カフェ」を営業。メニューは、コーヒー(和菓子付き)紅茶(クッキー付き)抹茶(和菓子付き)サンドイッチ(コーヒーまたは紅茶付き)など。詳細は 油長内蔵の公式サイト で。

11:10 浅間神社(せんげんじんじゃ)のケヤキ

越ヶ谷浅間神社
浅間神社のケヤキ

7番目に寄ったのは、越ヶ谷小学校の北側にある越ヶ谷浅間神社(せんげんじんじゃ)の境内にあるケヤキ。住所は埼玉県越谷市中町7。越谷市でいちばん大きなケヤキで、樹高23メートル・幹回り7メートル。推定樹齢600年の古木で「浅間神社のケヤキ」として越谷市の文化財(天然記念物)にも指定されています。

11:20 木下半助商店

木下半助商店(外観)
木下半助商店(店内)

8番目に立ち寄ったのは木下半助商店(きのしたはんすけしょうてん)。住所は越谷市 中町7-20。創業は江戸後期。大工道具や金物を今ではほとんど見られなくなった「座売り」で扱っているお店です。2015年に、越谷市では初の国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。店内には兜や武者人形も飾られていました。

11:35 小泉氏住宅(こいずみしじゅうたく)

小泉氏住宅(外観)
小泉氏住宅(土蔵)

9番目に紹介されたのは、小泉氏住宅(こいずみしじゅうたく)。住所は越谷市中町10-5。母屋は明治32年の越谷の大火により消失しましたが同年再建。土蔵(どぞう)は明治8年築。現在の土蔵(上の写真)は越谷の大火で焼失を免れた当時のもの。銅板張り土戸(つちど)など明治時代の防火対策を施した建築が見られます。

11:40 鍛冶忠商店(かじちゅうしょうてん)

鍛冶忠商店(外観)
鍛冶忠商店(店先)
鍛冶忠商店(甲冑飾り)

10番目に案内されたのは、鍛冶忠商店(かじちゅうしょうてん)。もともとは鍜冶屋(かじや)を営んでいたので、屋号はそれにちなんでいます。住所は越谷市中町10-6。明治33年(1900年)に建てられた蔵造りの建物で、日用雑貨や荒物などを売っています。今ではほとんど見られなくなった箒(ほうき)もあります(懐かしいですね)。店内には徳川家康が着用した甲冑をかたどって作られた甲冑飾りや鍾馗人形(しょうきにんぎょう)が飾られていました。

11:45 大野氏住宅(旧大野邸秤屋)

大野氏住宅(外観)
大野氏住宅(甲冑飾り)

11番目に訪れたのは大野氏住宅。旧大野邸秤屋(きゅう・おおのていはかりや)。住所は越谷市本町2-8-8。明治38年(1905年)ごろに建てられた土蔵造りの二階建て。甲冑めぐり期間中は、越谷いろはかるた大会・大判まちめぐりすごろく・越谷みこしの展示・甲冑着用体験・小物販売などのイベントが行なわれます。

大野氏住宅(蔵)
大野氏住宅(母屋)

敷地内にある蔵と母屋の中も見学させていただけました。蔵の一階には金色の兜が飾られていました。母屋の柱や天井・廊下など随所に職人の匠の技が施されています。床の間に使われている板材だけでも数百万円するそうです。旧家のお宅におじゃまできて貴重な体験ができました。

12:00 岡埜製菓(おかのせいか)

岡埜製菓(外観)
岡埜製菓(店内)

12番目に寄ったのは大沢橋のたもとにある岡埜製菓(おかのせいか)。住所は埼玉県越谷市越ケ谷本町6-3。明治25年創業。和菓子の製造と販売を行なっています。越谷名産のくわい(慈姑)を使ったくわい饅頭やくわい大福のほか塩あん大福・甘あん大福など(いずれも期間限定販売)が名物。店内には兜飾りが展示されていました。ガイドさんがツアー参加者全員に桜饅頭(さくらまんじゅう)を買ってくださいました。

12:15 八百喜・参の蔵(やおき・さんのくら)

八百喜参の蔵(外観)
八百喜参の蔵(蔵)

13番目、ツアー最後の場所は、八百喜・参の蔵(やおき・さんのくら)。昔は「八百喜」(やおき)という屋号の魚屋だったそうです。外見は石造りのように見えますが、洗い出しと呼ばれる製法で造られた木造の蔵。蔵の軒先には長さ8メートルもの鯉のぼりが飾られていました。鯉のぼりは明治時代のもの。蔵の二階の小窓からは武者人形が顔をのぞかせて、甲冑めぐりガイドツアー参加者を出迎えてくれました。

12:20 柏餅とお茶の接待(八百喜参の蔵)

お茶菓子の接待

甲冑めぐりと古民家・まちなみガイドツアーの最終地点、八百喜・参の蔵(やおき・さんのくら)の庭先で、柏餅とお茶が振る舞われました。10時に越谷駅東口(ガーヤちゃんの蔵屋敷)を出発して約2時間20分。ケヤキの木陰の下でひと休み。

アナログレコード鑑賞会(八百喜参の蔵)

ビートルズのレコード

八百喜参の蔵の1階の蔵内ではアナログレコード鑑賞会も行なわれていました。ご主人のコレクションのLPレコードやシングルレコードが展示されていて、リクエストするとレコードを聴かせてもらえます。ビートルズのレコード(LP・シングル)が展示されていたので、中学2年生のときにお小遣いを貯めて買ったヘイジュードをかけていただきました。レコードの音はやっぱりいいですね。ご主人ありがとうございました。

12:30 オルガニート(R) 演奏会(八百喜参の蔵)

八百喜参の蔵の庭先で、柏餅とお茶をいただきながら休憩をとっている時間を利用して、オルガニート(R) という手回しオルゴールの演奏会が行なわれました。オルガニート奏者は武田知絵美さん。人気ゲームの「ナイトオブナイツ」をはじめ「鯉のぼり」「ドレミの歌」「リンゴの唄&青い山脈」のほかオリジナル曲「秋風」などが演奏されました。素敵な音色に癒されました。上の動画は武田知絵美さんがオルガニート(R) で演奏した「ナイトオブナイツ」です。武田さんの許可を得てYouTubeにアップしました。ぜひお聴きください。

12:40 解散(八百喜参の蔵)

八百喜参の蔵

オルガニート(R) 演奏会が終わり、ここで解散。ガイドの方の分かりやすい解説もあって、越ヶ谷宿の史跡や旧家など、ふだんはなかなか目にすることのできない場所にも案内していただけて、貴重な体験ができました。3月に行なわれた「 越ヶ谷宿 雛めぐりガイドツアー 」に続いての参加でしたが、来年もまた参加しようと思います。

越ヶ谷宿の甲冑めぐり<2017>日程とイベント内容

越ヶ谷甲冑めぐりチラシ

越ヶ谷宿の甲冑めぐりは毎年、4月下旬から5月上旬に行なわれます。2017年の「日光街道越ヶ谷宿 春の宿場まつり 第5回 甲冑めぐり」(主催:越谷商工会議所 )は、イベント開催日が4月29日(土)30日(日)の二日間。甲冑展示は4月25日(火)から5月7日(日)まで。時間は10時から15時。会場は旧日光街道沿い周辺の古民家と商店。イベント開催日には、スタンプラリーや甲冑めぐりと古民家・まちなみガイドツアーなども行なわれます。
 

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