4月29日の季語と俳句。昭和の日あせし写真の原節子…他

林檎の花

4月29日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●林檎の花…たたずみて林檎の花の四方の中(富安風生)●昭和の日…昭和の日あせし写真の原節子(小野寺真弓)●残雪…残雪や雲に消えゆく伊賀の道(加藤楸邨)●白魚…あけぼのやしら魚しろきこと一寸(松尾芭蕉)――全24句。保健だよりや自治会の挨拶文などにお使いください。 林檎の花 林檎(りんご)は、春、白色のサクラに似た花を咲かせます。つぼみは濃い

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4月27日の季語と俳句。品川の宿に古る寺鐘供養…他

薊

4月27日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●海市(かいし)…軍艦のあとかたもなき海市かな(荒木かず枝)●すかんぽ…すかんぽを噛み過去は過去今は今(後藤比奈夫)●鐘供養…品川の宿に古る寺鐘供養(今井つる女)●薊…わが儘にのびて花さく薊かな(永井荷風)――全24句。絵手紙や町内会の挨拶文などにお使いください。 海市(かいし) 海市(かいし)とは蜃気楼(しんきろう)のこと。晩春のおだやか

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4月25日の季語と俳句。とらへたる柳絮を風に戻しけり…他

蜆汁

4月25日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●遠足…遠足の弾む列来て泥田照る(柴田白葉女)●柳絮(りゅうじょ)…とらへたる柳絮を風に戻しけり(稲畑汀子) ●蜆汁…蜆汁はや子も揃ふことまれに(中村汀女)――全24句。自治会のお知らせ文や社内報などの挨拶文にお使いください。4月25日は俳人・福田甲子雄(ふくだきねお)の命日(福田甲子雄忌)なので、福田甲子雄の俳句も紹介しています。 遠足

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4月23日の季語と俳句。わが路地の帯のごとしや暮の春…他

バラ園

4月23日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●薔薇…花びらの落ちつつほかの薔薇くだく(篠原梵)/●暮の春…わが路地の帯のごとしや暮の春(鈴木真砂女)●鰆(さわら)…一匹の鰆を以てもてなさん(高浜虚子)――全24句。町内会のお知らせやPTAだよりなどの挨拶文にお使いください。4月23日は俳人・五十嵐播水(いがらしばんすい)の命日(播水忌)なので、五十嵐播水の俳句も紹介しています。 薔薇(ばら

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4月21日の季語と俳句。春も早や招魂祭のころの雨…他

金盞花

4月21日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●金盞花(きんせんか)…金盞花淡路一国晴れにけり(阿波野青畝)●靖国祭/招魂祭…春も早や招魂祭のころの雨(富安風生)●鰊群来(にしんくき)…どんよりと利尻の富士や鰊群来(山口誓子)――全18句。イベントのお知らせ文や会報の挨拶文などにお使いください。 金盞花(きんせんか) 金盞花(きんせんか)は、キク科の赤みがかった黄色の花を咲かせ、花壇に

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4月19日の季語と俳句。埃たつうき世の嵯峨や御身拭…他

山査子の花

4月19日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●山査子の花…さんざしの花に来てゐる鳥の午後(稲畑汀子)●御忌(ぎょき)…なにわ女や京を寒がる御忌詣(与謝蕪村)●御身拭(おみぬぐい)…埃たつうき世の嵯峨や御身拭(蝶夢)●栄螺…さざえ焼く久方振りに炭火して(細見綾子)――全24句。保健だよりや町内会の挨拶文などにお使いください。 山査子の花(さんざしのはな) 山査子(さんざし)。山楂子とも

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4月17日の季語と俳句。家康忌大き茶山の押し並ぶ…他

藤棚|越ヶ谷久伊豆神社

4月17日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●藤…風入れてめざめかぐわし藤の頃(水原秋桜子)●乗込鮒(のっこみぶな)…先駆けを許さず乗込鮒の群(鷹羽狩行)●家康忌…家康忌大き茶山の押し並ぶ(百合山羽公)●春菜…盆に盛る春菜淡し鶴料理る(杉田久女)――全24句。サークル通信や自治会の挨拶文などにお使いください。 藤 藤(ふじ)はマメ科の蔓性落葉樹(つるせいらくようじゅ)。四月下旬から五

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4月15日の季語と俳句。雉なくや彼の梅わかの涙雨…他

海棠

4月15日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●海棠…楊貴妃の化粧道具や海棠花(政岡子規)●梅若忌…梅若忌日も暮れがちの鼓かな(飯田蛇笏)●木の芽和え…木の芽和え和厨に酢の香ゆきわたり(辻桃子)――全24句。自治会通信やお知らせ文などの挨拶文にお使いください。4月15日は俳人・藤田湘子(ふじたしょうし)の命日(湘子忌)なので、藤田湘子の俳句も紹介しています。 海棠(かいどう) 海棠(か

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4月13日の季語と俳句。みちのくの闇に野火して啄木忌…他

桜蘂(さくらしべ)

4月13日にふさわしい季語と俳句をより抜きました。●霞草…真昼間の微風ながらに霞草(石塚友二)●十三詣…人の子の花の十三参かな(松根東洋城)●五加飯(うこぎめし)…西行に御宿申さんうこぎ飯(小林一茶)――全24句。町内会やイベントの案内文などの挨拶文にお使いください。4月13日は歌人・石川啄木の命日なので、啄木忌を詠んだ俳句も紹介しています。 霞草 霞(かすみ)がかかったように白い小さな花

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